いすゞとボルボ・グループ、アジア市場の車両開発で戦略的提携

大型トラックの共通プラットフォームの他、技術・部品支援も

いすゞ自動車(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介)とボルボ・グループ(本社:スウェーデン・イエテボリ、プレジデント兼CEO マーティン・ルンドステット)は7月29日、先の2020年10月に締結した20年以上に亘る商用車領域での基本契約を基に、ボルボ・グループの技術を活用した、いすゞとUDトラックスによる日本およびアジア市場向け大型トラックのプラットフォームの共同開発で新たな契約を締結した。

今回の契約は、ボルボ・グループよりパワートレインを中心としたコンポーネントの継続供給に加え、開発および品質面での技術支援を盛り込んだ内容となっている。

両社は、共通プラットフォームの開発をさらに進めると共に、安定した市場導入を支える顧客サポート体制の強化に注力していく。

いすゞは今後も、ボルボ・グループとの強固な連携のもと、持続可能で競争力のある製品とサービスの提供に、引き続き取り組んでいく。

*契約締結式で堅く握手するボルボ・グループのルンドステット プレジデント兼CEO(左)といすゞの片山正則会長CEO

いすゞ 会長CEO 片山正則氏は、「今回、新たに締結した契約は、いすゞとボルボ・グループの信頼関係と協業の深化を象徴するものです。両社が持つ技術力と経験を融合させることで、日本およびアジア市場における大型トラックの未来を切り拓き、お客さまに対する製品・サービスの安定性と信頼性をさらに高めるものと確信しています」と述べた。

対してボルボ・グループ プレジデント兼CEO マーティン・ルンドステット氏は、「両社の技術力と市場における知見を融合させることで、真のウィンウィンの関係を築き、長期的な成長と顧客満足の向上を目指していきます。本取り組みは、収益の成長を促進するとともに、アジア市場における競争力のある製品・サービスの提供に貢献するものです」と提携の核心について説明した。

最後にいすゞとボルボ・グループは、今回の契約締結を通じて、両社の戦略的協業をさらに強固なものにします。

それぞれが得意とする領域を相互に補完しながら、お互いの持つ優れた技術を活用することで、より大きなシナジーを創出し、物流の将来課題の解決を目指してまいりますと結んでいる。