1軒の三つ星(富山)、10軒の二つ星が誕生(富山:1軒、石川:9軒)。旅館が提供する料理が、一つ星として過去最多の4軒(石川)掲載される
日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ポール・ペリニオ)は、富山県・石川県の厳選された飲食店・レストランと宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」のセレクションを発表した。
なお「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」は6月3日(金)に発売される。また発売に先駆け、5月31日、15時30分以降、ミシュランガイド公式WEBサイト「クラブミシュラン」でも公開される。
「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」主なセレクション内容は以下の通り
- 三つ星:1軒の飲食店・レストラン (富山)
- 二つ星:10軒の飲食店・レストラン(富山:1軒、石川:9軒)
- 一つ星:29軒の飲食店・レストラン(富山:8軒、石川:21軒)と、4軒の旅館(石川)
- ビブグルマン: 53軒の飲食店・レストラン(富山:10軒、石川:43軒)
- 星、ビブグルマンはつかないもののお勧めのお店:197軒の飲食店・レストラン(富山:74軒、石川123軒)
(※)三つ星として、山崎(日本料理、富山)が掲載。
(※)4軒の旅館(浅田屋、金茶寮 本店、さか本、和田屋(全て石川)が提供する料理が一つ星として掲載。
(※)一つのエリアで星がついた旅館数が過去最多となった。
(※)世界遺産に登録されている五箇山の民宿、庄七が宿泊施設として掲載されている。
富山県、石川県は日本海、富山湾の良質な海の幸や、近郊で収穫される農作物など豊かな食材に恵まれたエリアである。
これを踏まえて「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」には、近郊でとれた上質な食材を使った料理を提供するお店が数多く掲載されている。
またこのエリアは、古くから育まれた文化や伝統が現代まで継承されており、歴史のある老舗も多数掲載されている。更に都市部だけでなく、能登半島など郊外の施設も掲載された。
アジアにおけるミシュランガイド事業の責任者であり、日本ミシュランタイヤ株式会社、代表取締役会長のベルナール・デルマス氏は、今媒体の発行にあたって、「国内外の観光客を魅了する富山県、石川県を対象に、新しいミシュランガイドを出版できることを大変嬉しく思います。
本ガイドブックには、国内のミシュランガイド特別版、海外のミシュランガイド同様、星やコストパフォーマンスが高く上質な料理を提供する飲食店・レストランを意味するビブグルマンだけでなく、星、ビブグルマンはつかないけれどもお勧めの飲食店・レストランも多数掲載されています。
掲載エリアは、両県全域を対象とし、能登半島の先端に位置する珠洲市や、七尾市、能登島などの施設も掲載されております。
また、世界文化遺産に登録されている、五箇山合掌造り集落にある宿も紹介されています。
五箇山は、ミシュランが発行している、外国人向け旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』にも三つ星(★★★)として掲載されており、非常にバラエティに富んだ興味深いセレクションになっていると思います。
私達ミシュランタイヤの企業理念は、『よりよいモビリティに貢献する』ことです。
すべてのミシュランの製品はこの理念を元に作られています。このガイドブック を通じ、読者の皆様に“移動する悦び”をお伝えすると共に、富山県、石川県で長年に渡り育まれてきた地域の魅力を発信し、地域全体の更なる活性化に繋がれば幸いです」と述べた。
またミシュランガイド総責任者のマイケル・エリス氏は、「富山県、石川県は日本海、富山湾で水揚げされる良質な魚介類、能登半島で収穫される新鮮な野菜、能登牛など豊かな食材に恵まれたエリアです。
このガイドブックにも海の幸をはじめ、近郊で獲れる良質な食材を使った料理を提供するお店が多く掲載されています。
また、歴史ある老舗の旅館、飲食店も数多く掲載されている点は特筆すべきでしょう。
日本で発行されている他のエリアのミシュランガイド同様、和食が占める割合が非常に高く、掲載店舗全体の80%以上となっております。
和食が世界中でますます脚光を浴びる今日、地域色溢れる富山、石川の料理は非常に興味深く、日本の地方都市の和食に更なるポテンシャルを感じました」と語った。
発売概要
タイトル:ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版
発売日:2016年6月3日(金)
定価:本体2,600円+税、(税込2,808円)
ISBNコード:978-4-904337-14-1
発行:日本ミシュランタイヤ株式会社
「クラブミシュラン」概要
*株式会社ぐるなびとの共同事業のもと運営。
アドレス http://clubmichelin.jp (PC&スマートフォン対応)
主な機能
ミシュランガイド掲載店の閲覧・検索、ブックマーク機能、
専門のスタッフによる、セレクション案内、予約代行コンシェルジュ、店舗情報メール送信機能、地図閲覧・印刷機能、など。
価格
– レギュラー会員(324円/月額、3,240円/年額)※書籍購入者は年間2,160円(税込)
– ゴールド会員(5,400円/月額、16,200円/年額)
※一部のサービス(予約代行コンシェルジュ、海外版ミシュランガイド)はゴールド会員のみ可能。レギュラー会員の場合はオプション追加で利用可能。(予約代行コンシェルジュは2,160円/月額、海外版ミシュランガイドは2,160円/年額)
【その他の掲載ガイド】 2016年5月 現在
– ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版
– ミシュランガイド東京2016
– ミシュランガイド京都・大阪2016
– ミシュランガイド兵庫2016 特別版
– ミシュランガイド奈良2016
– ミシュランガイド横浜・川崎・湘南 2015 特別版
– ミシュランガイド福岡・佐賀2014 特別版
– ミシュランガイド広島2013 特別版
– ミシュランガイド北海道2012 特別版
*特別版に関しても随時見直しを行っている。
ミシュランガイドについて
1900年8月、最初のミシュランガイド・フランス版が発行された。
当初、ドライバーのために作成されたこのガイドには、タイヤの使い方と修理方法、自動車修理工場のリスト、ガソリンスタンド、ホテルやレストランなどの実用的な情報が多数掲載されていた。
ミシュラン兄弟が目指したのは、自動車の活用を促進し、ひいてはタイヤ市場を発展させていくために、旅をより安全で楽しいものにすること。つまりモビリティを向上させることだった。
これは現在もタイヤは勿論、ミシュランの地図、ガイドブックなど各種刊行物も含め、共通の目標になっている。
1926年、「おいしい料理を星の数で表す」評価法をスタート。ミシュランガイドはまたたく間に美食ガイドの代表格となった。
1911年、ヨーロッパ中を網羅したガイドブックが完成し、2006年、大西洋を渡りニューヨーク版、その後2007年以降、サンフランシスコ、ラスベガス、シカゴ版が次々と発行され、アメリカでも旅の範囲を拡大している。
2007年、アジアで初めてのミシュランガイド東京版が発行、2008年には香港・マカオ版も発行された。
また、2009年には、日本で2番目のエリアとなる、ミシュランガイド京都・大阪版が発行された。
その後も国内外でエリアを拡大しており、日本国内では、2012年に北海道特別版、2013年に広島特別版、2014年に福岡・佐賀特別版、2015年には横浜・川崎・湘南特別版および兵庫特別版が発行され、今回、富山・石川(金沢)特別版が発行された。
ミシュランガイドでは、飲食店・レストランのおもてなし、しつらえ、器など、内装や外観、サービスなどを「快適度」として、 から の6段階で表されている。
またホテルの快適度は (パビリオンマーク)で表されている。旅館の快適度は(旅館マーク)で表されている。※赤で表示の場合はより魅力的であることを示す。
ミシュランガイドの調査はミシュランの社員であり、ホテル・レストラン業界の専門知識を持つ専任のミシュランガイドの調査員達により匿名で行われている。
その際、料理やサービスの勘定を一般と同じように全て自分自身で支払う。
料理の評価基準は、世界中どこにおいても共通である。同一の基準で判断することにより、ミシュランの星は世界中どこでも同じ価値を持つことを意味する。
すなわち、富山や石川の飲食店・レストランで一つ星がついた店は、ニューヨークまたはパリの一つ星と同じ価値を示している。
その同一の基準とは、下記5つの評価基準となる。
・ 素材の質
・ 調理技術の高さと味付けの完成度
・ 料理の独創性
・ コストパフォーマンス
・ 常に安定した料理全体の一貫性
これらの基準は全ての料理カテゴリーの評価に適用される。評価対象は「皿の上のもの」、つまり純粋な料理の評価となる。
・三つ星 medium そのために旅行する価値のある卓越した料理。
・二つ星 medium 遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理。
・一つ星 medium そのカテゴリーで特においしい料理 また、星が付かない飲食店・レストランの中でもコストパフォーマンスが高く上質な料理を提供する飲食店・レストランにビブグルマンマークがつけられている。
ビブグルマンについて
ミシュランのコーポレートキャラクター「ビバンダム」ことミシュランマンの顔がシンボルマークとなっている。
ビブグルマンのコンセプトの始まりは、1954年のフランス版ガイドに登場した赤い“R”である。
1992年からは“Repas”に代わりヨーロッパ各地のミシュランガイドで「丁寧に作られた質の良い食事を手ごろな価格で提供するレストラン」を示すようになった。
1997年にはミシュランの象徴、ミシュランマンの顔を使ってビブグルマンのマークが作られた。
以来、ビブグルマンは良質な料理を手ごろな価格で楽しめる店を紹介する役目を担うことになった。世界で発行されるミシュランガイドにはほぼすべてビブグルマンが掲載されており、海外ではすでに多くの読者に親しまれている。