ベントレーモーターズは、先の7月10日から13日に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS/Goodwood Festival of Speed)に過去最大規模の出展を行った。
また、このFestival of Speedに床面積500㎡を誇る過去最大規模の2階建てスタンドを新設。このスタンドは、200トン以上の鋼材を使用して特別に設計・建設されたもので、来場者やVIPゲストに唯一無二のホスピタリティとブランド体験を提供し、ベントレーの魅力や世界観を、20万人にのぼるイベント来場者に向けて発信した。
また、イベントでは、新型ベンテイガ スピードが英国で初披露されたほか、マリナーによる最新のコーチビルドモデル、バトゥール コンバーチブルも登場させた。
更に30台を超えるベントレーが本イベントのためにウェスト サセックスに集結した。
5台のベントレーが、スーパーカーバッチおよびファーストグランスバッチにてヒルクライムに出走した他、3台はコースカーや同乗体験車としてイベントの運営や来場者体験をサポートした。
加えて専属ドライバー付きの18台の車両が、4日間で400名を超える顧客、メディア関係者、VIPゲストの移動を快適に支援した。
ちなみに同社によると、スタンドの前面には最新モデル3台が展示され、来場者が自由に見て、触れて体感できる構成に。中でも鮮やかなオレンジフレームを纏ったコンチネンタル GT スピードは、7月下旬より受注開始となる新開発のカーボン製スタイリング・スペシフィケーションと、発表されたばかりのアクラポヴィッチ製チタンスポーツエキゾーストを装着し、圧倒的な存在感を放ったという。
ブラッククリスタルのフライングスパーは、ブラックエディション仕様に加え、ブラックの22インチ10本スポークホイール越しにのぞくマンダリンカラーのブレーキキャリパーがアクセントを添えた。
ストームグレー サテンのベンテイガ S ブラックエディションは、クルーの卓越したペイント技術を駆使し、55時間を要する工程の手作業によるサテン仕上げに加え、ケラインブルーのオプションディテールを訴求した。
スタンド内では、ハンドステッチによるステアリングホイールの縫製やウッドパネルの製造工程を紹介する実演が行われ、来場者はこれらの技術を間近で体感した。また、スタンド内のブティックでは「ベントレー コレクション」の商品を自由に眺め、その場で購入することもできた。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで有名なヒルクライムでは、複数の最新モデルが全長1.2マイルのコースを力強く駆け抜けた。
スーパーカーパドックからは、モダンコーチビルドカー第1号となるバカラル(スカラベグリーン)が先頭を切り、続いて最新作のバトゥールコンバーチブル(英国初公開)が走行。その後を、新型コンチネンタル GT スピードが追った。
ファーストグランスバッチでは、ベンテイガなど2台のスピードモデルが、期待通りのパフォーマンスを披露した。これらの車両はいずれも、ベントレー社内のシャシーおよびパワートレイン開発チームのメンバーが運転し、自らの製品に対する確固たる信頼を実走行で体現した。
また、ベントレーが掲げる「対極の調和」を具現化する一台として、ブラックエディションのベンテイガがコースカーとして登場。
この車両は、わずか6日前にブラック サバスの最終公演の送迎に使用された特別な一台だ。また、フライングスパー スピードとともに、限定生産モデルであるベントレー スピード シックス コンティニュエーション シリーズが初めて本イベントに姿を現した。