三菱自動車、トライトンで国内ラリーに参戦する2チームを技術支援

三菱自動車工業( 本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄 )は6月12日、今年の「XCRスプリントカップ北海道」にトライトンを駆って出場する「圭rallyproject(代表:竹岡圭)」及び「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES(監督:哀川翔)」の2チームヘの参戦支援を行う。

ちなみに今年の「XCRスプリントカップ北海道」は全6戦。第3戦のARK ラリー・カムイ(7月4~6日、ニセコ町)、第4戦のRALLY HOKKAIDO(9月5~7日、帯広~陸別)は、日本自動車連盟( JAF )が主催する全日本ラリー選手権との併催となり、有力選手が多数参戦することから注目が集まっている。

XCRスプリントカップ北海道ホームページ
URL:http://www.xcr-h.com/

今回、三菱自動車がサポートする「圭rallyproject」と「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の2チームは、全日本ラリー選手権との併催となる第3戦と第4戦に参戦する予定だ。

いずれも山間部の林道や砂利道などの未舗装路で競われるハイスピードのラリーであり、操縦性や走破性、耐久信頼性が問われる。

一方、三菱自動車は、アセアン最大規模のクロスカントリーラリーであるアジアクロスカントリーラリー(AXCR)に2022年より参戦中であり、トライトンの技術的検証を重ねてきた。

今回は、そうした知見を活用して上記2チームへ、エンジンレスポンスの向上や、オートマチックトランスミッションのシフトパターン最適化などの技術支援を行い上位入賞をサポートするという。

———————————————————-

今出場にあたり〝圭rallyproject〟の竹岡圭代表は、「幾つになってもチャレンジはできる、モータースポーツを日本の文化にしたい。

この2つのスローガンを掲げて、2016年秋に〝圭rallyproject〟を立ち上げて2017年から全日本ラリー選手権に参戦してきました。

そして昨年2024年に、〝いつかは三菱車でラリーを〟という夢が実現し、三菱自動車様やTOYO TIRE様をはじめ、多くの方々にご協力を頂いたお陰で、XC2クラスでARKラリー・カムイは3位に。RALLY HOKKAIDO では4位に入賞することができました。

今年は、モモトンことトライトンベースの参戦車両の戦闘力が大きくアップされましたので、これまでの参戦経験をフル活用し、更に上位を目指して活動してまいります。温かい応援をよろしくお願い申し上げます」と話している。

———————————————————-

また〝FLEX SHOW AIKAWA Racing〟の哀川翔総監督は、「昨年から三菱トライトンをXCRスプリントカップ北海道に投入しましたが、新型車ということで改造パーツに限りがあり、思うようなラリーカーには仕上がりませんでした。

しかし今年は多くの方々のサポートがあり大幅に車両が改良されスムーズで走りやすいマシンに仕上がったことを確認しました。

テストで川畑選手が操るマシンに同乗しましたが、川畑選手の上手さも相まって特にコーナー進入の滑らかさや、エンジンパワーやトルク感を感じることができました。

この三菱トライトンのラリーカーとしての出来ならば、自分も運転してみたくなるほどです。今からXCRスプリントカップ北海道の参戦、特にRALLY HOKKAIDOは昨年のリベンジを果たすのが楽しみです。川畑くんの実力なら完走さえすればTOPを取れると思っていますので期待してください」と語っている。