日産、追浜工場の生産終了・移管・統合で利害関係者との対話を開始

日産自動車(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、先の通り7月15日、2027年度末に追浜工場での車両生産を終了させて日産自動車九州株式会社へ生産移管・統合することを発表した。

これを踏まえ同社は同決定について関係するステークホルダーとの対話を開始していることを7月18日、プレスリリースに於いて掲示した。その概要は以下の通り。

移管プロセスの一環として、同社はすでに地元自治体との対話を開始しており、関係する皆様との協力体制の構築に着手している。

7月18日は、主要取引先であるサプライヤーの皆様を対象とした説明会を開催。生産移管に関する全体方針と今後の対応計画について説明した。

また、今後労働組合との正式な協議も速やかに開始する予定としている。

同社は、対象となる従業員一人ひとりの状況に応じた選択肢を提示し、きめ細やかな支援を行い、透明性の高い、迅速で誠実なコミュニケーションを行っていくとしている。

またイヴァン エスピノーサCEOは、「今回の移管は、従業員に加え、長年にわたり追浜工場を支えて下さったパートナー企業や幅広いステークホルダーの皆様に影響があることを理解しています。

私たちは地元自治体や取引先の皆様、そして労働組合との対話を速やかに開始しました。対話にあたっては、高い透明性をもって、敬意と協力を重視して進めていきます。

関係者の皆様の声に真摯に耳を傾け、寄り添い、ともに持続可能な道を切り拓いていきたいと考えています。

当社はお客さまへの納期に影響が生じることのないよう、引き続き最大限の対応を行っていきます。今後も、従業員、取引先、地域社会の皆様に対して、適切な情報を継続的に提供していきます」と結んでいる。