ヴァル研の「mixway Package」、同交通実証実験に導入
経路検索サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所(本社:東京都杉並区、代表取締役:菊池 宗史)は、自社のモビリティ統合アプリ開発サービス「mixway Package」が、静岡県長泉町および合同会社うさぎ企画(本社:静岡県駿東郡、代表社員:森田 創)が実施する「交流型オンデマンド交通実証実験」に採用されたことを明らかにした。
実証実験自体は、自家用車を持たない首都圏からの移住者の移動需要や、住民同士の交流を活性化させることを目的とした取り組みとなっており、長泉町が実施し、うさぎ企画が運営受託を行う形で実施される。
町内の公共施設や商業施設など、住民の交流拠点となるスポット間の移動手段として、予約制のオンデマンド交通を試験導入することで、地域内の回遊性や繫がりの創出を目指す。
ヴァル研究所が提供する「mixway Package」は、経路検索、予約、事前決済などの交通サービスに必要な機能を標準化したオンデマンド交通向けのアプリ開発サービス。
例えば「LINE」を活用した予約アプリ機能には、オンデマンド交通向けの予約プログラムの他、事前決済機能、停留所・車両・イベント情報掲載機能も搭載されている。
そのため、アプリをイチから構築するのではなく、既存のラインナップから必要な機能を組み合わせて提供できるため、低コストでソフトウエア導入が実現できる。
また、オンデマンド交通の配車計算は、AIを用いたリアルタイムの便乗配車計算システム「SAVS」と連携している。
今回の採用事例を皮切りに、ヴァル研究所では今後「mixway Package」を活用した新しい交通の実証実験や、持続可能な地域公共交通の推進・支援を行っていきたい考えという。
関連URL
実験公式サイト:https://spicebox-nagaizumi.com/
うさぎ企画プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000100976.html
「mixway Package」は、「LINE公式アカウント」を窓口に、地域のおでかけ情報、二次交通を含めた交通の検索・予約、決済、デジタルチケット、クーポン等さまざまな機能を組み合わせ、交通を軸としたまちづくり施策に活用できるモビリティ統合アプリを開発するサービス。
2025年6月にリリースし、今回の長泉町の交流型オンデマンド交通実証実験が導入事例第1号となった。
サービス紹介ページ:https://mixway-package.ekispert.net/lp/
また株式会社ヴァル研究所は、1988年にMS-DOS版の経路検索システム「駅すぱあと」を発売して以来、全国の公共交通機関データと高い信頼性をベースに様々な法人向け・個人向けサービスを展開し取引実績は12万社以上となっている。
近年では公共交通機関に加え、シェアサイクルなどの様々な新しいモビリティサービスへの対応など、MaaSへの取り組みや次世代の経路検索システムの研究・開発を推進している。
商号:株式会社ヴァル研究所
代表取締役:菊池 宗史
所在地:東京都杉並区高円寺北2-3-17
設立年月日:1976年7月26日
資本金:4,100万円
企業サイト:https://www.val.co.jp/