ボルボとブリタックス・レーマー、快適性と使い易さを考えた新世代チャイルドシート発売へ


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1960年代初頭から自動車メーカーとしてチャイルドシートの衝突試験を行ってきたボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)。

同社日本法人のボルボ・カー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村隆之)は5月17日、デザイン性・快適性・利便性を高めた新たなチャイルドシート3種類を今年度後半に発売すると発表した。

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ボルボはチャイルドセーフティのパイオニアとして、チャイルドシートの開発、保護者に向けた分かりやすい装着方法と正しい使用方法についてのマニュアルの提供など、子供の安全を考えた積極的な取り組みを行ってきた。

ボルボセーフティセンターでシニアテクニカルリーダーを務めるロッタ・ヤコブソン博士は、「車内での子どもの安全は、多くの人にとって複雑で気がつきにくい問題です。

ボルボは永年にわたり、チャイルドシートの必要性や正しい装着方法に関するガイドラインを提供してきました。

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チャイルドシートの正しい装着方法と操作方法を大人に理解させることと、子供をきちんと座らせておくことは全く別のことであり、その違いは子どもが大きくなるとより明確なものとなります。

私たちは、車で移動する際に、子どもの体格や年齢に応じた、可能な限り最も安全な乗車方法が選択されることを重視しています。

少なくとも3~4歳までは、子供を後ろ向きに座らせる必要があります。

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その後も、身長140 cmまでの子供には、チャイルドシートやブースタークッション(※)が必須となります(※座面底上げ式のシート構造のこと。本記事末の動画で後述)。

後ろ向きシートの安全性については疑問の余地がないのですが、多くの保護者が早い時期から子どもを前向きに座らせてしまっているのが実情です。

その理由のひとつに挙げられるのが快適性の問題です。足元のスペースが十分でないために子供がぐずったり、チャイルドシートの生地が蒸れて暑がったりするためです」と説明する。

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さらに博士は、「新型チャイルドシートは、通気性と快適性に優れたウール80%の生地を採用することで、滑らかな手触りと優れた耐久性を実現し、気温に左右されず高い性能を発揮します。またデザインをスリム化し、足元のスペースを広げて快適性を高めています。

ボルボの新しい後ろ向きチャイルドシートは、お子様には高い快適性を提供し、ご両親にはお子様を長時間後ろ向きに座らせ続けることへの抵抗感を減らします。

これはチャイルドセーフティ全般に良い影響を与えると同時に、『2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロに』という理念「Vision2020」の実現に貢献します」と述べている。

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今回、同社から発売されるチャイルドシートは、さまざまな年齢・体格の子供に対応した設計になっていると云う。そのラインナップは以下の通りだ。

•新生児用シート :後ろ向き(体重13 kg以下、または生後9カ月まで)
•チャイルドシート :後ろ向き(生後9カ月から6歳まで。3~4歳までの使用を推奨)
•ブースターシート :前向き(後ろ向きシートには大きすぎる3~10歳向け)

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ボルボでは、「今後も、子どもたちが後ろ向きチャイルドシートに座ることの大切さを強く主張し続けていきます」と結んでいる。

なおこの新型チャイルドシートは、チャイルドシートメーカーBritax-Römer(ブリタックス・レーマー)社と共に開発し、ボルボ・セーフティ・センター(スウェーデン・ヨーテボリ)で試験され、日本には2016年後半より発売される予定としている。

ボルボ・カー・ジャパン株式会社URL http://www.volvocars.co.jp

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ディスカバー・ボルボ・キャンペーン実施。生誕の地でVOLVOの真価を体感する7日間(2015年12月29日掲載・子供に関わる衝突安全を説明する動画あり、動画開始後14分40秒以降)

https://youtu.be/4Yhr5LIsvhM