トレンドマイクロは9月2日(東部標準時の午前8時)、マクラーレンF1チーム
の公式パートナーとして今後、運用システムと機密データの保護についてもサポートし、同チームの運用の安全性を確保して様々な脅威に対しても包括的に支援するという。
なおマクラーレン・レーシングは、1963年にレーシングドライバーのブルース・マクラーレンによって設立された組織となる。
同チームは1966年に初めてF1レースに参戦。以来、マクラーレンはF1世界選手権で21回、F1グランプリで201回、インディアナポリス500で3回、そしてル・マン24時間レースに初挑戦で優勝している。
そんなマクラーレン・レーシング自体は、世界規模で4つのレースシリーズに参戦している。
その筆頭は、FIAフォーミュラ・ワン・ワールドチャンピオンシップで、マクラーレンF1の今季ドライバーにはランド・ノリス選手とオスカー・ピアストリ選手が参戦。
NTTインディカー・シリーズには、アロー・マクラーレンのドライバー、パト・オワード選手、ノーラン・シーゲル選手、クリスチャン・ルンドガード選手が参戦している。
更にF1アカデミーにはドライバー育成プログラムのメンバーであるエラ・ロイド選手が参戦している。加えてマクラーレン・シャドウとしてF1シムレーシング選手権にも参戦する。
マクラーレンは、モータースポーツにおける持続可能性の推進者であり、国連の「スポーツを通じた気候変動対策コミットメント」に署名 。
2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目標とし 、モータースポーツ業界における多様性と包摂性を重視した文化の醸成に取り組んでいる。
そんなマクラーレン・レーシングで共同最高商務責任者を務めるマット・デニントン氏は、トレンドマイクロ社がF1チームパートナーになることについて「トレンド社がマクラーレンF1チームの公式パートナーに加わることは素晴らしいことです。
彼らの専門知識は、電気自動車レースにおけるチームのサポートにおいて非常に貴重なものでした。私たちは、この強固な基盤の上に築き上げ、共に次の章へと進んでいくことを楽しみにしています。
サイバーセキュリティは現代のモータースポーツにおいて極めて重要な要素であり、ミリ秒単位の精度とデータが大きな違いを生む可能性があります。このパートナーシップにより、イノベーションを事業の中核に据え、進化とスピードが速い環境のセキュリティ確保に尽力する2つのブランドが、さらに強固なパートナーシップを築くことになります」と語った。
対してトレンド社の最高執行責任者のケビン・シムザー氏は、「マクラーレン・レーシングとの提携は、単なるスポンサーシップではなく、共通の考え方を持つことです。
私たちは共に、スピード、セキュリティ、そして永続的な影響を与える顧客第一の体験を重視しながら、イノベーションの限界を押し広げ、それぞれの業界で最高を目指すことに尽力しています。この道のりを共に歩み、変化の激しい世界において常に先を行き、自信を持ってリードしていくことの意味を理解できることに、大変興奮しています。
このパートナーシップの一環として、トレンドは、F1シーズンを通して、ワールドクラスのホスピタリティとマクラーレン チームへのアクセス、サイバーセキュリティの革新とリーダーシップに関するより深い対話の機会を組み合わせた、一連のユニークで親密な瞬間を通じて顧客とパートナーと関わり、完全なトレンド エクスペリエンスを提供するように設計していきます」と述べている。