川崎市は、令和9年度の自動運転バスのレベル4実装を目指して、「KAWASAKI L4 Bus Project」を進めてきた。そうしたなかで当該プロジェクトの早期実現を視野に7月8日からクラウドファンディングを開始した。
同市では得られた支援を、運行に必要な3Dマップの作製や、自動運転バスの仕組みを学ぶ取り組みなどに役立てるという。なお、支援者に対してプロジェクトメンバー加入等の特典も用意する。
またこれに併せて、様々な移動需要への対応や事業性を検証するべく、昨年度導入した中型バス「Minibus2.0」に加えて、いすゞ自動車製の国産大型バス「ERGA」を新たに導入。中型・大型車の2台で実証実験を行うことを決めている。
川崎市に於ける今年度の実証実験の概要は以下の通り
(1)中型バスのティアフォー製Minibus2.0に加えて、国産大型バスのいすゞ自動車製ERGAで実証運行を行い、複数台の自動運行を検証する。
(2)2つの路線バスの営業路線に於いて、運賃有料の実証運行を実施(Minibus2.0のみ)
(3)レベル4運行に向けて延べ約140日間の長期間、レベル2で運行し、許認可に必要なデータを取得する。
[利用車両]
大型バス ERGA(いすゞ自動車製)
中型バス Minibus2.0(ティアフォー製)
上記の取り組みもあって川崎市は、国土交通省から自動運転社会実装推進事業の重点支援(全国10箇所程度)に2年連続で採択されている。
またクラウドファンディングの概要は以下の通り
1.クラウドファンディングの名称
「川崎市 自動運転バス実現への挑戦 ~このバス、みんなの未来行き~」
2.内容
「KAWASAKI L4 Bus Project」に於いて、運行に必要な3Dマップの作製や、子供たちが自動運転バスの仕組みを学ぶ取り組みなどに役立てる。川崎市では、同プロジェクトを介して培った知見と技術を全国各地へ広げていきたい考えという。
3.募集期間
令和7年7月8日(火)から令和8年1月31日(土)まで(予定)
4.目標金額
100万円
5.川崎市自動運転バスホームページ
https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000167580.html
※上記から各クラウドファンディングホームページにアクセスする。
6.返礼品
当該プロジェクトでは、返礼品の提供はないが、支援の証としてニックネーム、応援メッセージを市ホームページに掲載する。
また、寄附額に応じて、特製のメンバーカードが貰えるプレミアムメンバーに加入できる特典も用意する。
7.その他
対象社には、寄附金受領証明書を発行する。確定申告やワンストップ特例申請を行うことで寄附金控除の適用を受けることができる。
問合せ先
<クラウドファンディングの内容について>
川崎市まちづくり局交通政策室 藤島
電話 044-200-1485
<寄附手続きについて>
川崎市財政局財政部資金課 大島
電話 044-200-2187