日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川廣人)は9月19日、同社のグローバル生産累計が1億5,000万台を突破したことを発表した。
グローバル生産累計1億5,000万台への到達過程は、1933年の創業以来のこと。延べ73年の歳月をかけて、2006年にグローバルで累計1億台を生産に到達。その後、約11年間で5,000万台を生産した。
なおこの生産累計の達成にあたり、日産自動車は同日、神奈川県横須賀市の生産拠点である追浜工場で、グローバル累計1億5,000万台生産の記念式典を行った。
式典の舞台となった追浜工場は、ブルーバードとセドリックの生産を皮切りに1961年に操業。現在の生産能力は、年間24万台。1億5,000万台のうちおよそ11%にあたる1690万台を生産したと云う。
そんな追浜工場の式典では、横須賀市長の上地克明氏を招き、CEOの西川廣人氏と、CCOの山内康裕氏が挨拶を行なった。
筆頭に登壇した西川廣人CEOは、「この記念すべき式典に集まって頂いた従業員の皆さん、サプライヤーの皆さん、販売会社の皆さん。
また何よりも地元横須賀市から、上地克明市長にお越し頂き、心より感謝致します。
この累計台数の達成は、84年の長い道のりを従業員、販売会社、サプライヤー、地域の方々など、世界中の全ての関係者の方々の努力とサポートによって得られたものであり、まさに多くのお客さまが、当社のクルマをご愛用頂いた結果です。
日産は今後も、お客さまに満足頂ける車を引き続きご提供していきたいと思います」と語った。
対して山内CCOは、「84年間の長きに亘り、日産自動車が存続出来た理由は、これまでの1億5,000万台分の暖かいご支持があってこそです。
区切りとなった1億5,000台を超えて、ここ追浜工場では、新たな1台・1台を新型リーフが担いますが、日産全社で皆さんをサポートし、一緒に高品質のリーフを、より多くのお客様にお届けしたいと思います」と述べた。
また来賓の上地市長は、「世界をリードする新型リーフが追浜で生産されていくことに、横須賀市民の1人として嬉しく思います。
皆さまと共に新型リーフが世界を席巻することに夢を馳せつつ、お祝いのご挨拶に代えさせて頂きます」とコメントした。
ちなみにグローバル生産累計1億台を達成した2006年時点では、グローバルで生産された車両のうち76.5%が日本国内で生産されたものであった。
しかしその後、中国や米国を中心とする海外での生産が直近の11年間で加速し、この期間に生産された5,000万台の海外生産比率は76.5%を占めている。