「社会」カテゴリーアーカイブ

富士通テン、車両全周囲立体モニタの技術で科学技術賞

車載カメラの3D合成­技術で高い評価を獲得

2015年4月7日、富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、社長:佐相秀幸、以下、富士通研究所)、富士通テン(本社:兵庫県神戸市、社長:山中明、以下、富士通テン)、ソシオネクスト(本社:神奈川県横浜市、会長兼CEO:西口泰夫、以下、ソシオネクスト)の3社は、文部科学省が主催する「平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「車の周囲を3次元的に見せる全周囲立体モニタ技術の開発」で科学技術賞(開発部門)を受賞。

また、併せて富士通研究所は、「エレクトロニクス実装用電子セラミック材料とプロセスの研究」で科学技術賞(研究部門)を受賞したと発表した。

カメラ画像を3D­合成し、モニター上に360度画面で表示

今回受賞した技術は、 続きを読む 富士通テン、車両全周囲立体モニタの技術で科学技術賞

日産のライフケアビークルの魅力、バリアフリー2015で

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日産自動車とオーテックジャパン「バリアフリー2015」に福祉車両6台を出展

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下日産)と株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:宮谷 正一)は、4月16日(木)から4月18日(土)までの3日間、 「インテックス大阪」で開催される「バリアフリー2015」(第21回高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展)にライフケアビークル(LV)を6台出展する。

日産ではクルマ生活における様々なシーンで、多彩な暮らし方による価値と活力を提供し、役立つツールとしての自動車を社会に向けて届けていく真摯な姿勢を込めて、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicles)と呼称。
個人ユースから施設における利用にまで幅広く対応する、豊富な車両ラインナップを取り揃えている。

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送迎仕様のe-NV200のほか、身近な福祉装備も広く公開していく

今回のバリアフリー2015では、日産の電気自動車でも初の商用車となる「e-NV200」をベースに、福祉施設や病院などでの送迎用として利用できる「送迎タイプ」を福祉展の会場で初披露していくほか、今春に発売を予定している「日産デイズ ルークス アンシャンテ 助手席回転シート」も先行して展示していく。

また、展示ブースでは、「自動ブレーキなら日産」として、前方の車両や歩行者との衝突回避をサポートする、「エマージェンシーブレーキ」や、テレビCMなどでもお馴染みの、上からまる見え「アラウンドビューモニター」など、日産の先進安全装備も広く消費者層に向けて紹介していく構えだ。

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「バリアフリー2015」概要
日時 :
4月16日(木)~4月18日(土) 10:00~17:00
会場:インテックス大阪 (大阪市住之江区南港北1-5-102)
主催:社会福祉法人大阪府社会福祉協議会、テレビ大阪
入場料:無料

関連URL バリアフリー2015

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関連URL  ライフケアビークルサイト

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日産自動車、こども自動車のダットサン・ベビイを再生

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こどもの国開園50周年記念に活用、日産ギャラリーでも展示

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、かつて1964年から翌年に掛けての期間。神奈川県横浜市青葉区にある「こどもの国」へこども自動車の「ダットサン・ベビイ」100台を寄贈した。

今回は現存していた寄贈車のうち保存していたクルマの1台を、こどもの国・開園50周年を機に再生。同園の50周年記念イベント等へ活用する。これに併せ3月28日からは、こどもの国・開園50周年にちなんだ写真展と、同車の展示イベントを日産グローバル本社ギャラリーにて開催する。

現天皇のご成婚に併せ誕生した「こどもの国」

そもそも「こどもの国」は、皇太子明仁親王殿下(現在の天皇陛下)・美智子妃殿下のご成婚に併せ、「次世代を担うこどもの健全育成のため児童福祉法に基づく児童厚生施設」というコンセプトで1965年5月5日にオープンした。

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ダットサン・ベビイの寄贈は、日産が同園の設立意義と社会的使命に強く共感して実現。子どもたちは、運転免許を持つ大人の運転で乗車するほか、園内で有効な「免許証」を取得すれば小学5年~中学3年は1人で運転できた。 続きを読む 日産自動車、こども自動車のダットサン・ベビイを再生

日本初の商用移動式水素ステーション、都内千代田区で24日開業

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水素ステーション設置の動きに先行して稼働

トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」が昨年末から市販されたことに伴い、現在、全国各地で水素ステーション設置の動きの胎動が始まっている。

そうしたなか、岩谷産業、大陽日酸、豊田通商が出資する合同会社「日本移動式水素ステーションサービス(東京都港区、代表職務執行者:中川浩司)」は、東京都千代田区の靖国神社のほど近くで日本初の商用移動式水素スタンド「ニモヒス水素ステーション九段(東京都千代田区三番町6)」の営業を24日から開始する。

同社が展開する移動式水素ステーションとは

このニモヒス水素ステーション九段における運用は、 続きを読む 日本初の商用移動式水素ステーション、都内千代田区で24日開業

利用は20分までなら無料。日産、横浜大規模団地で超小型EVのカーシェアリング開始

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いよいよ大規模団地での実証プロジェクトを開始

日産自動車は3月23日からURと共同で、神奈川県が国土交通省関東運輸局に申請した超小型モビリティ認定制度による居住者向けのカーシェアリングを開始すると発表した。利用車両はNISSAN New Mobility CONCEPT。

郊外型大規模住宅団地での居住者向けカーシェアリングは全国初の取り組みで、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下「日産」)と、独立行政法人都市再生機構東日本賃貸住宅本部(本社:神奈川県横浜市中区、理事長: 上西 郁夫)ことURと共同でのテストプロジェクトとなる。

対象エリアは横浜市旭区の左近山団地とその周辺地域

日産自動車とURは、団地の活性化方策と超小型EVの活用可能性を探るため、2013年からUR賃貸住宅団地に超小型EVを協働して試行導入して、団地の狭い通路での走行優位性や近距離移動での利便性等を検証してきた。

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今回のテストプロジェクトの対象エリアは、横浜市旭区の左近山団地とその周辺地域。日産自動車は、神奈川県並びにURと2013年の5月から、同地域のNPO法人で高齢居住者に対する見守りや、学童に対する交通安全・連れ去り防止を精力的にサポートする「オールさこんやま」のふれあい助け合い活動を下支えするなど、ステップを踏んで同プロジェクトを進めてきたが、今回はそのステップ4にあたるもの。

利用料金は最初の20分間は無料、以後、20分ごとに200円

ステップ4のカーシェアリング用に用意された超小型モビリティは5台。左近山団地内に2か所の貸し出し、返却拠点を設けて、7時30分から19時30分まで利用できる。利用料金は最初の20分間は無料、以後、20分ごとに200円。

カーシェアリングの仕組みとしては、株式会社フルタイムシステム(本社:東京都千代田区、社長:原 幸一郎)の24時間無人鍵貸出機(F-rents)を利用する。同システムは24時間、問い合わせが可能でマンションカーシェアリングシステムとして既に60棟に導入された実績がある。

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具体的な貸し出しの流れは、まずWebページで5台の超小型モビリティの利用状況を確認して予約。利用時には、あらかじめ取得した個人認証キーをF-rentsにかざすことで、超小型モビリティと充電コンセントの鍵を納めたボックスを開ける。利用後は車を充電コンセントに接続し、個人認証キーでボックスを開けて、鍵を返却する。

どのようなプロジェクトなのか、利用車両について

プロジェクト実施の目的は、包括的には郊外型の大規模住宅団地とその周辺地域におけるクルマ社会の活性化、さらには多様な利用ニーズに応えるべく公共交通機関を補完する身近な乗り物として、超小型モビリティ活用の可能性を検証していくことにある。

具体的な検証目的の1つ目は、対象地域の総戸数が2104規模でありながら、相鉄線二俣川駅からバスで13分、横須賀線東戸塚駅からバスで20分の位置にあたることから、最寄駅までのバス便を補完する役割となり得るかを調査すること。2つ目は、対象地域の活性化のため先の「オールさこんやま」以外の多様な団体・個人の活動への活用可能性を調べること。3つ目は団地居住者の利便性の向上と入居希望者への訴求性を検証することにある。

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利用される日産自動車の2人乗り電気自動車「NISSAN New Mobility CONCEPT」は、リチウムイオン二次電池を搭載したEVで、全長2340mm×全幅1190mm×全高1450mm、車重は470kg。最高速度は時速80km。ただし横浜市の実証実験では時速30km制限エリア内を走行するなど低速走行を中心に実証実験を進めている。

2011年9月29日に公道走行に必要な大臣認定を国土交通省から取得しており、開発のベースはフランスRenout(ルノー)が2011年末に欧州での価格を公表したEV「Twizy(トゥイージー)」。ちなみに2011年末当時のTwizyの価格は6990ユーロ(約80万円)からとなっていた。

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マツダ、ミラノデザインウィーク2015に出展

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「Mazda Design クルマはアート」をテーマに据える

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、イタリアのミラノにおいて4月14日から19日の期間で開催される「ミラノデザインウィーク2015」に出展する。

展開エリアは「ブレラ美術館」があり、昔ながらのクラシックなギャラリーから最新アートを展示したモダンギャラリーまでが軒を連ねるアートの拠点。特にミラノの中でもひときわシックな地域としてしられるブレラ地区において『Mazda Design クルマはアート』をテーマに開催する。

イタリアで開催されるミラノデザインウィークとは

ミラノデザインウィークとは、毎年4月、イタリアのミラノで家具の見本市「ミラノサローネ」や、市街でのデザインイベントなど、一流のデザイナーやブランドのデザインマインドが結集する1週間のことをそう呼んでいる。

具体的には、同時期に開催される「ミラノサローネ国際家具見本市」に併せて、ミラノ市内の各所で実施されるデザインイベントの総称。家具や工業製品などの展示会や、パフォーマンス、講演など、様々なデザインに関連するイベントが繰り広げられる1週間だ。

この時期のミラノは、いわばファッションにおける「パリコレ」のように、インテリアや家具、空間デザインの最新情報の発信の場となっており、様々な切り口で最新のライフスタイルとデザインが展開され、デザインを身を以て”体感”できる街になる。

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人の心を動かすクルマのデザインを表現していく

マツダはこのイベントに「クルマはアート」というスローガンを掲げ、人の心を動かすクルマのデザインに日々挑戦している同社のインスピレーションを伝えていくという。

クルマは移動の道具であることから、動きのある造形や、光のうつろい等による生命感の表現を表していく必要があり、時にはクルマ以外の作品の創作を通じて、モノに魂をふき込むための技術や表現力に磨きをかけている同社のクラフトマンシップを表現していくようだ。

今回の『Mazda Design クルマはアート』においては、こうしたデザイン研鑚の過程で生まれたアートワークを、進化したデザイン表現を適用したコンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-3」や2人乗り小型オープンスポーツカー「マツダロードスター」といったマツダの最新モデルとともに展示。

2013年に続き今回が2回目の参加となるマツダは、『Mazda Design クルマはアート』を通じて、マツダのデザイン領域における取り組みを、世界有数のデザインイベントにおいて展開していくとしている。

以下は2013年に出品した同社の「魂動デザインをイメージしたイス」を制作した職人のこだわり連載(マツダ公式ブログ)
▲「魂動をイメージしたイス」に込められたモノづくり
・イントロダクション
・クレイモデラーが込める温もりと魂
・磨きの職人が追い求めた脚の質感
・二人の師弟ハードモデラーの挑戦

▲デザイン本部長前田が語るブランドデザインに込めた想い
・Be a driver. サイト(This is Mazda Design)
クルマに命を与える それがマツダのデザイン

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ホンダ、日本強靭化大賞2015で優秀賞を受賞

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ホンダ、3部門の関連技術で日本強靭化大賞を獲得

本田技研工業は、水素関連技術の「スマート水素ステーション」ことSHSと、燃料電池自動車や電気自動車から家庭や様々な機器等への電力供給を行うV2X関連技術の「V2H対応DC普通充電器“Honda Power Manager”」ことHEH55、および「外部給電器“Honda Power Exporter CONCEPT”(以下、Power Exporter)」ことPowerExporterが、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」の企業・産業部門で優秀賞を受賞したことを発表した。

ジャパン・レジリエンス・アワードとは

ジャパン・レジリエンス・アワードは、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が創設した制度。

レジリエンスジャパン推進協議会自体は、国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産、学、官、民が連携してレジリエンス立国を構築していくことを目的として設立された協議会だ。

同評議会は、次世代に向けたレジリエンス(強靭化)社会を構築するための先進的な活動を発掘して評価し表彰する。

第1回は強くてしなやかな国・地域・人・産業づくりがテーマ

第1回となる本年度は、“強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等”を実施している企業・団体の中から入賞した95件が表彰された。

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ホンダは、「電動化モビリティを活用したV2Xによる強靭なコミュニティづくりへ貢献する機器の提案」というテーマで、自社で取り組む電動化モビリティと低炭素社会の実現化技術のコンセプト「つくる・つかう・つながる」の中から「つくる」と「つながる」に関連する3技術のSHS、HEH55、Power Exporterを提案。

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同アワード事務局より、本業との関連性において目的や方法が自社の強みを活かしたものであり、また事業に従来の企業活動と明確な差異が見られ広がりが期待できるといった点で、高い評価を受けた。

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SUZUKIモーターサイクルショー2015の出品概要発表

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東西ふたつのモーターサイクルショー2015に出品

スズキ株式会社は、インテックス大阪で開催される「第31回大阪モーターサイクルショー2015」(3月20日~22日)、東京ビッグサイトで開催される「第42回東京モーターサイクルショー」(3月27日~29日)に以下の内容で出品する。

今回のスズキブースは「スポーツ」をテーマとし、4年ぶりにMotoGPに復帰する「チームスズキ エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)」の参戦車両「GSX-RR」や、日本初公開となる海外向けの新型モデル「GSX-S1000 ABS」、インドで雑誌、TV局が主催するバイクオブザイヤーを9つ受賞したインド生産の150ccスポーツバイク「GIXXER」など5モデルを参考出品する。

また市販車は、3月に販売を開始する新型110ccスクーター「アドレス110」や、50ccスクーター新型「レッツ」をはじめとした国内モデル13台を出品。スズキブースでは、世界最高峰のMotoGP参戦車両「GSX-RR」にまたがることが出来るコーナーを設けるなど、実際に触れることが出来る車両を数多く展示し、スズキ二輪車の魅力を充分に体感できることを目指している。

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モーターサイクルショー2015での主な出品車両

・参考出品車・
GSX-RR(MotoGP参戦車両)
GSX-S1000 ABS/GSX-S1000F ABS(輸出モデル)
GSX-R1000(MotoGPカラー・輸出モデル)
GIXXER(インド生産モデル)

・市販車・
アドレス110(3月19日発売)
レッツ(3月13日発売)
V-Strom1000 ABS/V-Strom650XT ABS(オプション装着車)など

モーターサイクルショー2015 スペシャルサイトはこちらから

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トヨタ自動車、IOCのTOPパートナーに決定

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トヨタ、2024年迄のIOC TOPパートナー契約締結を東京で発表

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は3月13日、国際オリンピック委員会(以下、IOC)との間で、東京オリンピックを含む2024年までのIOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」契約を締結し、東京にて発表会を実施した。契約額は非公表だが、総額1000億円規模とみられる。

発表会にはIOCのトーマス・バッハ会長、竹田恆和(つねかず)マーケティング委員長(兼 日本オリンピック委員会会長)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長をはじめとするオリンピック関係団体の関係者、および当社代表取締役社長の豊田章男が出席した。

IOCとの間で締結されたTOPパートナー契約の詳細

IOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」とは、オリンピックの最高レベルのグローバルスポンサーシッププログラムで、夏季・冬季オリンピック大会および関連活動について、締結したスポンサー企業がグローバルで支援を行う。

具体的には、五輪マークを使って世界的な宣伝などができるようになる。また競技場などで対象となった製品を使うことで、企業名や製品、ブランドの認知度向上にもつなげられるが、支援対象は1業種1社に限られており、今回はIOCが新たに「モビリティ分野」を設け、初めてトヨタが選ばれた恰好だ。

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同プログラムは1985年に始まり、日産自動車が大会組織委員会に協賛する16年リオデジャネイロ五輪の翌年から全世界で権利を行使できる見込み。

今回締結の対象期間は、東京オリンピックを含む2015年~2024年(2015年~2016年の16年までの権利対象国は日本国内に限られる。2017年からはグローバルの権利)。

支援を行う主な対象製品は、モビリティ分野のVehicles(乗用車、小型モビリティ、商用車など)と、Mobility Services(ITS、テレマティクスサービスなど)となっている。

契約締結を発表した会場での各位のコメント内容

発表会においては、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の副会長も務めるトヨタの豊田章男社長は、「栄誉あるTOPパートナーの名に恥じないように、皆さまに『トヨタを選んでよかった』と思っていただけるように、オリンピック・ムーブメントの推進に貢献してまいりたいと思います。オリンピックの旗のもと、関係者、自動車業界の皆さまと心ひとつに、スポーツの力を『平和で差別のない、より良い社会づくり』に役立てていくお手伝いをしてまいりたいと思います」と述べた。

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一方IOCのトーマス・バッハ会長は、「『オリンピック・アジェンダ2020』は、オリンピック・ムーブメントの未来に向けた戦略的ロードマップです。IOCは、本アジェンダに掲げられている持続可能なモビリティ・ソリューションを提供する重要なパートナーとして、トヨタの参加を歓迎いたします。今回の合意は、IOCとオリンピック・ムーブメントの未来に対する、トヨタの強力なコミットメントの現れであると共、『オリンピック・アジェンダ2020』を推進するうえで重要な役割を果たすものと受け止めています」と結んだ。またトヨタの燃料電池車「ミライ」に試乗したことも自ら明かした。

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IOC TOPパートナーが支える現代のオリンピック

IOCのTOPパートナープログラムは、商業化路線で成功した1984年のロサンゼルス五輪組織委員会の制度を参考に翌1985年にスタート。協賛金収入の半分が各五輪の大会組織委に、40%が各国・地域の国内オリンピック委員会に配分される。

またこれとは別に五輪の組織委は個別に国内でマーケティング活動を展開でき、2020年東京五輪・パラリンピック組織委はこれまでNTTなどの5社と契約している。

なお現段階では、TOPパートナーとして米コカ・コーラなどが契約を結んでおり、トヨタで12社目。日本企業としてはパナソニック、ブリヂストンに次いで3社目となる。

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ピレリワールドチャレンジ開幕戦、新型キャデラックATS-V.Rは3位スタート

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新型「キャデラックATS-V.R」今シーズン開幕を3位で飾る

キャデラックレーシングは、3月6日~8日に米国テキサス州オースチンで開催されたSCCAピレリワールドチャレンジ開幕戦で新型キャデラック『ATS-V.R』がデビューした。初日の7日はカーナンバー3番のジョニー・オコネル選手が3位、2日目はカーネンバー3番のジョニー・オコネル選手が7位となった。

キャデラックATS-V.Rは、新型キャデラック『ATS-V』をベースとしたレーシングカー。最高出力600psを発揮する3.6リットルV6ツインターボ「LF4.R」エンジンを搭載し、FIA GT3レギュレーションを満たすもの。

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1986年から続くSCCAピレリワールドチャレンジ

SCCAピレリワールドチャレンジは1986年から続くシリーズ。キャデラック・レーシングは2004年にチームを立ち上げて以来、チーム・キャデラックは26勝し、91度の表彰台と22度のポールポジションを獲得している。
チームは2005年、2007年、2012年、2013年、2014年と5度のワールド・チャレンジ・マニファクチャラー・チャンピオンシップを獲得。ワールド・チャレンジ・ドライバーズ・チャンピオンシップでは、2005年にアンディ・ピルグリム選手。2012年、2013年、2014年は、ジョニー・オコネル選手が獲得した。

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次回レースは、3月27日~29日にフロリダ州のセントピーターズバーグにあるSt. Petersburg Cadillac Grand Prixで開催。

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