映画「F1/エフワン」の公開プロモーションをアブダビで締め括る

『F1:ザ・ムービー(F1/エフワン)』は、アブダビのヤス・マリーナ・サーキット、ザイード国際空港、twofour54スタジオが撮影の舞台となり、なかでもヤス・マリーナ・サーキットでの撮影は、リアルなF1グランプリ中に生撮影されるという映画史上初の試みが行われた記念すべき場所となった。

そこで7月3日(中央ヨーロッパ時間)、映画撮影の中核拠点となったヤス・マリーナ・サーキットで、キャストや撮影クルーが集結。アブダビ首長国連邦のAbu Dhabi Creative Media Authorityによって、特別な「メイキングビデオ」がリリースされたことを明らかにされた。

この地でのプレミア体験では、F1レースシミュレーター、公式APXGPカーのクローズアップ鑑賞、スクリーンに映し出されたヘルメットやレーシングスーツなど映画の小道具への限定アクセスなどが供され、招待されたゲスト達を『F1:ザ・ムービー』の世界に誘った。

ちなみに当地に於ける映画撮影に係る数々のセッションは、クリエイティブ・メディア・オーソリティ(CMA)、アブダビ映画委員会(ADFC)、そして現地の制作パートナーであるEpic Filmsの緊密な協力によって実現した。

またプロジェクトには280名を超える当地の現地スタッフが撮影サポート役として参加しただでなく、UAEを拠点とする15名のインターン生が国際的な制作チームに加わり、映画製作に掛かる実践的な経験を積んだ。

当時のUAEに於ける撮影を振り返った監督のジョセフ・コシンスキー氏は、 アブダビで撮影できたことは、とても光栄なことでした。素晴らしいロケーション、揺るぎないサポート、人々の温かさがあり、それらが私にとってアブダビを特別な場所にしてくれましたと語った。

次いでプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏は 、地元のパートナーからの懸命な協力体制を称賛し、映画のビジョンに命を吹き込んだ努力に対して深い感謝の意を表した。

加えて主演を務めたブラッド・ピットは、 アブダビは本当に素晴らしいとだけ付け加え、 ユニークな環境と知見を提供してくれたキャスト達への感謝を伝えた。

クリエイティブメディア局のモハメド・ドバイ局長代理は、 「制作からプレミア上映まで、アブダビはこの物語を現実のものにするために重要な役割を果たしてきました。

このプロジェクトは、協力体制の規模から、地元が提供した数々の人々の協力体制に至るまで、私たちの映画制作エコシステムにとってはどれも画期的な出来事の連続でした。

そうした歩みを重ねた上で、今回の巡回上映会で総仕上げのプレミア上映会を開催できたことは、アブダビ首長国連邦にとって誇らしい瞬間です」とコメントした。

更にアブダビ映画委員会のサミール・アル・ジャベリ委員長は、「この映画は、 アブダビが世界的な制作拠点として提供できるあらゆる可能性を示しています。

グランプリのライブ撮影からスムーズなロジスティクス、そして熟練した現地クルーに至るまで、『F1:ザ・ムービー』は、私たちからの様々な協力支援とエコシステムが、世界クラスの映画制作を最初から最後までサポートできることを示す好例です」と付け加えた。

最終的に、このイベントが、世界公開を果たした当該映画プロジェクトに係る締めくくりとなり、撮影に参加したクルー達や招待されたゲスト達は、ここに至る歩みの成果を高らかに演出した。

そんな同映画作品は、Apple Studios、Formula 1 Management、FIA、そして現在のF1全10チームの協力を得て制作され、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズによって世界配給されており、現在、世界中の映画館で上映中となっている。

*映像に掛かる出典元:Abu Dhabi Creative Media Authority