サンディスク株式会社(本社:米・カリフォルニア州ミルピタス、代表取締役社長兼CEO:サンジェイ・メロートラ)は、新しいスマート機能を搭載した車載用フラッシュストレージソリューション「SanDisk® Automotive」シリーズ及び、産業用フラッシュストレージソリューション「SanDisk® Industrial」シリーズを4月より出荷する。
これにより自動車・産業市場に於いて、様々なコネクテッド・アプリケーションで生成される膨大なデータに対応する堅牢な車載用フラッシュストレージのラインナップが拡充される。
サンディスクの車載用フラッシュストレージソリューションは、独自の「コネクテッドカー」要件に合わせて、最適化された車載専用グレードのSD™カードとなる。また産業用フラッシュストレージソリューションは、高い耐久性と信頼性が要求される産業グレードのSDカード及びmicroSD™カードとなる。
サンディスクのコネクテッドソリューション担当シニアディレクターのオデッド・サギー氏は、「IoT(モノのインターネット)は、この10年で自動車および産業市場に最も大きなインパクトと新たなコネクティビティの機会を創出すると同時に、一方で、IoTによって生成されるデータの保存、処理、管理の方法について新たな課題も生まれています。
今回発表するサンディスクの車載用及び、産業用フラッシュストレージソリューションは、優れた信頼性とパフォーマンスに加え、OEMメーカーがストレージを最大限に活用できるスマート機能を備えており、両市場のコネクテッド・アプリケーション向けの理想的なソリューションとなるでしょう」と語った。
自動車のインターネット接続は、今後も増加の一途を辿り、これに伴いストレージへの需要も多く発生する。
調査会社のガートナーは、2020年までにコネクテッドカー(インストールベース)が、2015年の9倍以上となると想定しており、また成熟市場では新車の8割がデータ・コネクティビティを実現し、車両の3割がワイヤレスでソフトウェアをアップデートできる機能を内蔵すると予測している。
新しい同社の車載用SDカードには、電源瞬断耐性、メモリーヘルスステータスモニター、OEMカスタマイズ機能のほか、ナビゲーションなどデータ読み出しが頻繁なアプリケーション向けの改良などを含む、スマート機能が新たに搭載される。
自動車メーカーは、これらの機能を活用することで、SanDisk Automotive SDカードの仕様やプログラミングを、個別のコネクテッド・アプリケーション専用に設定できる。
また自動車メーカーは、カードを遠隔からプロアクティブにモニタリングし、カードが理想的な性能水準で動作しているかを確認したり、カードのアップグレードや交換が必要な時期を把握したりすることができるため、最も適切な時期にカードを容易に交換することが可能になると云う。