京セラ、アルミ部品加工用の超多刃カッタ「MD90」を発売


自動車産業で軽量で高強度なアルミ部品需要が増加

京セラ(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:谷本 秀夫)は4月18日、自動車産業などのアルミ部品加工に適したミーリング工具の新製品として、超多刃カッタ「MD90」を開発し、4月21日(月)から発売する。

近年、自動車の燃費向上やEV化の進展により、軽量で高強度なアルミ部品の需要が増加している。また、製造現場では小型マシンの導入が増えており、これらのマシンでも高能率かつ高品位にアルミ部品を加工できるカッタのニーズが高まっている。

今回、開発・発売する「MD90」は、24枚刃の超多刃仕様(φ125mmの場合)で、アルミ部品の高能率・高品位加工を実現するカッタとなっている。

製品の特長
1.独自形状ホルダにより、超多刃仕様でも高い剛性を確保。びびりを抑制し、テーブル送りVf≧24,000mm/minの高能率加工を実現。
2.軽量のアルミボティホルダもラインアップし、小型マシン(BT30)にも対応。
3.PCD(多結晶ダイヤモンド)インサートは、バリを抑制する専用設計で、面粗度0.8μmRa 以下の高品位な加工を実現。また、ツインポイントクーラントと流線チップポケット構造で優れた切りくず処理性能を発揮。
4.顧客ニーズに合わせて特注品対応。加工径はφ20~350mm、刃先仕様も用途に合わせてカスタマイズが可能。

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アルミ加工用超多刃カッタ「MD90」
型番数/希望小売価格(税抜き):
インサート:4型番 11,430円/14,840円
ホルダ(鋼ボディ):3型番 134,620円~210,940円
ホルダ(アルミボディ):10型番 286,200円~549,080円
主な対象業界:
自動車産業など
推奨被削材:
アルミニウム合金