併せて、教習所を舞台にしたスペシャルムービーを公開
日産自動車株式会社(本社: 神奈川県横浜市西区、社長: カルロス ゴーン)は13日、100%電気自動車「日産リーフ」の販売開始5周年を記念し、EV(電気自動車)の運転感覚を、ドライバーの脳波から自動的に言語化し、車両周辺に投影する機能を備えた「日産リーフ」を制作するとともに、車両が走行している映像“THE ELECTRIC CARtoon! IN A DRIVING SCHOOL AT NIGHT”を同日より公開したと発表した。
同映像は、教習所に通う若者たちのリアルな反応や表情を伝えるとともに、「ドキドキ」や「すげー!!!」等、ドライバーの運転感覚を投影しながら走る「日産リーフ」を映したエキサイティングな映像となっている。
同発表は、「日産リーフ」が持つ“加速感”や“ハンドリング”など、ドライバーが感じるEVの走りの楽しさを表現すると共に、ドライバーだけではなく周囲にも走行感覚や楽しさを伝えたい、という日産側の思いからスタートしたもの。
同社では「今回撮影した映像をきっかけに、より多くのお客さまにEVの魅力を感じていただきたいと考えています」と述べている。
電気自動車の運転感覚を映し出す「日産リーフ」
使用車両には、脳波測定用ヘッドセットを装着したドライバーの運転中の脳波をリアルタイムで計測・解析し、脳波とEVの運転感覚を表現した計33パターンの言語データを自動的にマッチングするシステムを搭載している。
そして、その運転感覚をマンガの吹き出しを模したイラストを車両周辺に投影しながら走行する。
また車両の外観においても、海外で人気を博しているジャパニメーションをイメージしたユニークなデザインとしている。
男女30人に「日産リーフ」運転時の脳波を測定
上記を踏まえて実際にこの車両を使用し、男女30人の被験者に対して様々なシーンにおける「日産リーフ」運転時の脳波を測定した。
一般的に脳科学の分野では、「α波は、リラックス度や集中度が高い時に多く出る脳波」、「β波は、緊張や興奮度が高い時に多く出る脳波」と言われている。
今回は、「α波を、リラックス度が高い=心地の良い状態」、「β波を、興奮度が高い=エキサイティングな状態」と定義した結果、発進時において2人に1人以上の割合でβ波が、コーナリング時において9割以上の人からα波が顕著に現れ、EV運転時の「心地の良い状態」と「エキサイティングな状態」を確認することができたとしている。
実車を日産グローバル本社にて展示
4月29日(金)より、「THE ELECTRIC CARtoon! IN A DRIVING SCHOOL AT NIGHT」で使用した、ユニークなデザインの「日産リーフ」を展示する。
・展示日程: 4月29日(金) ~ 5月中旬(予定) 各日10:00~20:00
・展示場所: 日産グローバル本社ギャラリー 神奈川県横浜市西区高島1-1-1
TEL 045-523-5553
アクセス: http://www.nissan.co.jp/GALLERY/HQ
【“THE ELECTRIC CARtoon! IN A DRIVING SCHOOL AT NIGHT”「日産リーフ」の仕組み】
1. 脳波測定用ヘッドセットを装着し、運転中のドライバーの脳波を測定。
2.車内に搭載した専用脳波解析アプリケーションにて、ドライバーの興奮度や気持ちよさを判定。
3.相対的にキャリブレーション(データ調節)を行う。
4.判定結果に応じ、計33パターンの言語データをリアルタイムに選択。
5.車両後席に搭載されたプロジェクターより、言語データを路面に投影。
スペシャルムービー概要
■公開日: 2016年4月13日(水) 14:00
■URL: https://youtu.be/ddWx_cI84UM
■内容: 教習所に来ている若者たちが、ドライバーの運転感覚を投影する「日産リーフ」をドライブ。初めてEVを運転する彼らの興奮や驚いている表情と共に、ドライバーの感情をリアルタイムに映しながら夜の教習所内を疾走する「日産リーフ」の様子をまとめた。
脳波測定実験 実施概要
■対象: 約30名
■実施時期: 2016年3月
■測定方法: ドライバーの頭部にヘッドセットを装着し、EVである「日産リーフ」を運転
■測定シチュエーション: 横浜みなとみらい周辺ならびに首都高速道路
≪一般道≫
0~40km/hの間での発進&加速、コーナリング、登坂路加速、信号停止時の停止など。
≪高速道路≫
60km/h以上での走行&加速、分岐点からの合流、料金所から加速など。
■測定協力: 株式会社ニューロスペース< http://neurospace.jp/ >