国土交通省は4月4日、平成27年度に於ける自動車のリコール届出総対象台数の速報値を発表した。それによると、リコール総届出件数並びに総対象台数共に、対前年度比で過去最高となった。
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〇平成27年度における自動車のリコール届出は、総届出件数368件(対前年度13件増)、総対象台数18,990,637台(対前年度9,432,749台増)。
〇この総対象台数は、昭和44年にリコール制度が創設されて以降、最高の台数となった。
〇その理由としては、
・対象台数が100万台を超えるリコール届出が5件(注1)
・この5件で総対象台数の約40%を占めるなど、リコール届出1件当たりの対象台数が多いものが総対象台数を押し上げたことが挙げられる。
〇また、平成27年度におけるタカタ製エアバッグに関するリコール届出は、届出件数49件、対象台数9,549,996台と、総対象台数の約50%を占めており、これも総対象台数を押し挙げた要因の一つと考えられる。