今年の特別展示企画では日野自動車が初協力
桐生商工会議所は11月2日、群馬大学理工学部桐生キャンパス(群馬県桐生市天神町)を会場に旧車ミーティング「第18回クラシックカーフェスティバルin桐生」(主催=実行委員会)を開催する。
「クラシックカーフェスティバルin桐生」は、地域の賑わい創出と自動車文化の発信に務めようと、桐生地域の旧車愛好家たちが実行委員会を組織し2006年にスタートした旧車イベント。
初回以来会場となっているのは国立群馬大学理工学部で、大学のキャンパスを利用している点も当該イベントの大きな特徴となっている。
コロナ禍による中止をはさみながら、これまでに17回を数え、毎回2万人近い来場者を動員してきた。参加者や来場者、さらに地域の企業や住民の方々に支えられ、桐生の秋を代表するイベントとして定着してきている。
そんな同イベントは今回、参加車両は1980年(昭和55年)以前に生産された国内外の名車たちで、会場内に展示される「展示部門」に約200台、会場を基点に桐生近郊を走行する「ラリー部門」に約100台、加えて実行委員の車両も含めると約340台を数え、過去最大規模での開催となる見込みだ。
フェスティバルの目玉となる特別展示車両には、「日野コンテッサ900スプリント」と「日野ルノー4CV」が出展される。毎回、自動車メーカーやミュージアムなどが協力する特別展示企画も注目を集める同フェスティバルだが、今回は初めて日野自動車(東京都)の全面協力を得て、希少車2台の特別展示が実現した。
「日野コンテッサ900スプリント」は、歴代日本車の中でも最も美しいクルマの一台と言われたが、販売には至らなかった幻の車両だ。また「日野ルノー4CV」はフランスのルノーと業務提携を結びノックダウン生産が開始された後、1958年には完全国産化を果たした車両となる。
両車両とも普段は日野オートプラザ(東京都)に展示されており、桐生で見ることができる貴重な機会となりそうだ。
その他、会場内ではキッチンカーやガレージセールなどの出店が並ぶほか、小学生以下の子供を対象にした「子どもお絵描き大会」も開催。また懐かしのボンネットバスによる市内遊覧運行や、群馬大学が主催する「自動車にまつわる講演会」など、クルマ好きから児童がいる家族連れまで老若男女が楽しめる内容となっている。
15時の閉会後は参加車両が群馬大学の正門から、桐生市の目抜き通りである本町通りを通って帰路につく。桐生市民が小旗を振って参加車両を見送る温かい光景も、すっかりフェスティバルのフィナーレとして定着した。
開催概要
イベント名:第18回クラシックカーフェスティバル in 桐生
日時:2025年11月2日(日)10:00~15:00
会場:群馬大学理工学部桐生キャンパス(群馬県桐生市天神町1-5-1))
主 催 :クラシックカーフェスティバルin桐生実行委員会
本件に関するお問い合わせ先
クラシックカーフェスティバルin桐生実行委員会
実行委員会事務局:桐生商工会議所
電話 0277-45-1201(対応:平日9:00~17:00)
HP https://www.ccf-kiryu.com![]()















