先進安全装備を拡充し、充実の車型展開を継続。9速DCT「ISIM」を一部車型に新規展開
いすゞ自動車(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は11月27日、中型トラック「フォワード」を改良し、同日より販売する。
フォワードは、車両総重量(GVW)7.5トンから22トンまでの幅広い車型ラインアップを継続して提供し、物流現場の多様なニーズに応えてきた。
今回の改良では、充実のラインアップはそのままに、運行シーンで求められる先進安全装備をさらに拡充すると共に、一部車型に軽量・高効率な4JZ1エンジンと9速DCT「ISIM
(アイシム)」を新たに展開し、燃費性能と走行性能を一段と向上させた。
主な特長
先進安全装備の拡充
1.右左折時の歩行者検知に対応したプリクラッシュブレーキ(PCB)を全車に標準装備
交差点の右左折時、対向歩行者に対し、衝突の危険性が高まった場合には、PCBが作動して衝突回避を支援、もしくは衝突被害を軽減する。
*作動条件…ウィンカー作動時、検知対象:対向歩行者、検知対象速度:約5km/h以上、自車速度:約5~20km/h。対象者がセンサーの検知範囲に捉えられていない場合や、検知対象の姿勢などによっては作動しないことがある。
2.左折巻き込みブレーキ機能を全車に標準装備
交差点の左折時、車両左側方の順行自転車に対し巻き込みの危険性が高まった場合に、ブレーキが作動し、衝突被害を軽減する。
*作動条件…ウィンカー作動時、検知対象:順行自転車、自車速度:約5~20km/h。対象者がセンサーの検知範囲に捉えられていない場合や、検知対象の姿勢などによっては作動しないことがある。
3.レーンキープアシスト(LKA)に側方衝突抑制機能を搭載(4PREMIUMパッケージ選択時)
車線変更時、隣接車線を走行する車両に対し、衝突の危険性が高まった場合には、LKAが作動し、車線内側に車両を戻すことで、衝突回避を支援する。
*作動条件…ウィンカー作動時及び自車が白線に近づく場合、検知対象:バイク・自動車、検知対象速度:約25~120km/h以上、自車速度:約60~90km/h
*作動条件…LKAおよび側方衝突抑制機能ON時 、自車速度:約60km/h以上、ウィンカー作動時、白線(黄色)が引かれている直線路。高速道路や自動車専用道で使用されたい。
4.車間距離クルーズをMT車に展開
従来スムーサーFxのみに展開していた車間距離クルーズを、MT車にも展開する。ミリ波レーダーとカメラにより先行車を検知すると、設定した車間距離を維持するように、エンジン・補助ブレーキなどにより加速・減速を自動で行い、ドライバーの疲労軽減と安全運行に貢献する。
*64HK1エンジン(154kW/177kW)およびDB6Aエンジン搭載MT車のADVANCEパッケージ以上選択時
作動条件…自車速度:(GVW7~8トンクラス、4×2車型)約30~120km/h/(GVW8トン以上)約30~90km/h、ギヤ段:(4HK1エンジン搭載車)4速以上。高速道路や自動車専用道で使用されたい。
4HK1エンジンの改良による、燃費性能と静粛性の向上
信頼性に定評のある4HK1がさらに進化。低回転域でのトルクアップを実現し、燃費性能と静粛性が向上した。
4JZ1エンジンとISIMの採用による、燃費性能と快適性の向上
従来4HK1エンジン(140kW)を搭載していた一部車型に、「エルフ」で実績のある軽量な4JZ1エンジン(129kW)を採用。いすゞ独自開発の9速DCT「ISIM」との組み合わせにより、十分な積載性と必要出力を確保しながら、従来比で優れた燃費性能と、滑らかな発進性能・変速レスポンスを実現した。*7GVW8トンクラス、4×2
<国内目標販売台数>
18,000台 / 年 (フォワードシリーズ全体)
<東京地区希望小売価格>
車型:2WG- FRR90T4
主な仕様:2WD GVW 8トン級 フルキャブ・エアサスペンション Fカーゴ(ウイング)
エンジン/トランスミッション:4HK1-TCH 177kW(240PS)/6速Smoother-Fx
東京地区希望小売価格(円)
消費税抜:14,408,000
消費税込:15,848,800

