グラフィット、バングラデシュ通信大手と電動モビリティ普及で覚書

電動パーソナルモビリティの開発・製造・販売のglafit( グラフィット )傘下の現地法人glafit Bangladesh Ltd.( glafit BD )は10月10月、バングラデシュ最大手の通信事業者のGrameenphone Ltd.( グラミンフォン )と電動モビリティの普及と運用支援に係る技術的連携の覚書(MoU)を締結した。

*写真は、ダッカで行われた調印式。左はグラフィット代表取締役社長CEOの鳴海禎造氏、右はグラミンフォンCBOのDr.Asif Naimur Rashid氏

ちなみにグラフィット( 本社:和歌山県和歌山市、代表取締役社長CEO:鳴海 禎造 )は、和歌山発の電動モビリティ開発ベンチャー。2017年に自転車でも原付スクーターでもない新しい電動ハイブリッドバイク「GFR-01」の発売を開始。2019年にヤマハ発動機と資本業務提携を結び、和歌山発の株式上場を目指している。

また同じ2019年には、和歌山の写真処理機器・介護機器・医療機器の開発・製造のノーリツ プレシジョンと業務提携(当初製品の大量製造委託先)を結び、後の2025年に本社を和歌山市出島から同市内梅原のノーリツ プレシジョン内に移転させている

対してグラフィットの子会社グラフィットBDは、バングラデシュでバッテリー交換ステーションの設置を通じた電動バイクの展開を行うべく設けられた事業法人。

今回はグラフィットBDが、当地の通信大手グラミンフォンとのMoU締結を取り交わすことによって、携帯通信を搭載したスマートメーターなどのIoTデバイスの普及拡大を進めるグラミンフォンと連携。

バングラデシュ国内で、電動モビリティの運用に欠かせない「電気インフラ」分野での協力体制を構築するという。

より具体的には、携帯通信を活かしたIoT技術を搭載したBattery as a Service(BaaS)モデルの開発を推進。当地に於ける電動モビリティの効率的な運用とインフラ整備のための活動(バッテリー交換ステーションの設置および電動モビリティの導入に向けた実証実験)を推し進めていく構え。

更にグラミンフォンを配するグラミン・グループが展開する物流サービスとの連携も図り、既存のガソリンバイクによる配達体制から、電動バイクを活用した配送モデルへの移行を推進していくことで、バングラデシュ政府が掲げる「3ZERO政策」のひとつであるCarbon ZERO社会の実現にも貢献するとしている。

 

発表企業名:glafit株式会社
所在地:和歌山県和歌山市梅原579-1
代表者:代表取締役社長CEO 鳴海 禎造
設立年月日:2017年9月1日
公式サイト:https://glafit.com/



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