5月22日(金)発表分の乗用車系リコール情報は、5メーカー・5車種。いずれも不具合件数ならびに事故発生は無く、詳細は該当車の保有ユーザーに対して追って、連絡が届く見込み。
—————————————————————————————————【三菱 ランサー】
◎不具合の部位(部品名):エアバッグ装置(インフレータ)
◎基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認した。
そのため、長期間使用する過程で大気中の水分がインフレータ内部に浸入し、ガス発生剤が吸湿してエアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがある。
◎改善措置の内容:全車両、予防的措置としてインフレータを新品と交換、または助手席エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示する。
また、交換用部品の準備ができた段階で年式の古いものから順次新品と交換する。なお、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。
◎不具合件数:0件、事故の有無:無し
◎発見の動機:市場回収品の調査結果による
◎自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
・使用者:交換用部品の準備ができた段階で、ダイレクトメール等で通知する。(6月下旬予定)
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近に No.3576のステッカーを貼付する。
※概要は上記の通り、該当車の保有ユーザーに対して追って連絡が届く見込み。
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【スバル インプレッサ】
◎不具合の部位(部品名):エアバッグ装置(インフレータ)
◎基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、部品メーカーで市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認した。
このため、原因は判明していないが、エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがあるため、予防的措置として当該インフレータを新品に交換する。
◎改善措置の内容:全車両、当該インフレータを新品に交換するとともに、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。
なお、交換用部品の準備に時間を要することから、部品が供給できるまでの暫定措置として、助手席用エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示する。
◎不具合件数:0件、事故の有無:0件
◎発見の動機:部品メーカーからの情報による
◎自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
・使用者:ダイレクトメール、直接訪問又は電話で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に記載する。
・改善実施済車には、運転席側ドア開口部のドアロックストライカー付近にNo. 3578のステッカーを貼付する。
概要は上記の通り、該当車の保有ユーザーに対して追って連絡が届く見込み。
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【マツダ アテンザ】
◎不具合の部位(部品名):エアバッグ装置(インフレータ)
◎基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、部品メーカーで市場回収品を調査した結果、異常展開に繋がるおそれがあるガス発生剤の密度低下が認められた。
このため、原因は判明していないが、一定の期間までに製造した同タイプのインフレータについて、予防的措置として当該インフレータを新品に交換する。
◎改善措置の内容:全車両、当該インフレータを新品に交換するとともに、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。
なお、交換用部品の準備に時間を要することから、部品が供給できるまでの暫定措置として、助手席用エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示する。
◎不具合件数:0件 事故の有無:無し
◎発見の動機:部品メーカーからの情報による。
◎自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.3579 のステッカーを貼付する。
※概要は上記の通り、該当車の保有ユーザーに対して追って連絡が届く見込み。
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【マツダ ボンゴ】
◎不具合の部位(部品名) エアバッグ装置(インフレータ)
◎基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:運転者席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、部品メーカーで市場回収品を調査した結果、異常展開に繋がるおそれがあるインフレータ容器内圧の異常出力が認められた。
このため、原因は判明していないが、一定の期間までに製造した同タイプのインフレータについて、予防的措置として当該インフレータを新品に交換する。
◎改善措置の内容:全車両、当該インフレータを年式の古いものから順次新品と交換する。なお、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。
◎不具合件数:0件 事故の有無:無し
◎発見の動機:部品メーカーからの情報による。
◎自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.3580 のステッカーを貼付する。
※概要は上記の通り、該当車の保有ユーザーに対して追って連絡が届く見込み。
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【BMW 523d】
◎不具合の部位(部品名) :走行装置
◎基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:走行装置(ホイール)において、「軽合金製ディスクホイールの技術基準」に規定されている当該技術基準に適合することを保証された製品に対して行う表示(ホイールサイズ)が不鮮明なため、保安基準の適合性が確認できない。
◎改善措置の内容:全車両、当該ホイールのホイールサイズ打刻を確認し、必要に応じ良品と交換する。
◎不具合件数:0件、事故の有無:0件
◎発見の動機:ドイツ本国からの情報による
◎自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
・使用者:ダイレクト メールで通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に、外-2178 のステッカーを貼付する。
※概要は上記の通り、該当車の保有ユーザーに対して追って連絡が届く見込み。
以上