横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役社長:野地彦旬、以下、横浜ゴム)のマリンホース生産・販売を行うヨコハマ工業品イタリア(Yokohama Industrial Products Italy S.r.l.)は、原油・石油製品の海上移送に使用する「Seaflex(シーフレックス)」ブランドのマリンホースに関し、石油会社国際海事評議会(OCIMF)が制定する「GMPHOM2009」の型式認定を取得。
2016年上期より生産・販売を開始する。これにより、為替変動のリスクも低減され競争力も高まる事から、アフリカ・中東地域での販売強化を図る。なお、横浜ゴムの「GMPHOM2009」取得は平塚製造所に続き2拠点目。
横浜ゴムは、油圧ホース、コンベヤベルト、マリンホース、防舷材などを扱うMB事業海外販売のさらなる拡大に取り組んでいる。
2017年度までにMB事業の海外売上高比率を50%まで引き上げる計画で、その一環として現在、インドネシア・バタム島にマリンホース・防舷材工場を建設中。
同工場でも16年中に「Seaflex」ブランドの認定取得を行い、これまでの日本、今回のイタリアにインドネシアを加えた世界3拠点で「Seaflex」ブランドを供給する予定。
横浜ゴムは、2014年9月に米国パーカー・ハネフィン社からマリンホース生産販売会社パーカーMHP社(Parker MHP S.r.l)を買収し、ヨコハマ工業品イタリアに社名変更した。
なお、買収に伴い取得した「ISOLA」ブランドマリンホースについては、横浜ゴムの海外販売拠点を通じて、継続して生産・販売を行う。