ABボルボ、自社グループ取締役会メンバーの変更を発表

ABボルボは6月27日(スウェーデン、ヨーテボリ発)、来たる2025年9月1日付けに実施されるボルボ・グループ取締役会メンバーの変更を発表した。

それによるとボルボ・グループ執行役員会メンバー兼グループ最高技術責任者(CTO)のラース・ステンクヴィスト氏(1967年生)は、9年間の在任期間を経て現職を退任。今後はグループのシニアリーダーとしての職務に就く。

スカニアの車両定義R&D担当上級副社長からフォルクスワーゲン・トラック&バスのR&D責任者兼CTOを経て、2016年に同社メンバーに加わったラース・ステンクヴィスト氏は、持続可能な輸送ソリューションの実現に向けた取り組みで、重要な役割を果たしてきた。

社長兼CEOのマーティン・ルンドステット氏は、「ラースはリーダーシップを発揮し、グループの発展に大きく貢献し、より持続可能な輸送手段の実現に向けた先駆者として活躍してきました。長年に亘る彼の多大な貢献を深く感謝致します」と述べた。

なおラース・ステンクヴィスト氏の後任は、現・執行役員会メンバー兼グループ・トラック事業担当執行副社長を務め、ボルボ・グループで25年以上に亘りリーダーシップを発揮してきたイェンス・ホルティンガー氏(1970年生)が就任する。

ホルティンガー氏は1995年に入社。先の通りグループ・トラック事業の担当執行副社長の現職に加え、欧州およびブラジルに於けるトラック製造の責任者の他、複数のトラック生産工場に於ける責任者としても活躍してきた。

ホルティンガー氏についてルンドステット社長兼CEOは、「バリューチェーン全体にわたる豊富な経験を持つイェンスは、イノベーションとオペレーショナル・エクセレンスへの継続的な注力を支える貴重な視点をもたらしてくれるでしょう。

彼の揺るぎないリーダーシップと業界洞察力は、進化するニーズに応えるソリューションの開発を継続する上で、非常に重要となるでしょう」と今後の活躍に期待を寄せた。