没入型エンタメ環境の提供企業ドルビーラボラトリーズ(Dolby Laboratories)は6月24日(ミュンヘンおよびインゴルシュタット発)、アウディとの提携を発表した。これにより、アウディの一部車種にドルビーアトモス(Dolby Atmos)が導入される。ドルビーアトモス搭載車は2025年7月に初出荷予定としている。
この提携は、最先端のオーディオ技術によってドライビング体験を新たな高みへと引き上げるという両社のコミットメントを強調するもの。
ドルビーアトモスは、アーティストの創造的ビジョンを余すところなく表現し、リスナーを音楽の世界へと誘う役割を持たせているソリューション。
ドルビーラボラトリーズによると同機能は、アーティストとファンの間により深い繋がりを生み出し、リスナーをお気に入りの楽曲に没入させ、比類のない明瞭さと深みであらゆるディテールを鮮やかに描き出すことによって、従来のリスニング体験を凌駕するものだと謳っている。
今後2025年7月から、以下モデルにドルビー アトモスが搭載される予定。
アウディQ7
アウディQ8
アウディA8
アウディ e-tron GT
なお、こうしたプレミアムカーに搭載されることが多いバング&オルフセン(Bang & Olufsen/デンマークのオーディオ・ビジュアル製品メーカー)プレミアム3Dサウンドシステムは、ドルビーアトモスに対応できるよう特別に設計されている。
ドライバーと助手席の乗員は、Audi Application StoreやAmazon Music、Audible、Tidalなどの統合アプリを使用して、マルチメディアインターフェース(MMI)経由でドルビーアトモスの楽曲を直接、直感的に再生できる。
なお今回のドルビーとアウディの戦略的パートナーシップにより、両社は、高品質で臨場感溢れるサウンドスケープによって運転体験を新たなレベルに引き上げるというメッセージを自動車業界に浸透させていきたい構えだ。