タクシー事業のニューモ、AI時代の新法人「夢洲交通」を設立へ

大阪府内でタクシー事業を展開するニューモ(newmo/東京都港区、代表取締役 青柳直樹)は、新法人「夢洲交通(ゆめしまこうつう)」を設立した。

この新法人の設立に合わせて、森ノ宮エリアに新たに「夢洲交通 森ノ宮営業所」を今秋オープンさせる。また同発表と同時に新会社サイトを公開。Web上で採用募集を開始した。

上記の森ノ宮営業所は、広々とした空間設計と大阪市中心部へのアクセスの良さが特徴。新設営業所として、若手からベテラン、女性など乗務員やスタッフが快適に働ける環境を整えていく。2025年11月にプレオープン、12月にグランドオープンを予定している。

newmoは、“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現を目指して2024年1月に設立したモビリティスタートアップ。現在、大阪府内で3社のタクシー事業者をグループに迎え、タクシー車両は約1,000台、従業員数1,500人を超える体制で、タクシー・ライドシェア・配車アプリ等の事業を展開している。

そうしたなかでタクシー事業では、AIを活用した業務のDXや、オペレーションの集約・統一による経営効率化、採用の拡大などに注力し、newmoの経営参画後は月次の採用数が従来の3倍に伸長・車両稼働率が向上するなど、事業の拡大を進めてきた。

今回、新たに設立した夢洲交通では、newmoが培ってきた「タクシーDX」の知見を注ぎ込み、AIツールの活用を前提にゼロから業務フローを見直した「AI時代のタクシー営業所」の実現を目指す。

タクシー乗務員や内勤スタッフの日々の業務に於いては、テクノロジーを活用し業務の効率化を進めることで、「人にしかできないサービス」「心のこもったサービス」により集中できる環境を作っていくという。

ちなみに新法人名を「夢洲交通」とした理由は、夢洲(ゆめしま)は大阪湾の人工島で、これまで多様な開発計画に翻弄されながらも、現在は2025年 大阪・関西万博の開催地として注目を集めてきた背景がある。

そこで新法人では、未来志向のテクノロジー実験場でもあるこの場所の名を借り、大阪の次世代交通を担う挑戦の象徴として、「夢洲交通(但し、タクシーのサービスブランドは〝未来都(みらいと)〟を用いる)」としたという。

夢洲交通 公式サイト(ドライバーの応募)
https://yumeshima-kotsu.co.jp/

内勤・スタッフ募集 求人情報
https://herp.careers/v1/newmo/requisition-groups/e405c289-b1e6-4803-8da5-2fc9979e411e

夢洲交通の代表を努める井本陽子氏は、夢洲交通は、タクシーの新たなスタンダードを創るための挑戦拠点です。

私たちは、AIやテクノロジーによる効率化を徹底しながら、ドライバーやスタッフ一人ひとりが〝人にしかできないサービス〟に集中できる職場環境を整えています。

単に働きやすいだけではなく、〝やりがい〟や〝誇り〟を感じられるような、新しい時代の仕事のあり方を、この森ノ宮から形にしていきます。

これまでタクシー業界に縁のなかった若い世代や女性の方々に、安心して飛び込んでいただけるよう、制度や文化もゼロから考えています。

風通しのよいフラットな組織で、経験よりも意欲を尊重し、共に未来の交通をつくる仲間としてお迎えします。

〝夢洲〟という名に込めたのは、過去の歴史に学びながらも、変化を恐れず、挑戦を続ける場所でありたいという想いです。

夢洲交通から、新しい働き方と、新しい移動体験を、一緒に生み出していきましょう」と話している。

夢洲交通 会社概要
会社名:夢洲交通株式会社
代表取締役:井本陽子
所在地:大阪府大阪市城東区永田二丁目8番16号
設立:2025年7月
資本金:1000万円
事業内容:一般乗用旅客自動車運送事業(タクシー)