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伊ブレンボ、AIブレーキシステムの記者試乗会を実施

1975年以降、競技スポーツの世界最高峰ブランドに登り詰める

伊・ブレンボ( Brembo S.p.a./所在地:ロンバルディア州ベルガモ県クルノ )は7月31日から8月1日の2日間、栃木県栃木市のGKNプルービンググラウンドに於いて報道陣を募り、インテリジェントブレーキシステム「SENSIFY™(センシファイ)」の記者向け試乗会を実施した。( 坂上 賢治 )

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ケータハム、BEVクーペの「プロジェクトV」発表

英ケータハムは英国時間の7月12日、2025年後半から2026 年前半に投入予定の軽量EVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表した。開発当初からピュア電動車として設計された同車は、チーフデザイナーのアンソニー・ジャナレリの手になるもの。その構想は伊・イタルデザインの協力により日の目を見た。( 坂上 賢治 )

そんなプロジェクトVは、リヤアクスルに搭載された200kW(272PS)のシングルモーターを動力源とするバッテリー電気パワートレインを採用。

これに革新的な熱マネジメントを備えた55kWhのUSOCリチウムイオンバッテリーパックを組み合わせる。チャージングは150kWのDC急速充電器を使えば15分間で20→80%まで復旧する。絶対性能は 0-62m/h(100km/h)加速が4.5秒未満、推定最高速度は143m/h(230km/h)、WLTP航続距離は249マイル(400km)となっている。

設計哲学はセブンと同様のミニマムデザインを標榜。それゆえ軽量・シンプルであることが信条だ。シャシーはカーボンファイバーとアルミニウムの複合構造とすることで2+1シートレイアウトのパッケージングで車両重量 1,190kgが最終目標だ。

ケータハム・カーズのCEOであり、新設のケータハムEVoのCOOでもあるボブ・レイシュリー氏は、「プロジェクトVは単なるコンセプトやデザインスタディではなく、開発段階を通じてエンジニア リングと生産の実現可能性を検討してきました。

どのような形やサイズであれ、ケータハムブランドのEVは、我々のDNAである、軽量でシンプル、比類のないドライビング体験を提供するという、私たちを他の誰とも違う存在にしているものに忠実でなければなりません。

加えてプロジェクトVは、会社を持続的に成長させ、同時に電動化を探求するという私たちの野心を満たすものでもあります。

そんなプロジェクトVの今後の成長は、次の段階に向けての開発方針と、我々並びに社会の技術成長次第のところもありますが、そもそもプロジェクトVは2025年後半から2026年前半には市場投入する計画であり、その際の価格帯は最低小売価格で8万ポンド未満からを目標にしています」と述べた。

対してプロジェクトVのチーフデザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏は、「ケータハム・セブンのデザインはシンプルかつミニマリストであり、軽量で運転が楽しいという本来の機能のためにデザインされています。

一方プロジェクトVでは、この哲学をスポーツ・クーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを創り上げています。

それには軽さを維持し、ドライバーのエンゲージメントを最適化するために重量の観点からすべての機能が本当に必要かどうかの正当化を再定義されなければなりません。

現在のプロジェクトVは、ショーカーとして2+1のシートレイアウト(オプションで 2+2)を採用しており、乗降性など後席乗員の快適性を高めると共に、将来のオーナーの使い方の柔軟性を高めています。

またインテリアの中心には、スマートフォンのミラーリング機能を備えたシンプルでドライバーにフォーカスしたインフォテイン メント・システムがあり、デジタル・インストルメント・クラスターが主要な情報を表示します。

ドライバーは、様々な環境に合わせて加速と操作性をインテリジェントに調整するドライビング・モードを、ノーマル、スポーツ、 スプリントから選択可能です。

加えてフルアジャスタブル・ジオメトリーのダブルウィッシュボーン式フロント/リア・サスペンション、電動アシスト・パワ ーステアリング、Michelin Pilot Sport 4S タイヤ(フロント 19 インチ、リア 20 インチ)、高性能キャリパー 付きディスクブレーキを、このコンセプトカーは装備しています」と話す。

このコンセプトカー造りに関わったイタルデザインのビジネス・ディベロプメント・マネージャー、アンドレア・ポルタ氏は、「ケー タハムとアンソニー・ジャナレリのパートナーとなり、プロジェクトVを実現できたことを嬉しく思います。

私達は、クルマ造りに於ける様々な場面で、将来の生産バージョンを滞りなく市場に投入できるように、商業的に実行可能なコンセプトカー やプロトタイプ車を生産してきた私たちの経験をこのプロジェクトVに活用しました。

そんなプロジェクトVは決してセブンの代わりなどではなく、言わばセブンを補完する存在なのであり、ケータハムのコアバリューを維持することで既存の顧客層にアピールしつつも、同時に新しいファンをブランドに引きつけることができると核心しています。

より実用的なクーペのボディスタイルを採用し、EVのパッケージングの利点を生かすことで、このクルマは日曜日の朝のハレの日だけステアリングを握るのではなく、普段の買い物や通学にも使用できます」と車両が持ち合わせているプロフィールを説明した。

最後にVTホールディングスの高橋一穂社長兼CEO は、「本日、このグッドウッドの地に於いて、我々から2つの新型車両を発表することが出来ることを大変光栄に思います。

ケータハムの決して変えてはならない物、時代の要求に応えて変化すべき物、この一見相反する二つの要求を妥協することなく、融合させた結果が、この2つの新型車になります。

このプロジェクトに関わったすべての方々、ケータハム のこれまでの50年間を支えて下さった全ての方々に深く感謝申し上げます」と結んでいる。

ちなみにプロジェクトVのショーカーは、7月13日(木曜日)、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのケータハ ムブースで一般公開される。この野心的なベンチャー事業をサポートするため、 ケータハムEVoはプロジェクトVに関連する全てのビジネス及び、投資案件に対応するために設立されたと紐解いた。

プロジェクト V の最新情報は以下リンクへ
https://caterhamcars.com/ja/projectv

プロジェクトVコンセプト仕様
車両:ケータハム・プロジェクトV
パワートレイン:BEV, RWD with single rear-mounted permanent synchronous nominal 400V e-motor
バッテリー:Li-ion, 55 kWh USOC with advanced thermal management
ディメンション:全長:4,255mm、全幅:1,893mm、全高:1,226mm
ホイールベース:2,581mm
最高出力:200kW / 268bhp / 272PS
0-62m/h(100km/h):4.5秒未満
最高速度:143m/h (230km/h)
目標重量:1190kg未満 DIN質量(2+1シートレイアウト)
目標航続距離(WLTP):249 miles (400km)
目標充電時間:15分間で 20-80%充電 (150kW DC 充電器)
コンストラクションタイプ:革新的なカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーと複合ボディワーク
サスペンション:ダブルウィッシュボーン(フロント・リア)
タイヤ::235/35/R19(フロント)285/30/R20(リア)
目標最低小売価格:80,000ポンド未満より(英国市場)

フィアット、新型「トポリーノ」と「600e」を初披露

写真はステランティス会長のジョン・エルカン氏とフィアット CEO 兼ステランティス CMO のオリヴィエ・フランソワ氏

ステランティス傘下のブランド、フィアットは500の誕生日にあたる7月4日(イタリア時間)、リンゴット工場(トリノ)のルーフトラック〝ラ・ピスタ500〟でメディアイベント「FIAT, THE FUTURE IS ON TRACK」を開催した。( 坂上 賢治 )

この壇上でフィアットCEO兼ステランティスCMOのオリヴィエ・フランソワ氏は、新型フィアット600eと新型フィアット・トポリーノを披露し、フィアットがシティモビリティのリーダーであり続けることを宣言した。

https://youtu.be/Inqg4ZDwHSU

フランソワ氏は、「私達はフィアットの歴史と未来の双方を見据えつつ、ブランド・ビジョンのエキサイティングな明日を祈念し500の誕生日を祝います。

また今日のイベントは、拡大された500eファミリー、つまり500の妹である新型フィアット・トポリーノと、姉である新型フィアット600eを紹介する機会でもありました。

フィアットは来るべき未来への歩みを順調に進んでいます。この2年間で、私達はフィアットをこれまで以上に収益性が高く、よりグローバルなブランドに育て上げることが出来ました。

フィアットは、ステランティスに於いて販売台数ナンバーワンのブランドとなり、イタリア、ブラジル、トルコの3つの主要地域でブランドリーダーとなっています。

より多くのリソースを得て、フィアットは真の復活を果たした

そんな我々にはステランティスに於いて明確な役割があります。それは、シンプルさ、水平思考、楽しさ、社会的関連性に重点を置いていくということです。それはステランティス傘下で当ブランドの魅力を更にに高めることになり、大きな意味で我々が投資に値するブランドであると示すことになります。

実際、ステランティスのお陰で、私達はより多くのリソースを得て、相乗効果を得て、投資を行えるようになりました。フィアットは真の復活を果たしました。

今後3年間で、当社の製品計画は、フィアットが社会のベンチマークとなり、世界から愛されるブランドになる道程を歩んでいます」と語った。

なおこの日、披露されたフィアット・トポリーノは国毎の対象マーケットによっては14歳から運転できるため、家族の誰もが電動モビリティとして楽しめる新しい乗り物としており、二酸化炭素排出量の削減、スペースフットプリントの削減、音のフットプリントの削減など、都市に於ける持続可能な未来のための要素がすべて備わっているとした。

そんなトポリーノは500の妹分であり、名前とデザインはオリジナルの500から取られ、その小ささから愛情を込めて「トポリーノ」と名付けられた。車両コンセプトを示すキーワードは自由であり、スクーターと比較するとより安全な構造であるため、愛する人と共有し、どこにでも好きな場所に駐車できる。

長さ2.53メートルのミニマムサイズでありながら、位置をずらした2つのシートを備え、室内収納スペースはスーツケースも収納出来る63リットル。最高速度45キロメートル、最大75キロの航続距を、5,4 kWhバッテリーへ4時間未満でフル充電可能な手軽さを備えている。

トポリーノの目的は、Z世代の若者たちを再び「車」に夢中にさせること

ラインナップは、「クローズドボディ」のトポリーノと「オープンボディ」のトポリーノドルチェヴィータの 2 つのボディで構成され、1 つのカラー、1 つのホイール デザイン、1 つのインテリアに加えて、様々なカスタマイズ オプションも用意される。

利用に係るアクセスも容易かつ簡単で、手頃な月額料金と共に僅か3クリック車両設定のアクションで走り出すことが出来るという。また月額料金で所有することも出来る。月額金額はペイパービューテレビの購読料や公共交通機関の月額料金として支払われる。

実のところ、イタリアの片田舎を感じさせる美しい海岸線や市街地の狭い道路で、夏を体験するのに適した乗り物であるトポリーノの使命は複数あり、都市に於ける持続可能なモビリティになることの他、若者たちを再び「車」に夢中にさせ、環境に優しく、フレンドリーな輸送ソリューションを求める Z 世代にアクセスすることにもある。

一方、新型フィアット 600eは、長さ4,17メートルのゆったりサイズで5人乗り、クラス最高のフロントストレージ、レベル2の運転支援を備え、エンジンの出力は115kW、0-100km/h加速は9.0秒。

容量54kWh のリチウムイオンバッテリーはWLTPコンバインドサイクルで400km以上。アーバンサイクルで600km以上の電気航続距離を備え、100 kWの急速充電器システムによりバッテリーを80%まで充電するには30分も掛からないとしており、都市とアウトドアの両方で理想的な移動ソリューションを提供する。2024年半ばまでにハイブリッドパワートレインも追加される予定としている。

なお車体色は、イタリアの太陽、イタリアの海、イタリアの大地、イタリアの空という、イタリアの美しさと自然の風景を思い起こさせる4色を用意。受注開始は7月5日に開始され、最初の製品は9月までにイタリア市場に登場すると結んでいる。

ボルボカーズ、北米地域でテスラ製充電器の利用を可能に

ボルボカーズは6月27日、来たる2025年以降の北米向け仕向け車に、北米充電規格(NACS)の充電ポートを搭載すると発表した。これにより当該車は米国、カナダ、メキシコ全土のテスラ製スーパーチャージャー(域内12,000台)を利用出来るようになるという。( 坂上 賢治 )

このNACS規格とは、米テスラ(Tesla)が2022年11月に世界に向けて開放した充電コネクター規格を指す。当地のAC充電と最大1MWのDC充電に対応している。

テスラは先の2022年11月11日、自社の充電コネクターと充電ポートを自社の機器や車両に設置するよう充電ネットワーク事業者や自動車メーカーへの打診を開始していた。

一方、北米では独フォルクスワーゲンやフォード、GMが参画するCharIN(CCS策定団体)によるCCS1充電器が並列して存在している。その違いは、NACSが可動部品がなく、CCS1コネクターの半分の大きさで2倍の充電パワーを備えている点にある。

また北米に於けるEVの充電ネットワーク網は、テスラが敷くNACS網・約1万9000基の規模に対して、CCS1網は約1万5000基の規模と見劣りする。またこれを前提にフォード(今年5月)・GM(今年6月)が相次いでNACS規格の採用計画を発表。この結果、北米地域では充電規格のデファクト化が進んでいく流れだ。

こうしたなかボルボ・カーズは、テスラと契約を結んだ最初のヨーロッパの自動車メーカーとなり、現在および将来のボルボ製EVは、全米のNACS(スーパーチャージャー)網にアクセス出来るようになった。

ボルボ・カーズは「この協定により、米国のボルボ車は12,000 か所の新しい急速充電ポイントにアクセス出来るようになり、テスラが当該地域でスーパーチャージャーネットワークを拡大し続けるにつれて、この数字は更に増加すると予想されています。

これらの新しい充電ポイントは、ボルボのドライバーが既存の何万もの急速充電ポイントにアクセス出来る機能が加えられ提供されます」と記している。

なおボルボ・カーズのジム・ローワン最高経営責任者(CEO)は「2030年までに完全電気自動車を実現するための取り組みの一環として、電気自動車のある生活を出来るだけ楽にしたいと考えています。

そもそも交通機関による移動を、より持続可能なものにするための重要なステップである電気自動車への移行を、より多くのお客様へご利用頂くための最大の阻害要因は、簡単で便利な充電インフラへのアクセスです。

私達は、このテスラとの合意により、米国、カナダ、メキシコのボルボ車ドライバーに対して、EV利用に係る敷居のひとつを取り除く大きな一歩を踏み出します。

XC40およびC40 Rechargeから、最近発表されたEX30およびEX90に至るまで、ボルボ・カーズの現行ラインナップのドライバーは、ボルボ・カーズ・アプリを通じて簡単に充電場所を見つけることが出来、スーパーチャージャーを使用出来るようになる予定です。

より具体的には2024年前半から、NACS規格に対応したアダプターを使用することでテスラのスーパーチャージャー・ネットワークに接続出来るようになります。

またNACS 充電ポートを装備したボルボ車のドライバーが、既存の複合充電システム (CCS1) の充電器を介して充電を継続したい場合、ボルボ カーズが提供するCCS1対応アダプターを使用して充電を続けることが出来ます」と話している。

トヨタ、2027年に全固体電池の実用化へ

トヨタ自動車は定期株主総会目前の6月13日、「クルマの未来を変えていこう」をテーマにした技術説明会&体験会「Toyota Technical Workshop2023(東富士研究所・6月8日)」で説明したモビリティカンパニーへの変革を支える複数の新技術を公表した。( 坂上 賢治 )

副社長の中嶋裕樹CTO

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ランチア、新生ブランドの概念を「プーラHPE」に込める

ランチア(Lancia)は4月15日、本国に於いて記者会見を開き、その壇上で新生ブランド「Lancia」の旗揚げとなるコンセプトモデル「Pu+Ra(プーラ)HPE」を発表した。( 坂上 賢治 ) 続きを読む ランチア、新生ブランドの概念を「プーラHPE」に込める

独VW、新型BEV「ID.2all」をワールドプレミア

独・フォルクスワーゲンブランドは3月16日の未明( 日本時間 )、手頃な価格と車体サイズを持つ新型BEVコンセプトのワールドプレミアの様子をオンライン配信した。( 坂上 賢治 )

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ソフトバンク、無人AI運転車を視野に実証実験へ

自動運転レベル4の解禁に向け、AIで完全無人化を目指す実証実験を開始

ソフトバンクは3月10日、高い持続性を備えた自動運転サービスの早期社会実装を目指して、東京都港区の竹芝エリアで、自動運転車による走行経路の実用設計に取り組む。また併せて遠隔監視の運行業務をAIで完全無人化させるべく、既に今年1月から実証実験の体制構築を行っている事を一般に向けて公表した。( 坂上 賢治 )

ちなみに我が国では、自動運転に係る諸定義の策定を経た2023年4月、新たな改正道路交通法の施行に伴い、いよいよレベル4( 高度運転自動化/上記レベル分け図を参照 )が解禁される。

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東京R&D、チューリングと自動運転EVで戦略的提携

東京アールアンドデー( TOKYO R&D / 本社:東京都千代田区、代表取締役:岡村 了太 )は東京都港区で報道陣を募り記者会見を実施。完全自動運転車両の開発・販売に取り組むチューリング( TURING / 千葉県柏市、代表取締役:山本 一成 )と自動運転EVの開発・生産に係る戦略的パートナーシップの締結を発表した。( 坂上 賢治 ) 続きを読む 東京R&D、チューリングと自動運転EVで戦略的提携

アライアンス見直しで日産・ルノー・三菱自の独自性強調

日産自動車とルノーは2月6日、両社の資本関係を対等な立場とするなどを筆頭に提携体系の見直しで合意した。( 坂上 賢治 )

同合意では、ルノーが保有する日産株式を現行の43パーセントから引き下げ、双方共に15パーセントに揃える形に見直す(ルノー保有の日産株28.4パーセントは信託に移管)。会見は、互いの中立関係を示すため、フランスでも日本でも無く英国ロンドンで会見を実施。 続きを読む アライアンス見直しで日産・ルノー・三菱自の独自性強調

東京大学、タイヤ内給電技術の共同開発に成功

東京大学大学院新領域創成科学研究科は1月26日、デンソー、日本精工、ブリヂストン、ロームと共に、公共性の高い課題を民間外部機関から受け入れる経費等を活用して設置した社会連携講座「SDGsを実現するモビリティ技術のオープンイノベーション」にて、タイヤ内給電技術の共同開発に成功したと発表した。( 坂上 賢治 )

この走行中給電システムに係る研究は東京大学に於いて、モビリティの電動化に伴う、搭載蓄電池の大容量化による高価格化、蓄電池製造による温室効果ガスの排出量増加、航続距離確保の問題、充電による系統負荷の課題を解決するべく、EVの走行中給電システムの研究を予てより行ってきた。

走行中給電システムの例

当初、藤本博志准教授らの同研究グループは、磁界を利用した電力伝送を行うために送電コイルと受電コイルのコイル間ギャップを短くする研究に腐心して来ており、今回のタイヤの中にコイルを配置するタイヤ内給電システムの検討を重ねて成功に至った。

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トヨタ、中国でbZシリーズ第2弾を発表

一汽トヨタ、BYDとの連携でシリーズ初・セダンタイプのバッテリーEVを発表へ

トヨタ自動車は10月24日、bZシリーズの第2弾となるTOYOTA bZ3を発表した。このシリーズ第2段にあたるモデルは、トヨタと比亜迪股份有限公司(BYD)が合弁で設立したBYDトヨタEVテクノロジーカンパニー有限会社( BTET )と、一汽トヨタ自動車有限会社( 一汽トヨタ )が共同で開発。セダンタイプのBEVとして一汽トヨタが生産・販売する。( 坂上 賢治 )

そのクルマづくりでは、BYDのリチウムイオンLFP電池( リン酸鉄リチウムを使用 )をベースに、トヨタがHEV開発で蓄積してきた電動化技術・冷却システム・制御システムなどの安全監視機能を融合。より安心・安全な製品づくりを目指したという。

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F1GP、レッドブルのフェルスタッペンが王座を連覇

2022のF1GP、最終戦を待たずにフェルスタッペン選手が王座を連覇

2022年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権、第18戦日本GP( 開催地:三重県鈴鹿市、開催期間:10月7~9日 )の決勝レースが10月9日( 日曜日 )に1周5.807kmの鈴鹿サーキットを53周する規定で行われた。同レースでオラクル・レッドブル・レーシングチームのマックス・フェルスタッペン選手( オランダ )が優勝。これにより2022年のドライバーズ選手権の王座を獲得( 2年連続 )した。( 坂上 賢治 )

2位はセルジオ・ペレス選手( レッドブル/メキシコ )、3位はシャルル・ルクレール選手( フェラーリ/フランス )が続き、角田裕毅選手( アルファタウリ/日本 )は善戦したもののタイヤ交換のタイミングを逸してトップ集団には絡めず13位に終わった。 続きを読む F1GP、レッドブルのフェルスタッペンが王座を連覇

ソニー・ホンダモビリティ設立発表のライブ中継が決まる

先の6月、〝高付加価値を持つEV販売〟と〝モビリティ向けサービスの提供〟を担う新会社の設立に係る合弁契約書を締結した「ソニー・ホンダモビリティ株式会社( Sony Honda Mobility Inc. )」は来たる10月13日、新会社設立発表会を介して経営の方向性について説明するべくYouTube上でライブ中継を行う。( 坂上 賢治 ) 続きを読む ソニー・ホンダモビリティ設立発表のライブ中継が決まる

スズキ、「ブランクロボット」の豪アプライドEVへ出資

アプライドEVは2015年に立ち上げられたスタートアップ企業

スズキは9月12日、次世代モビリティ用ソフトウェアの開発強化に向けて、アプライド・エレクトロニックビークルズ・リミテッド( Applied Electric Vehicles Ltd /本社:オーストラリア ビクトリア州、CEO:ジュリアン・ブロードベント/Julian Broadbent、以下、アプライドEV/Applied EV )に出資した。( 坂上 賢治 )

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ステランティス、アフリカで中古車スタートアップ企業を始動

2030年迄にアフリカの人口は17億人に到達、巨大な自動車市場に成長する

ステランティス( Stellantis )と、アフリカーグループ( Africar Group )は9月12日(サブサハラ時間)、西アフリカ地域に位置するコートジボワールのアビジャンで「オート24( Auto 24 )」の創業を宣言した。このオート24は、取引の透明性が保証された新たな消費者向け中古車販売会社を指している。( 坂上 賢治 )

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ポルシェ、レッドブルF1チームとの提携協議を解消

パートナーシップはエンジンだけでなくチームも含まれる前提が瓦解したと主張

ポルシェAGは9月9日(欧州中央時)、フォーミュラ1レース参戦の可能性について、レッドブルF1チーム(レッドブル・レーシング)と数か月に亘って話し合いを続けて来た事実を明らかにした一方で、今後は、両社共に同協議を継続しない事をボルシェ側の公式プレスリリースを通じて明らかにした。( 坂上 賢治 )

ポルシェAGでは公式リリースで、 続きを読む ポルシェ、レッドブルF1チームとの提携協議を解消

メガウェブ、BEV戦略発表車群を12月20日まで展示中

トヨタの「MEGA WEB」22年の足跡を残して閉館

トヨタ自動車が東京・お台場に体験型テーマパーク「MEGA WEB」(メガウェブ)を開設して22年、その使命を終え、この12月末に幕を閉じる。併せて森ビルを中心に事業展開してきた複合施設パレットタウンの中核を担う施設だった商業施設(ヴィーナスフォート)や、ライブハウス(Zepp Tokyo)、大観覧車などの営業も順次終える。

施設の跡地には、トヨタグループ会社の東和不動産が手掛ける大型複合アリーナ(2025年6月竣工予定)が建設される。また御殿場には、来秋開業予定で富士モータースポーツミュージアム(富士スピードウェイホテル併設)が始動するなど、メガウェブが紡いできた夢は形を変え、これらの施設に引き継がれていく。(佃モビリティ総研・間宮 潔)

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F1GP、フェルスタッペンが運を引き寄せ2021年の王座獲得

2021年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権、第22戦アプダビGP(開催地:アラブ首長国連邦・ヤス島、開催期間:12月10~12日)の決勝レースが12月12日(日曜日)に1周5.281kmのヤス・マリーナ・サーキットを58周する形で行われた。(坂上 賢治)

決勝スタートでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが先頭に躍り出て以降、終始優位なレース運びを繰り広げた。しかし最終周の58周目にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップを奪い、ホンダエンジン車に1991年のアイルトン・セナ以来30年振りのワールドチャンピオン(ドライバーズチャンピオン)をもたらした。

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トヨタ、WEC2021の開幕初戦で総合優勝を獲得

ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで5月1日、2021FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦・スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われ、トヨタ自動車傘下のTOYOTA GAZOO Racingから出走した「GR010 HYBRID」8号車が初勝利を挙げた。7号車も3位で6時間を走り抜き、2台揃って表彰台のポディウムに登った。

今季WECでハイパーカークラスへの参戦を決めたトヨタ。しかし開幕当初のフリープラクティスでは、技術的なトラブルに見舞われるなどで芳しいラップタイムを刻む事が出来ずに終えた。

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