ジオテクノロジーズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:八剱洋一郎)は9月17日、地理空間情報とテクノロジーの進化を通じた新たなソリューションの創出を目的に、Googleとの資本業務提携に合意。開発協業を開始した。
この協業により、ジオテクノロジーズは日本市場に於ける地図データと開発力を提供。これにGoogleが有するグローバル規模の地理空間情報プラットフォームとAIを組み合わせることで、社会に価値あるサービスを提供することを目指すとしている。
なお協業の背景は、ジオテクノロジーズが設立から約30年を経て高品質な地理空間データの維持と提供し続けてきたが、そうした地理空間データは近年、モビリティ、物流、防災、観光など多様な分野で活用され、日常生活に不可欠なインフラとして役立っている。
しかしその一方で、高精度なリアルタイムデータ提供へ対する需要が高まってきていることがある。特に日本国内の地図情報は高度な発展を遂げたことにより、カーナビゲーションや都市型モビリティ支援など独自の応用市場が拡大している。
そうしたなかで両社はそれぞれが持つ技術と専門知識を融合することで、日本国内市場でのGoogleマップなどの地図情報インフラを高度化すること。AIを活用した地図データベース開発を効率化していくこと。自動運転・安全運転分野のソリューション強化を確立させることなど、今後は幅広い分野での技術革新を加速させていきたい意向という。
またジオテクノロジーズ単体としては、同出資を活用して研究開発体制を強化すること、併せて人材採用を拡大していくことを介して、新たなサービスの市場への挑戦を促進させていきたい考えだとしている。
より具体的にジオテクノロジーズで代表取締役社長を務める八剱洋一郎氏は、「Googleとの関係は、約10年前に当社の地理空間データ活用に関する検討から始まり、その後の正式契約を経て、数度の契約更新を重ねる中で、同社からの厚い信頼をいただくに至りました。
この度、従来の地理空間データ提供という枠組みを超え、Googleとの戦略的パートナーシップへと関係を深化させることができ、更に同社からの戦略的投資をお受けすることが決定いたしました。
この投資により、当社が目指す社会インフラとしての地理空間データ・人流データの活用が大きく加速されます。また、Googleが有する生成AIをはじめとする先進的な技術・知見を活用することで、当社の成長戦略をより力強く推進できると確信しています。
Googleにこのような重要な決定をして頂けたことを、心より光栄に思います。今後も両社の協力関係を通じて、社会に価値あるサービスを提供してまいります」と述べている。
ジオテクノロジーズ株式会社
本社所在地:東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス
代表者:代表取締役社長 八剱 洋一郎
設立:1994年5月1日
事業内容:オートモーティブビジネス/エンタープライズビジネス/マーケティングビジネス/コンシューマービジネス
コーポレートサイト:https://geot.jp/