国交省、ペダル踏み間違い時加速抑制装置の効果を動画で解説


国土交通省は一般消費者から「ペダル踏み間違い時加速抑制装置が正常に作動しなかった」といった情報が寄せられていることを受け、同装置を正しく理解して貰うため実車を使った実験を介して利用上の注意点を解説した啓発ビデオを公開した。

「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」は、思わぬ事故を防止するための装置で普及が大きく進んでいるが、その主な効果は以下通り。

停止しているときや低速で走行している時に、壁などがあるのにアクセルを踏み込んだ場合に、運転者に警告(表示、音)すると共に、エンジン出力を抑制して急発進を防止する。

しかし、踏切内で下りてきた遮断機等に反応してこの装置が作動することもある。このような時に踏切などの現場から脱出できるようアクセルを踏み続ければ、作動が解除される(発進ができる)ようになっている。

上記を踏まえ、ビデオでの注意ポイントを以下に挙げている。

警告(表示、音)が出たら、ペダルから足を離し、よく確認してブレーキを踏むこと。

踏切内で下りてきた遮断機等に反応して装置が作動した場合には、アクセルを踏み続ければ、作動が解除されて発進できる。

衝突被害軽減ブレーキは、ハンドル、アクセル等を操作すると作動が解除されることについても紹介している。