米・三菱自動車、2026年に米ナッシュビル地区に初の量販店

三菱自動車ノースアメリカ( MMNA )は、先に北米市場に焦点を当てた5カ年事業計画「三菱モーターズモメンタム2030」に沿い、ナッシュビルのダウンタウン南東・テネシー州アンティオックに初の小売販売店となる小売販売店「ギャラリー」をオープンさせる。

工事は2025年8月に開始され、グランドオープンは2026年第1四半期の予定。

ちなみに「三菱モーターズモメンタム2030」とは、2030年度までの事業および製品計画を概説したもの。その内容は新車、新技術、新ディーラー、新しい市場参入方法など事業上の刷新概要を網羅。ブランドの認知度向上、販売車種の選択肢拡大、消費者のアクセス向上、MMNAが米国で販売する車両数の増加を目標に据えている。

MMNA社長兼CEOのマーク・チャフィン氏は、「三菱自動車は米国内に於いて、ブランド全体の抜本的な改革に着手しようとしており、ロードマップ『モメンタム2030』で今後の方向性を示しています。

当社の強みのひとつは、小規模であるるゆえ機敏な動きが可能なところにあります。一方で全米規模の小規模ネットワークは、シェアと販売台数の拡大に限界をもたらしているのも事実です。

お客様から、路上で当社の車を見て、デザインと価値提案が気に入ったのに購入できる三菱ディーラーが近くにないというお手紙をよく頂きます。

現段階では、米国の新車市場に於いて十分な存在感を示していないと感じています。従って2030年までに、米国の販売市場に於ける半分以上の地域に販社を展開していきたいと考えです。

当社の販社拡大計画は、販売台数自体を増加させるだでけはなく、活況下におる米国の小売業界で、お客様の期待に応え、驚きと喜びを提供して顧客体験を向上させていくための鍵となります。

ギャラリー・ディーラー・プログラムは、お客様に驚きと喜びをもたらす独自手段で当社の商品をご紹介するための鍵となります」と述べた。

同社によると今後、米国各地でターゲットに据えている地域ディーラー・パートナーと連携し、小売店が密集するエリア、商業・小売複合エリア、ショッピングモールなど、交通量の多いエリアに集中展開していく予定であるという。また同実証モデルが完成すれば、全米各地のパートナーとも、新たな店舗網を展開していくことも可能になると話している。

 
 



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