日野自動車(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡)は、2026年1月3日~17日、サウジアラビアを舞台として開催されるダカール・ラリー2026に「日野チームスガワラ」(代表:菅原照仁氏、総監督:小木曽聡)として参戦する。(写真は2024年大会の参戦車両)
全国販売会社のメカニック選考会で選抜された、西東北日野自動車の田澤正和(たざわ まさかず)氏、南関東日野自動車の今川博貴(いまがわ ひろき)氏、広島日野自動車の菊池拓実(きくち たくみ)氏の3名がチームに帯同。
メカニックとしてお客様の稼働を徹底サポートするために磨いた技術を生かして、物資や設備が限られている中、14日間かけて約8000kmもの悪路を走り抜ける過酷なレースでゴールまで車両が停まることなく進み続けられるようサポートを行う。
2026年大会では、2025年大会の車両(HINO600シリーズ)をベースに、悪路走破性向上によりレース中の平均車速を上げ上位入賞することを目指している。
前回大会で得た解析データと乗員からのフィードバックをもとに、チームメンバーで議論を重ね、サスペンションの改良や前回大会でトラブルに見舞われたトランスファー(四輪駆動車において、エンジンからトランスミッションを経由して伝わる駆動力を前後輪へ配分する装置)の破損対策などを施し、更に戦闘力を上げた車両を開発する。
日野は「世界一過酷なラリー」と言われる場で、全国から選び抜かれたメカニックと、改良を重ね熟成させた車両により最高の総合品質(トータルサポート品質×商品品質)を実現しゴールを目指す。そして、ラリーに関わる全ての仲間の更なる成長・活躍を目指し、35回目のダカール・ラリーに挑む。
チーム代表、ドライバー 菅原照仁氏
25年大会では上位勢と互角に争える感触を得られた一方で、リタイヤに直結する深刻なトラブルにも見舞われました。そのピンチをチーム一丸となって乗り越えたことで、チーム力はより一層高まっています。26年大会に向けてはトラブルに対する改良に留まらず、攻めのマシン作りで更なる高みを目指します。日野自動車として35回目のダカール・ラリーに是非ご期待下さい。
メカニック 西東北日野自動車 田澤正和氏
西東北日野自動車の代表として参戦できることに感謝しています。社員全員の想いと、選考会で共に切磋琢磨した仲間の想いも背負って全力でサポートして参ります。今回大会で35回連続完走し、前回参戦した販売会社メカニックから引き継いだバトンを必ず次に渡します。
メカニック 南関東日野自動車 今川博貴氏
夢であった日野チームスガワラのメカニックとしてラリーに参戦できることをとても嬉しく思います。「世界一過酷」と呼ばれているレースですが、今まで学んだことを生かしたうえで新しいことを学び、どんな困難もチーム全員で乗り越え上位入賞できるように全力を尽くします。
メカニック 広島日野自動車 菊池拓実氏
以前より目標にしていたダカール・ラリーの舞台にメカニックとして挑める事を誇りに思います。仲間に信頼されるよう、謙虚な気持ちで戦って参ります。過酷な環境ではありますが、どんなトラブルが起きても的確な判断と正確な整備でチームを全力で支えます。
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さて先の合弁の流れもあり、心ならずもダカール・ラリー参戦の行方を懸念していた向きもあったと思われるなか、今回の参戦決定は日野自動車やチームだけでなく、長らく続いてきた販売会社のメカニックが参加する形が崩れず今後も続く予感を感じさせること自体が何よりのこと。日野としては参戦中だけではなく、レースに至るまで過程に於いても情報発信していくという。
<日野チームスガワラ>
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ルートマップ
引用:ダカール・ラリー公式サイト Official website of the Dakar Rally