ステランティスのスコット・クルーガー氏、北米のデザイン部門を牽引

ステランティス.N.V(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:アントニオ・フィローサ)は7月31日(オランダ・アムステルダム/米ミシガン州オーバーンヒルズ発)、スコット・クルーガー氏を新設の北米デザイン責任者に任命した。

そのクルーガー氏は、北米最高執行責任者(COO)のアントニオ・フィローサ氏にレポートする。

クルーガー氏は、ステランティス傘下で北米ブランドのクライスラー、ダッジ、ジープ®、ラムのクリエイティブディレクションとデザイン戦略を統括する。

クルーガー氏は2001年にステランティスに入社。デザインオフィス内で様々な役職を歴任し、責任ある立場を築いてきた。

直近では、北米のダッジおよびダッジ//SRTの乗用車およびユーティリティビークルのエクステリアデザイン全般をマネジメントしてきた。

それ以前は、同社のEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)デザインスタジオに於いて、アルファロメオ、ジープ、そしてユーザーエクスペリエンスデザインの責任者として5年間勤務した。

クルーガー氏の新たな役職の発表は、先週、ジル・ヴィダル氏がステランティスの欧州全ブランドのデザイン責任者に就任したことに続くもの。

両氏の人事は、最高デザイン責任者ラルフ・ジル氏による新たなデザイン組織の立ち上げに於ける重要な一歩となる。

この体制は、ステランティスの14の象徴的な自動車ブランドを効率的に管理し、地域毎の自主性を尊重することによって、個々地域の顧客のニーズに対する責務と継続的な体制を整えることを目的としている。

ステランティスCEOのアントニオ・フィローサ氏直属のラルフ・ジルズ氏は、グローバルなデザイン戦略とプロジェクトに注力し、各ブランドの戦略的方向性については、各地域のデザイン責任者と緊密に連携しながら、地域間の連携を促進していく構えという。

最高デザイン責任者のラルフ・ジル氏は、「スコットの北米担当就任とジルの欧州担当就任は、当社の新しいデザイン部門の組織体制をより強固にすること。

また北米および欧州市場に刺激的でエキサイティングな製品を提供することで、個々地域のお客様に対して、これまで以上に幅広い選択の自由を提供するという当社のデザイン戦略にとって、重要な鍵となります。

スコットの卓越したデザインの才能と北米でのリーダーシップ、そしてジルの欧州に於ける数々の受賞実績を背景に、当社の創造性をより大きく羽ばたかせること。独自性に取り組む我々の歩みにとって新たな扉を拓くものとなるでしょう」と結んだ。