マツダ財団、2016年度の事業計画は科学技術振興と青少年健全育成を目的に総額6,826万円


1984年10月のマツダ財団発足以来、これまでの助成実績は今回を含めると合計 1,979 件・15億8,370万円に達した

公益財団法人マツダ財団(所在地:広島県安芸郡府中町、理事長:金井誠太、以下、マツダ財団)は、2016年度の事業計画を発表した。

今年度も引き続き、科学技術振興と青少年健全育成の 2 つの領域について、研究助成と事業助成を中心に、様々な活動を行う。

マツダ財団理事長の金井誠太氏は、「科学技術振興と青少年健全育成という 2 つの目的のもとで、常に時代を先取りした事業を志していきたい。

また存在感のある財団を目指して、さらなる社会貢献に努めていきたい」と述べている。

なお、2016年度の事業費は、前年度比145万円増の6,826万円としている。具体的な事業計画は以下の通り。

科学技術振興関係
1. 研究助成
<マツダ研究助成>
2016 年度も機械、電子・情報、材料の 3 分野を対象に、「若手研究者」、「萌芽的研究」、「循環・省資源への寄与」を優先して助成する。
(助成金総額 3,300 万円、33 件)

<マツダ研究助成奨励賞>
マツダ研究助成対象の中から特に優れた研究を選び、1 件 50 万円の副賞(追加助成金)を授与する。
(助成金総額 200 万円、4 件)

2. 事業助成
中国地方で開催される小中高の生徒を対象とした「科学体験」に関する事業・研究会等を支援する。
(助成金総額 200 万円、10~15 件程度)

3. 科学わくわくプロジェクト
科学にわくわくする子どもの心を育てるための「科学わくわくプロジェクト」(わくプロ)事業を実施する。

事業内容は、中・高校生を対象に理科の真の面白さを伝える出前講義を実施する「サイエンスレクチャー」、中学生を対象に広島大学等の最先端の設備を活用したハイレベルな演習講座を行う「ジュニア科学塾」など、多面的な構成とした。
(負担金総額 50 万円)

2
青少年健全育成関係
1. 研究助成
2016 年度も、青少年の健全育成に寄与する実践的な研究を対象に、助成を行う。
(助成金総額 500 万円、5~6 件)

2. 市民活動支援
2016 年度は、広島・山口両県から寄せられた、過去最多の 119 件の応募の中から、全34件、総額900万円の支援を決定した。

地域連帯やボランティア育成などに取り組む、意欲あふれる市民活動を支援ししていく。
(記事下段の「マツダ財団 第 32 回市民活動支援一覧 -青少年健全育成-」参照)

3. 感動塾・みちくさ
公益財団法人広島市文化財団と共催の「感動塾・みちくさ」は、児童・指導者・ボランティアの創意工夫をはぐくむ事業を 3 会場で開催する。
(負担金総額 130 万円)

4. スタートラインプロジェクト
NPO 法人ピピオ子どもセンターとの連携で、被虐待児等の自立を支援する「スタートラインプロジェクト」を実施する。子どもたちの成長やスタッフの能力開発を支援するプログラム等に取り組む。
(負担金総額 100 万円)

5. 講演会の開催
青少年健全育成の啓発を目的とする恒例のマツダ財団講演会を、広島市内で開催する予定。

6. 大学寄付講義
広島修道大学で単位互換「キャリア形成特殊講義(ボランティア活動)」を実施。

7. 調査・研究
若者自立支援事業の実施へ向けての調査・研究を実施していく。

マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行うことにより、世界の人々が共に繁栄を享受し、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的として、1984 年 10 月に発足した。

これまでの助成実績は、今回を含め合計 1,979 件、15 億 8,370 万円となった。マツダ財団では、「今後一層社会のお役に立てるよう、これからも取り組んでまいります」と結んでいる。

Mazda Foundation 32nd citizen activity support list - youth healthy development -[1]Mazda Foundation 32nd citizen activity support list - youth healthy development -[2]