FIAフォーミュラE世界選手権シリーズは5月2日(英国ロンドン発)、新ドキュメンタリーコンテンツ「フォーミュラE:ドライバー」の作品詳細を発表した。この4部作からなるドラマシリーズは、Amazon Prime Video Directを通じて38の地域で視聴可能だ。
今回Astronaut Films(アストロノート・フィルムズ)が制作した今ドラマシリーズは、フォーミュラEの数多のドライバーの中からアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム)、ミッチ・エバンス選手(ジャガーTCSレーシングチーム)、ジェイク・デニス選手(アンドレッティ・フォーミュラE)、そしてダン・ティクトゥム選手(クプラ・キロ=旧ERT)の人生に迫る4部構成の連作になっている。
フォーミュラE世界戦をジェットコースターのように描く
リアルなレーシングトラックの内外での独占映像を収録した同シリーズは、まずはメキシコで幕が上がる。そこでは現チャンピオンのジェイク・デニス選手が夏の祝賀ムードから現実に戻り、タイトル防衛に燃える姿から描かれていく。更に「不良少年」との評判で、フォーミュラEでの将来が危ぶまれるダン・ティクトゥム選手の姿も追う。
より具体的には、ミッチ・エバンス選手やアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手を含む5人のドライバーがチャンピオンシップの栄冠を賭けて熾烈な戦いを繰り広げる筋書きで、ファイナルではドラマチックなロンドンに於けるシーズン最終戦へと舞台が移っていく。
このドキュメンタリーシリーズの視聴者は、10周年を迎えるフォーミュラE選手権のスリリングでハイペースな世界を最前列の席に於いて体感できるだろう。
そんな新シリーズについてフォーミュラEで最高メディア責任者を努めるアールティ・ダバス氏は、「 この新たなドラマシリーズを通して、フォーミュラEのファンの皆様に世界最速の加速力を誇るモータースポーツシーンで競い合う、ドライバー達の生々しくも、本物で、ありのままの姿をお届けします。
このシリーズでは、サーキットに於けるスポーツアクションだけに留まらない才気溢れるドライバーたちのヘルメット内に隠されたヒューマンドラマを描き出す。
この包み隠さない誰もがアクセスできる視点を、Amazon Prime Video Directを通して世界中の視聴者へ届けられることを心から嬉しく思います」と語った。
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以下はリアルドライバー達による視聴の呼び掛けとなる
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▷アントニオ フェリックス ダ コスタ選手(タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラ E チーム):このドキュメンタリーは、レーシングドライバーの舞台裏に完全密着し、ファンの皆様にレーシングドライバーのありのままの姿をお届けするものです。
喜び、悲しみ、そしてその間のあらゆる瞬間を捉え、視聴者の皆様に私たちの世界を捉え、このスポーツを突き動かす激しさ、プレッシャー、そして情熱を体感して頂けることを願っています。
モータースポーツを定義づけるのは成功と失敗です。このシリーズでは、その全てをお見せします。
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▷ミッチ・エバンス選手(ジャガーTCSレーシングチーム):フォーミュラE:ドライバーのローンチは本当にエキサイティングで、このシリーズがフォーミュラEの世界に新たな視点をもたらしてくれることを期待しています。
この新しいプロジェクトで、アストロノート・フィルムズと協力できたことは本当に素晴らしい経験でした。
このプロジェクトを通して、ファンの皆様に世界で最も競争の激しいモータースポーツで競うために何が必要なのかを知って頂き、私たちのスポーツが成長し、より幅広い視聴者に届けられることを願っています。
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▷ジェイク・デニス選手(アンドレッティ・フォーミュラEチーム):制作チームがシーズンを通して私達を追い掛けてくれたお陰で、フォーミュラEドライバーの真の姿、喜び、悲しみ、その間のあらゆる出来事を深く知って頂くことができると思います。
私達を支えてくれるファンの皆さんは通常、レース当日のことしか見えないものですが、このシリーズは、それを遙かに超える多くのことを捉えています。
そうしたリアルな場面によりファンの皆様が、このスポーツにより接近して頂けるようになり、高いレベルで戦うための様々な取り組みを見て頂けるこのようなドキュメンタリーがあるのは本当に素晴らしいことです。
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▷ダン・ティクトゥム選手(クプラ・キロ):フォーミュラE:ドライバーの撮影ではとても緊張しました。その一方で撮影の機会は思いのほか愉しめたと思います。
フォーミュラEとアストロノートのスタッフ全員が、ドライバーが自分らしく表現することをとても重視していたのが良かったです。
撮影はどれもとても楽しく自分らしくいることができました。このシリーズを通して、フォーミュラEドライバーの素の姿を少しでも感じて貰えたら嬉しいですし、成功してこれからもずっと撮影を続けられることを願っています。
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最後に〝フォーミュラE:ドライバー〟のエグゼクティブプロデューサー兼アストロノートフィルムのCEOを努めるジョン・アルウェン氏は、「このドキュメンタリーシリーズの制作は、本当に光栄の連続であり、とても愉しめた仕事でした。
フォーミュラEの世界は、ポルシェ、ジャガー、アンドレッティといったビッグネームがタイトルを争う、世界を駆け巡る素晴らしいサーカスです。
実はこのシリーズでは、子供の頃からの夢を実現させながらもコース内外で常にプレッシャーにさらされているドライバーたちの現実を描きたかったのですが、それが実現できたと考えています」と結んでいる。