本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)のインドネシアにおける四輪車生産販売合弁会社であるピー・ティ・ホンダプロスペクトモーター(本社:ジャカルタ、社長:内田 知樹、以下HPM)は現地時間2月27日12時(日本時間14時)、当地の四輪車の生産累計台数が100万台に達したと発表した。
これを記念し同日、西ジャワ州カラワンにある工場で式典を実施。式典にはインドネシアのプトゥ工業省長官、本清 耕造 在インドネシア公使を来賓として招き、ホンダからは代表取締役副社長執行役員の倉石 誠司氏らが出席した。
HPMは2003年2月に「ストリーム」にてカラワン工場の生産を開始。その後インドネシアでの自動車需要の高まりを受けて2014年1月より第二工場を稼働し、現在の年間20万台へと生産能力を拡大してきた。
また、国内向け7機種の完成車の生産に加えて、近年カラワン工場はホンダの四輪部品のグローバル生産・供給拠点として重要な役割を担っており、四輪部品を近隣ASEAN諸国はもとより、日本、南西アジア、ラテンアメリカ諸国などへも輸出している。
HPMは、生産を開始した2003年の2万台レベルから2016年には20万台にまで販売を拡大し、インドネシア市場において19%のシェアを獲得するにまで成長した。
式典でのHonda代表取締役 副社長執行役員 倉石 誠司氏のコメント
「わずか14年で100万台という大きな節目に達したことは昨年9月のHondaの四輪車の世界生産累計1億台達成に続く大きな成果です。
インドネシアにおけるHondaの販売規模は、Hondaとしてアメリカ、中国、日本に続き世界で4番目であり、インドネシアは現在も、そしてこれからもHondaにとって重要な市場です。
私たちは今後もHPMの生産能力の強化に努め、引き続きインドネシアでの事業に全力を尽くします」
同じくピー・ティ・ホンダプロスペクトモーター社長 内田 知樹氏のコメント
「生産累計100万台の達成は、Hondaのクルマが私たちの尊敬するインドネシアのお客様からいかに愛され評価していただいているかを表しており、また、Hondaがインドネシアで事業を拡大していくというコミットメントでもあります。
私たちは生産設備や人材への投資を進め、インドネシアの自動車産業と社会に貢献し続けてまいります」
【インドネシアにおける四輪車生産の歴史】
1974年 ピー・ティ・プロスペクトモーターがHonda車の委託生産を開始(ピー・ティ・イモラモーターが卸売)
1999年 3月:ピー・ティ・ホンダプロスペクトモーター設立
2003年 2月:ピー・ティ・ホンダプロスペクトモーターがカラワン工場にて四輪車の生産を開始
2007年 11月:生産累計10万台を達成
2014年 1月:カラワンにて第二工場稼働
2014年 4月:生産累計50万台を達成
2017年 2月:生産累計100万台を達成
【ピー・ティ・ホンダプロスペクトモーター/PT Honda Prospect Motor 概要】
設立:1999年3月
資本金:7,000万USドル
出資比率:本田技研工業株式会社 51%、PT Prospect Motor 49%
代表者:社長 内田 知樹(うちだ ともき)
所在地:本社:インドネシア ジャカルタ 工場:カラワン
事業内容:四輪車の製造・販売
生産車種:モビリオ、ブリオRS、ブリオサティア、ジャズ、CR-V、HR-V、BR-V
生産能力:20万台/年 (第一工場:8万台/年、第二工場:12万台/年)
従業員数:約7,900名(期間従業員含む)