ダイハツ工業（本社：大阪府池田市、代表取締役社長：井上雅宏）はインドネシアの現地法人アストラ・ダイハツ・モーター社（ADM）から7月23日、コンパクトSUV「Rocky（ロッキー）」のハイブリッド車を発表した。

近年インドネシアで高まる電動車へのニーズに応えるため、ADMとして初めて導入するハイブリッドモデルであり、2026年より同国での販売開始を予定している。

2021年に日本で発売した「Rocky」のハイブリッド車は、ダイハツが独自に開発したハイブリッドシステムである「e-SMART HYBRID」を搭載している。

エンジンで発電した電力でモーターを駆動させ走行するシリーズ方式を採用しており、小さなクルマに適したシンプルでコンパクトなシステムとなっている。車両は日本からの完成車輸出とし、インドネシアの法規に適合させ導入する。

ダイハツでは、Rockyハイブリッド車について、「今後もマルチパスウェイの考え方のもと、国や地域、お客様それぞれの生活に寄り添った、良品廉価で環境にやさしいクルマをお届けすることで、カーボンニュートラル社会の実現と自動車の普及、産業発展に貢献してまいります」と話している。

主要諸元
駆動方式 ：FF (Front engine, Front wheel drive)
エンジン： WA-VEX型　1.2L水冷直列3気筒12バルブDOHC
フロントモーター ：E1A・交流同期電動機
乗員定員 ：5名
全長×全幅×全高 ：3,995mm×1,695mm×1,620mm
生産工場：ダイハツ　滋賀（竜王）工場第２地区