オークション出展は退役軍人・救急隊員やその家族の援助と次世代コルベット発表への第一歩。第8世代は7月18日に発表
ゼネラルモーターズ(GM)は米国東部時間の4月11日、今夏最終モデルとなる現行第7世代の「シボレー コルベット」をオークションに出品し、その収益金をアメリカ同時多発テロ事件で多くの人命を救うために亡くなったニューヨーク市の消防士、スティーブン・シラーの功績を称え設立されたステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団に寄付することを発表した。
この発表は、同財団が毎年主催するガラパーティーに列席したGMの会長兼CEOメアリー・バーラ氏によって、次世代「コルベット」開発状況に関する報告と共に行われた。
席上でバーラ氏は「GM、GMC、シボレーは、ステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団と、負傷しお亡くなりになった軍人の方、救急隊員の方やその家族への献身的な活動を支援しています。
今回この「コルベット」のオークションでの販売は財団の活動をサポートするだけでなく、我々が7月18日に発表する次世代「コルベット」への道を切り拓くことになります」と語った。
第7世代の最終モデルとなる「コルベット」 –2019年型のZ06ブラックモデル– は、6月28日にコネチカット州で開催される世界最大級の名車オークション「バレットジャクソンノースイーストセール」に出品される。収益金はすべて財団に寄付される。
寄付を受けるステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団は、任務において大きな障害を負った方々に向けて、好立地で最新設備を備えた住宅をローン不要で提供し、第一線で命を落とした方々の遺族のローンを肩代わりするなどの活動を行っている。
同財団の会長兼CEOフランク・シラー氏は「軍隊や救急隊の最前線で戦う勇敢な彼、彼女らをサポートするGM、GMC、シボレーに私たちは深く感謝します。
この素晴らしい贈り物によって、我々はさらに多くの退役軍人の方にふさわしい支援をすることができます」とコメントを残している。
なおGMCは過去5年間、ステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団への支援を続けており、財団が1000万ドル以上の資金を調達することに貢献している。これには昨年財団が得た220万ドルが含まれ、そのうち92万5000ドルは、シボレーディーラーとNASCARチームオーナーのリック・ヘンドリックが2018年のオークションで落札した2019年型「コルベットZR1」第1号車の売上げによって調達されたものとなっている。
その他の資金は従業員による募金や、全米各地で行われたラン&ウオーク「5K トゥトンネルトゥタワーズ」やGMCディーラーによる協賛イベントなどによって集められた。