夜間、道路上に倒れている人はどのように見える?
JAF(一般社団法人日本自動車連盟、本部:東京都港区、会長:坂口正芳)は10月24日、毎年約100件発生する夜間に路上で横たわっている人をクルマで轢いてしまう死亡事故の危険性やその状況での見え方を検証・解説した動画を公開した。
路上寝込み事故の危険~人間と認識できない?~(JAFユーザーテスト)
道路上に横たわっている人を轢いてしまう事故を「路上寝込み(路上横臥(おうが))事故」という。
このような事故の多くは夜間に発生し、ドライバーが発見に遅れるなどで事故になるケースが多いと考えられる。
そこで今回JAFは、マネキンを人に見立てて、クルマのライトの「ロービーム」と「ハイビーム」の違いによる視認性や、安全に停止できるかどうかを検証した。
動画URL:https://youtu.be/5WSOkoS4wUQ![]()
資料編: https://jaf.link/4owAGAb![]()
路上横臥(おうが)の危険性(教えて!JAF先生)
【教えて!JAF先生】は、ユーチューバーの木村亜美氏と制作した動画。
今回のテーマは、重大事故に繫がり易い特性のある路上寝込み(路上横臥)事故。そんな事故の危険性をJAF先生と共に学ぶ趣向となっている。
動画URL:https://youtu.be/PY1_H1H2fnA![]()
テストコース協力:日本自動車研究所(JARI)
今回のテストでは、直前までマネキンを認識することができず、事故となるケースや、回避はできたが、急ブレーキとなり安全に停止できたとは言い難い結果となった。
またハイビームの方が早めにマネキンを発見することができ、ロービームよりも手前で停止することができた。
夜間は速度を抑え、前を走るクルマや対向車に配慮をした上で、ハイビームを有効に活用するようにしたい。
なおJAFは、今後も映像コンテンツの制作・公開をはじめとした各種交通安全活動を通じて、日本全国の交通課題を解決するための活動を積極的におこなっていくと話している。
