名鉄自動車整備ら、自動運転車両のメンテナンス体制構築で協定

名鉄自動車整備(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:舟橋雅也)、アイサンテクノロジー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤淳)、A-Drive(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡部定勝)の3社は、自動運転車両の運行に伴う整備・定期メンテナンス体制の構築に向けて、2025年5月に協定書を締結した。

3社による締結の背景には、自動運転の実装が推進され、技術やシステムが進化していく中、自動運転車両の運行に伴う整備・定期メンテナンスに関する統一された基準や体制の確立が課題となってていることがある。

そこで、中部圏内で自動車整備事業を展開する名鉄自動車整備、自動運転システムを販売するアイサンテクノロジー、自動運転ワンストップサービスを提供するA-Driveの3社が協定を結び連携することで、自動運転レベル4(特定の限定走行環境条件下で自動運行装置が運転操作の全部を代替する)向け自動運転車両のメンテナンスサービスの実装に取り組むと共に、全国展開を見据えたスキーム構築を目指す。

具体的な協定内容は、自動運転レベル4に対応する特定整備工場の整備体制の確立をはじめ、車両センサーおよび制御システムなどの高度整備作業に関する定期メンテナンスサービス構築、専門人材の育成、そして予防整備に向けたデータ連携など、各社の知見とリソースを生かした包括的なサービス体制の構築を推し進めていくとしている。なお、更なるサービスの詳細・提供開始時期は、改めて案内したいと3社は結んだ。