三菱自動車工業、「自動車技術展・人とくるまのテクノロジー展2017横浜」に出展


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長CEO:益子 修、以下、三菱自動車)は、5月24日(水)~26日(金)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展し、三菱自動車の様々な技術を紹介していく。

具体的には、まず人工知能技術やコネクティッドカー技術を活用した「AIパーソナルアシスタント」による新たなドライブ体験を提案。

またスマートフォン連携ディスプレイオーディオで利用可能な三菱自動車純正アプリケーション「電動車両サポート」などを紹介する。

さらに本年2月に一部改良したプラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』を展示、性能・機能の向上や充実させた装備を紹介し、伝統をベースに新しい価値創造を目指す同社の四輪制御技術の歴史を紐解いていく。

この他、主催者企画である最新技術搭載車の試乗体験コーナーでは、『アウトランダーPHEV』を出展し、試乗者に電動車ならではの「滑らかで力強く静かな走り」を提案する。

その他の出展概要は以下の通り

1.「AIパーソナルアシスタント」概要
車載の「AIパーソナルアシスタント」が、人工知能技術やコネクティッドカー技術を活用し、乗員のことを深く理解し、乗員とともに成長することで、運転中の安心・安全のための適切な情報を提供したり、ドライバーと家庭の人々とのコミュニケーションをサポートすることにより、新たな体験を提供する。

なお「AIパーソナルアシスタント」は主に下記の機能を提供していく。

(1)対話機能
最先端のAI技術(音声認識、自然言語処理等)により、走行騒音環境下においても乗員の発話を正しく理解し、自然な言葉で乗員と会話ができる。

声紋認識やカメラを用いた人物認証機能により人物を認証したうえで、その人の会話や行動を学習し、好みやニーズに合わせたサービスを提供する。

クラウド型音声認識(クラウドにあるAIを活用した音声認識システム)とローカル型音声認識(車の中にあるAIを活用した音声認識システム)を組み合わせたハイブリッド型システムであり、ネットワークが繋がらない環境においても、クラウド型音声認識と同レベルの精度、低レイテンシー(遅延時間)を実現する。

(2)コンテキスト認識機能
音声認識技術およびジェスチャー認識技術により、乗員の意図や状態(行動、感情※1、眠気、注意力、認知レベル等)を把握し、適切な情報を適切なタイミングで提供。

※1・・・ 車両の感情生成については、cocoro SB 株式会社が開発した AI 技術である感情エンジンによる車両の感情生成を行っている。また、乗員の感情については、株式会社AGIが開発した音声感情認識技術STによる乗員の感情認識を行っている。

(3)多種多様なデバイスやコンテンツとの連携
「AIパーソナルアシスタント」が様々なデバイスやコンテンツとの連携をサポート。
例えば、ソフトバンクロボティクス株式会社のパーソナルロボット「Pepper」を自動車と連携させることにより、リビングから「Pepper」を通じて自動車の空調を操作したり、ガソリン残量やキーロック等の車両状態を確認したりといった機能だけでなく、家庭にいる人々とのコミュニケーションのサポートなど、将来のロボット時代を見据えた体験の提供を実現する。

2. 三菱自動車純正Android AutoTM※2対応アプリケーション概要
自動車メーカーとして初めてAndroid Autoに対応※3し、車載ディプレイから充電スポットの検索を可能にした三菱自動車純正アプリケーション「電動車両サポート」のデモンストレーションを行う。

また、インターネットに接続された家のドアベルを経由して、運転中であっても来訪者の確認と対応を可能とする「Smart Door Bell (beta)」、小型カメラで撮影した映像にハンドル角や車速等の車両情報を組み合わせ、新しいドライブの楽しみ方を提案する「Driving Data Recorder (beta)」を参考出展する。
※2・・・Android AutoはGoogle Inc.の商標です。
※3・・・当社調べ。