アイシン(本社:愛知県刈谷市、社長:吉田 守孝)は9月1日に創立60周年を迎えた。そんな同社の原点は、航空機用エンジンの部品や生産設備の製造に挑戦した東海航空工業および東新航空機にある。戦後、社名を愛知工業と新川工業へ改めると同時に自動車部品製造へと事業転換を図った後、1965年に両社が合併したこしとで遂に「アイシン精機」が誕生した。
アイシン創業初期は、信頼性評価への拘りを象徴するテストコースの建設や、品質管理に於いて国際的な権威であるデミング賞受賞など世界水準の品質基盤を確立。オートマチックトランスミッションをはじめとする数々の製品が、クルマのスタンダードとして広く採用されるなどで、グローバル市場での競争力を高めてきた。
そして2021年4月1日、アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュの経営統合により「新生アイシン」が誕生。以来、モビリティの進化と共に、グローバルへのビジネス展開や技術革新を重ね、挑戦と成長を続けてきた。
そのような企業としての歩みを語るアイシンでは、「この大きな節目を迎えるにあたり、これまで当社の歩みを支えて下さったお客様、取引先、地域社会の皆様、そしてすべてのステークホルダーの皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も、経営理念として掲げる〝移動に感動を、未来に笑顔を〟のもと、ものづくりの枠を超え、移動の価値を提供する企業へと進化を加速させてまいります。
併せて創立100周年を見据えた本日、100年に一度といわれる自動車業界の大変革期に対応するべく、電動化・知能化などの成長領域へのリソースシフト、事業ポートフォリオ変革、地域軸経営への転換など、グループ経営体制のもとで構造改革を推進し、持続可能な成長と社会への貢献を目指して社員一丸となって挑戦を続けてまいります」と話している。
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60周年特設サイト(株式会社アイシン公式企業サイト)