ブレンボ、F1® The Movieに登場

自動車・二輪車用ディスクブレーキメーカーのブレンボ(Brembo S.p.a. /本社:伊ロンバルディア州ベルガモ県クルノ、CEO:ダニエレ・スキラッチ)は6月24日(北米東部標準時)、『 F1® The Movie(F1 ®ザ・ムービー/原題:F1)』の公式パートナーとして、映画に登場する最先端のブレーキシステムの設計と供給に選ばれたことを明らかにした。

同社によると自社ブランドの映画参加について、「現実世界では、F1®の全10チームが既にブレンボの世界クラスのブレーキシステムを採用しています。そして今、新たなチームが加わります。

Apple Original Filmsの『F1®ザ・ムービー』に登場する架空のチーム、APXGPです。

それはジョセフ・コシンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマー製作、ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデム主演の待望の夏季イベント映画です。

映画の公式パートナーとして、ブレンボは劇中に登場するF1マシンのブレーキシステムの設計・供給を担当しました。

実際のF1グランプリ週末に撮影されたこの映画は、リアルなレースと映画的なストーリーテリングを融合させています。

ピット、イドリス、そしてスタントドライバーたちは、ブレンボの最先端ブレーキにより、撮影現場で4Gを超える減速を体験しました。これは、一般のドライバーが路上で感じる減速の3倍以上に相当します」と説明している。

より具体的に同社は、映画に登場するAPXGPマシンのブレーキシステムの設計に加え、モータースポーツ界50周年を記念した共同プロモーションキャンペーンでこの映画を支援した。

そもそもブレンボは現実世界に於いて、1975年にフェラーリと共にF1®に参戦し、数え切れないほどの勝利とチャンピオンシップを含む伝説を刻み始めた。

そうした歩みについてブレンボの最高マーケティング責任者であるマウロ・ピッコリ氏は、「モータースポーツ界のあらゆるチームが50年にわたりブレンボと提携し、最高のパフォーマンス、信頼性、安全性を備えた精密ブレーキを提供してきました、

『F1® ザ・ムービー』でAPXGPマシンにブレンボのブレーキを供給できた ことは、他に類を見ない挑戦であり、光栄でした。

ブレーキほど信頼を必要とする車両部品はありません。そして、ブレンボは路上、サーキット、そしてスクリーン上でも、レーシングマシンに求められる信頼に応えています。

また今回の協力関係により、この映画はF1®レースの緊迫感とリアリティを余すところなく捉えています。

しかし当社の役割は、映画上のパフォーマンスの発揮だけに留まらず、あらゆるグランプリシーンに注ぎ込まれる情熱と、技術的な厳格さに根ざしたリアリティにあります。

ブレンボのエンジニアは、APXGPマシン特有の要求に合わせてブレーキシステムをカスタマイズし、重量配分、タイヤグリップ、空力バランスといった重要な要素を、実際のチームと同様に分析しました。

イタリア、ベルガモ郊外の小さな工房で始まったブレンボは、自動車のイノベーションにおける世界的なベンチマークへと成長しました。

ブレンボの歩みは、モータースポーツと映画製作の両方に共鳴する、パフォーマンス、情熱、そしてデザインの向上への絶え間ない追求によって特徴づけられています」と述べた。

現実のレースと映画のストーリーテリングの境界線が曖昧になる中、ブレンボは両方の世界の交差点に立ち、映画の世界に於いても、信頼、テクノロジー、そしてスリルを届けている。

グランプリの白熱したレースでも、映画のハイスピードシーンでも、ブレンボはブレーキが車の中で最も信頼できる部品であることを改めて証明している。

実際、50年前にF1®に参入して以来、ブレンボは二輪車と四輪車のほぼすべてのシリーズにブレーキシステムや部品を供給するまでに成長した。

これまでにブレンボは、モータースポーツ全体で700以上のチャンピオンシップタイトルと500以上のF1®グランプリ優勝に貢献してきた。

そんなブレンボが新たな勝利を収められるかどうか、6月25日に国際公開され、それは6月27日に北米で公開される映画『 F1®ザ・ムービー』で表現されていると結んでいる。

F1 ®ザ・ムービーは、Apple Original FilmsとWarner Bros. Pictures 、モノリス・ピクチャーズ /ジェリー・ブラッカイマー/ Plan B Entertainment / Dawn Apollo Films 制作、ジョセフ・コジンスキー監督作品による映画作品であり、本作は2025年6月16日ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでプレミア上映された後、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズにより6月27日に全米の劇場およびIMAX ®で公開される。

その内容は、架空のF1チーム「APX GP」に所属する若手ドライバーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と、ピアースをサポートするために現役へ復帰したベテランドライバーのソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)を取り巻く関係者たちが織りなすドラマとなっている。