日野自動車(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡)は11月13日、古河工場(茨城県古河市)で燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」の量産第1号車のラインオフ式を実施した。
「日野プロフィア Z FCV」は、カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献すべく、環境性能と実用性を両立した国内初の燃料電池大型トラックの量産モデルとして今年10月24日に発売した。車両はFCの普及期を見据え、量産工場の古河工場のディーゼル車と同じラインで混流生産している。
ラインオフの式典に出席した日本国内事業を担当する佐藤直樹COOは、「このプロジェクトは決して平坦な道ではなく、技術的なチャレンジをはじめとする数多くの難題を克服する必要がありました。
メンバーのプロ意識と、水素社会実現に賭ける情熱で進めてきたからこそ今日があると思っています。また、共同開発のパートナーであるトヨタ自動車は、難易度の高い課題に対して共に真摯に向き合って下さいました。
今後ともカーボンニュートラルの実現に向けて、一層の協力関係を築いていきたいと思います。そしてこの日野プロフィア Z FCVが水素社会を推し進めていくことを祈念しています」と述べた。
併せて日野自動車としては、「国内初となる燃料電池大型トラックの量産モデルの市販化を通じて、カーボンニュートラルと水素社会実現に貢献し、お客様・社会の課題を解決し、持続可能な社会の実現を目指します」と結んでいる。
