国土交通省は平成28年3月30日、平成27年末時点で販売されている乗用車の燃費ベスト10及び平成27年版「自動車燃費一覧」を取りまとめた。
平成27年末時点で販売されている乗用車のうち、最も燃費の良い乗用車は、普通・小型自動車ではプリウス(トヨタ自動車株式会社)、軽自動車ではアルト(スズキ株式会社)及びキャロル(マツダ株式会社)となった。
国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、燃費の良い乗用車のベスト10とともに、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領(平成16年国土交通省告示第61号)」に基づき自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表している。
1.燃費の良い乗用車ベスト10
平成27年末時点で販売されている自動車のうち、最も燃費(JC08モード燃費値)の良い乗用車は、普通・小型自動車では40.8km/Lのプリウス(トヨタ自動車株式会社)、軽自動車では37.0km/Lのアルト(スズキ株式会社)及びキャロル(マツダ株式会社)だった(表1参照)。
また、平成27年度燃費基準の達成レベル※が最も高い乗用車は、普通・小型自動車では達成率246%のプリウス(トヨタ自動車株式会社)、軽自動車では達成率169%のアルト(スズキ株式会社)及びキャロル(マツダ株式会社)となった(表2参照)。
※ 一般に、自動車は車両重量が重いほど燃料を多く使うため、燃費基準値は車両重量に応じて設定されている。(車両重量に応じた燃費基準値は下記2.の自動車燃費一覧に掲載)
2.自動車燃費一覧
平成27年末時点で新車として販売されている自動車の燃費性能等について、メーカー別・車種別に取りまとめ、以下のURLに掲載した。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_mn10_000002.html
なお、平成26年度に販売された乗用車の平均燃費は21.8km/Lであり、前年度から約4%向上している。