「技術・解説」カテゴリーアーカイブ

ホンダ、新型燃料電池自動車CLARITY FUEL CELL第一号車を経産省に納車

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は3月17日、新型燃料電池自動車(以下、FCV)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」の第一号車を経済産業省に納車し、同日16時より同省にて星野 剛士(ほしの つよし)経済産業大臣政務官とホンダ代表取締役社長・社長執行役員、八郷隆弘氏の出席のもと、納車式を実施した。

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曙ブレーキ工業、英・マクラーレンP1TM搭載技術で「日本機械学会賞(技術)」を受賞

3月18日(金)まで、東京ビッグサイトの第14回国際オートアフターマーケットEXPO2016で出展中

曙ブレーキ工業株式会社(本店:東京都中央区、本社:埼玉県羽生市、代表取締役社長:信元久隆)が、「市販ロードカー用高性能自動車ブレーキの開発と量産化」に於いて、一般社団法人日本機械学会より2015年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞した。

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トヨタ・東芝・イワタニ、神奈川で風力による水素製造と利用促進の実証事業を開始

神奈川県、横浜市、川崎市の3自治体並びにトヨタ自動車株式会社、株式会社東芝、岩谷産業株式会社の民間3社は、横浜市が保有する風力発電施設「ハマウイング」の発電電力を利用し、当地に於いて、純度99.97%以上の水素燃料を製造・貯蔵・圧縮するインフラ環境を整備。

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製造した水素を、圧縮機を持たない簡易水素充填車により輸送し、横浜市内や川崎市内の青果市場や工場・倉庫等に導入する燃料電池フォークリフトで使用するサプライチェーンの構築を目指すと発表した。

このプロジェクトが始まった切っ掛けは、 続きを読む トヨタ・東芝・イワタニ、神奈川で風力による水素製造と利用促進の実証事業を開始

アウディ、学生が最新鋭プログラム環境下で競う「第2回・自動運転カップ2016」開催へ

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2016年3月22日から24日迄の3日間。独・インゴルシュタットにあるAudi museum mobile(アウディ自動車ミュージアム)に於いて、開催第2回を迎えるアウディ自動運転カップ(Audi Autonomous Driving Cup 2016)」 を開催する。

この競技には、ドイツ国内チームを中心に8つの大学が参加。自動運転機能を備えた1/8スケールのAudi Q5が、難易度の高いコースで競争を行い、見事優勝を飾ったチームには1万ユーロの賞金を授与する。※記事の写真は前回競技の様子

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東洋ゴム工業の低燃費タイヤ「ナノエナジー」が新型プリウスに採用

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東洋ゴム工業株式会社(本社:大阪府大阪市西区江戸堀、代表取締役社長:清水隆史、以下、東洋ゴム)は、トヨタ自動車株式会社から2015年12月に発売された新型「プリウス」に、新車装着用タイヤとして「NANOENERGY(ナノエナジー)」ブランドタイヤが採用されたと発表した。

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日立金属、米国特許商標庁による希土類焼結磁石特許請求項の一部無効判断に対抗

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中国の「希土類永久磁石産業技術革新戦略連盟」が、「米国特許商標庁」へ申し立てていた日立金属株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 執行役社長:髙橋 秀明、以下、日立金属)の保有特許に対する当事者系再審査手続(Inter Partes Review)に対して、米国特許商標庁が、請求項の一部を無効とする決定を下した。これに対して日立金属は3月10日、同決定を不服として然るべき法的手段を取ると表明した。

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ボッシュ、「Bosch Connected World」開催を皮切りに世界の頭脳を目指す

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IoTが空き駐車区画探し、製品管理を最適化、アスパラガスの生産量向上に貢献

独・ボッシュこと、ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner <フォルクマル・デナー>、以下、ボッシュ)は、日本国内のビジネス・マーケットの環境下に於いては、自動車電装部品の大手ドイツ企業として良く知られた存在だ。

しかし彼の地ドイツでは「パン捏ね器」を筆頭とするキッチンマシンなどの生活家電も開発・製造する総合電機メーカーとして広く知られており、立ち位置的には、日本で言うところの「デンソー」と言うより、むしろ「日立」に近い立場にある。

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またドイツ当地では、「独ZF・米TRW連合」や、「コンチネンタル」など、自動車電装・部品業界で、直に競合するライバル企業が多いため、昨今は住環境の改善や、一般消費者向けのIoTインフラを開発する等、事業多角化に積極姿勢を見せている。

そうしたなか、同社はこの3月「Bosch Connected World」を開催するなど、新たに事業向けのIoTクラウド環境構築を本格化。

関連サービスをドイツ国内で複数の環境に於いてスタートさせた。 続きを読む ボッシュ、「Bosch Connected World」開催を皮切りに世界の頭脳を目指す

ZEG、エアロセンスと協業しドローンを活用したデータ収集サービスの全国展開を開始

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2015年にDeNAとの合弁で株式会社ロボットタクシーを設立した株式会社ZMP(※1)は、先の同年に株式会社ハーツユナイテッドグループ(※2)との合弁で株式会社ZEG(以下、「ZEG」)を設立している。

今回、この株式会社ZEGが、エアロセンス株式会社(※3)と協業し、この2016年3月より、ドローン活用のデータ収集サービスを開始する。

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旭化成、独デュッセルドルフ市に自動車事業の新会社設立

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:浅野 敏雄)は、欧州市場における自動車事業拡大のため、ドイツ・デュッセルドルフ市に「旭化成ヨーロッパ」を設立し、2016年4月1日より営業を開始する。

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BPカストロールのインフォグラフィクス「カーライフでできるポジティブ消費」

カストロールブランド製品を取り扱うBPカストロール株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小石 孝之)は、2015年8月に「カストロール プロフェッショナル」をリリースして以降(関連記事を本記事末尾にリンク)、同製品の環境負荷低減効果を広く訴求するべく独自のプロモーション施策を打ち出している。

具体的には、普段の消費活動を通した自然環境保全に貢献する事。発展途上国の労働環境改善を進めていける社会貢献型消費を分かり易く「ポジティブ消費」と命名。

同施策を広く消費市場に醸成していくためインフォグラフィックスを提案しており、今回は、その第3段目となる「カーライフでできるポジティブ消費」を公開した。

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BMW、X5及びX6の運転支援システム実装をさらに加速化

ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ペーター・クロンシュナーブル、以下BMW)は3月10日、同社の4輪駆動モデル「BMW X5(エックス・ファイブ)」および「BMW X6(エックス・シックス)」に、「レーン・チェンジ・ウォーニング」および「アクティブ・プロテクション」(※1)を新たに標準装備し、全国のBMW正規ディーラーで本日より販売を開始すると発表した。

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Toyota Research Institute, Inc.、自動運転車開発メンバーを新規採用

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トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)が米国に設立した、人工知能技術の研究・開発を行うToyota Research Institute, Inc.(以下、TRI*)は、自動運転車開発メンバーを新規採用したことを公表した。

米Jaybridge Robotics社(以下、Jaybridge)に在籍の16名からなる、ソフトウェア開発チームを採用した。同チームは、マサチューセッツ州ケンブリッジに設けたTRI拠点で勤務にあたる。他のTRI社員同様、米国内の他のTRI拠点や、世界中のトヨタの研究開発チームと協力しながら研究を進めていく。

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TRIの最高経営責任者(CEO)であるギル・プラット(Gill Pratt)は 続きを読む Toyota Research Institute, Inc.、自動運転車開発メンバーを新規採用

アウディ ジャパン、Audi Twin Cup2015Japan Finalを開催

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Audi宇都宮(テクノロジー部門)、Audi山陰、Audi熊本、Audi 池袋(サービス部門)が世界大会へ

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は、2016年3月8日、ハイアットリージェンシー大阪にて、「Audi Twin Cup 2015 Japan Final(アウディ ツイン カップ2015ジャパン ファイナル)」を開催。審査の結果、テクノロジー部門ではAudi宇都宮、サービス部門ではAudi山陰が1位に輝いた。

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日産自動車、赤ちゃんのためのドライブミュージックを無料配信

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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下:日産)は、赤ちゃんのためのドライブミュージック「ココニイルヨ」と「パピプペポロリン」を制作し、3月7日より定額制音楽配信サービス「AWA」を通じて無料配信する。

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富士重工業、次世代を担う「スバルグローバルプラットフォーム」を世界初公開

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「SUBARU GLOBAL PLATFORM」によりスバル史上最高レベルの総合性能進化を実現

富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は3月7日、次世代プラットフォームとして開発を進めている 「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」 について、概要を初公開した。

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開発中のSUBARU GLOBAL PLATFORM (カットモデル)

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ブリヂストンのランフラットタイヤが「LEXUS LC500h」に装着へ

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株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)は、LEXUSが2017年春頃の発売を予定している新型ラグジュアリークーペ「LC500h」※1に、標準装着タイヤとしてランフラットタイヤを納入する。

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POTENZA S001L RFT

なお、該当車両はスイスのジュネーブで開催されている2016年ジュネーブ国際モーターショー※2のLEXUSブースにて展示された。

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ZMP、自動運転車両の公道走行パッケージを販売開始

2月29日~3月11日の湘南ライフタウンでの自動運転体験サービス実証実験で利用中

株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒、以下「ZMP」)は、公道走行に向けた各種センサ・コンピュータを搭載した研究開発用の自動運転技術開発プラットフォームRoboCar(R)MiniVan公道走行パッケージの受注を開始致した。

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英マクラーレン、6ヵ年に及ぶ投資プログラム「Track22」を発表

マクラーレン・オートモーティブ(本社:英国サリー州、エグゼクティブ・チェアマン:ロン・デニス)は、2010年の事業設立から早6周年を迎えた事から、2016ジュネーブ国際モーターショーのプレスカンファレンスで、来る2022年までの6ヵ年について新たなビジネス・プラン‘Track22’を発表した。

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帝人、高機能不織布から開発した防音材が新型プリウス採用へ

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帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)が提供するポリエステル製タテ型不織布「V-Lap(R)」を使用し、林テレンプ株式会社(本社:名古屋市中区、社長:林 貴夫)が成型加工して生産した自動車用防音材「V-Wave」が、2015年12月にトヨタ自動車株式会社が発表した新型「プリウス」のフロア用防音材として採用されたと発表した。

teijin-to-soundproofing-material-that-was-developed-from-the-high-end-non-woven-fabric-prius-adopted20160306-1

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富士重工業、AWD車の累計生産台数1,500万台を車両初搭載から44年で達成

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爆発的な販売数を売り上げるスバルのAWD車、その原点は45年前の1台の試作車両が切っ掛け

富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は、同社が開発・生産するAWD車(※1)並びに、4WD車の累計生産台数が1,500万台を達成したと発表した。

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これは1972年9月に同社が発売した「スバル レオーネ 4WD エステートバン」に初めて4WD機構を搭載してから、延べ44年目での達成となる。(※1=AWDは、全輪に駆動配分を行う4WDとして、スバルがAll Wheel Driveと称して命名している駆動方式の名称)

さて今日、押しも押されぬ同社の一枚看板になった「スバルのAWD」こと全輪駆動方式なのだが、実は、スバルが全輪駆動そのものに着手した切っ掛けは、緻密なマーケティング策を打ち立てて、他社との差別化を図る等、ビジネス的な戦略ありきではなかった。

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スバルが、全輪駆動に関わることになった切っ掛けは、先のレオーネ4WD発売に遡る前年。降雪地のスバル販売店が、地元の電力会社から、業務上で雪上を容易に移動できる車両を求められたことが契機だ。

これに応えて、当時の車両ラインナップにあった前輪駆動車をベースに、特別に後輪駆動車のリアデフを組み合わせ、ドライバーがセレクターレバー操作で、適時2WDと4WDを切り替えて走れるクルマを試作したのが切っ掛けとなったのである。

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直結式4WD車の弱点解消の道程が、今日のスバルの基礎を築く
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