ハコブ、トラック予約受付サービスにQRコード受付機能を提供

IoTを活用した物流効率化サービスを提供するHacobu(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木太郎)は9月2日、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」にQRコード受付機能を提供する。

これによりトラックドライバーは、物流拠点に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取って受付可能となり、従来のタブレット入力待ちによる混雑やストレスを軽減できる。更に物流拠点側にとっても受付業務の効率化に繫がる。

ちなみにトラック予約受付サービス「MOVO Berth」とは、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現するトラック予約受付サービスを指す。

入場予約・入退場受付によって、物流センター・工場における荷待ちの改善や生産性向上を支援する。車両の入場時間を分散し、計画的な入出荷作業で荷待ち問題を解決。荷待ちや作業に掛かっている時間を可視化し、物流改善に役立てることも可能。

複雑な運用パターンにも柔軟に対応できるプロダクト機能と、専任担当者による豊富なノウハウを活かした手厚い導入支援によって、導入後の運用定着まで高い確率で実現する。

さて今回、「MOVO Berth」にQRコード受付機能を提供することになった背景は、これまで同サービスを導入している物流拠点で、ドライバーは拠点に設置されたタブレット端末を用いた受付スタイルと、待機場所などから遠隔で入場手続きを行うオンライン受付スタイルの2つの手段を利用していたことがある。

いかしタブレット受付では、入力に時間を要するケースがあり、その場合には受付待ちによる非効率や体験の質低下に繫がることがあった。

そこでこの状況を踏まえ、Hacobuは新たにQRコード受付を開発した。追加された機能は、ドライバーが拠点到着後に掲示されたQRコードを読み取って受付を完了できる仕組みで、より柔軟に拠点の状況に応じた受付手段を選べるようになる。

今回提供を開始するQRコード受付機能は、物流拠点に掲示されたQRコードをドライバーがスマートフォンで読み取って利用できる。

スマートフォン上で受付画面に遷移して必要事項を入力する仕組みにより、従来のようにドライバーがタブレット端末の前で受付の順番を待つ必要が無くなる。また日常的に使い慣れたスマートフォンを用いることで、入力操作もスムーズに行えるようになるという。

これにより、MOVO Berthは タブレット・オンライン・QRコードの3つの受付手段 を提供できるようになり、拠点ごとの状況に応じた柔軟な運用が可能になった。

また物流拠点側にとっても、業務効率改善の利点がある。例えば、入荷や出荷が集中する時間帯には受付窓口が混雑することがあるが、新たな機能追加により受付の待ち時間を削減し、ピーク時の業務効率を改善できる。更に限られたスペースしかない受付環境でも、QRコードを掲示することで運用可能となる。

加えて様々な利用シーンにも対応可能できる。例えば一部車両の入場動線が異なりタブレット設置が難しい場合、セキュリティ上の理由から夜間に端末を置きたくない環境でも有効に活用できる。「QRコードを読み込む」というシンプルさが、MOVO Berth導入のハードルを下げ、より多くの物流拠点における業務効率化や物流DXの推進を後押しすると機能追加の利点を纏めている。

提供開始日と利用条件については、2025年9月2日18時より順次全てのMOVO Berth導入拠点で利用できるようになる。特別な申し込みや追加料金は不要で、自動的に利用開始できる設定とした。

加えてMOVO Berthを導入済みの物流拠点に対し、QRコードと専用の卓上台紙も順次配布する。QRコードは、MOVO Berth管理者向けのマスタ専用ページからダウンロードして入手することも可能。ダウンロードしたQRコードは、各拠点の運用に応じて自由に活用できる。

なお今後はQRコード受付機能を基盤として、多言語対応や車両ナンバー認証など、更なる受付体験の向上に繫がる機能拡充を予定している。

 
 




 
 

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