HS、RC、RC F、NX、LSは、外板色や内外装の意匠変更、機能向上を実施し商品強化
トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、社長 : 豊田章男、以下、トヨタ)傘下のLEXUSブランドは、CT200hに特別仕様車“Cool Touring Style”を設定すると同時に、HS、RC、RC F、NX、LSでも一部仕様改良を実施した上で、全国のレクサス店舗を通じて8月25日から各車を発売した。
具体的には、CT200h特別仕様車“Cool Touring Style”は、CT200h “version C”をベースに、LEDヘッドランプとLEDフォグランプを標準設定。
さらに、フロントのスピンドルグリルのロアモールをメッキ加飾にすると共に、専用ハイグロス塗装の17インチアルミホイールを採用し、クールかつ走りのイメージを強調している。
対して内装は、ファブリックとL tex(エルテックス)*1素材による2トーンのシートとし、外板色は全10色を設定。
また、ボディカラーとのコントラストが際立つブラックルーフをオプション選択可能にし、各車の洗練度を大きく高める仕様とし、さらなる磨きを掛けてきた。
ちなみに日本国内のセールス面に於いて、プレミアムブランドとしてのLEXUSの満足度は、現段階でライバルを出し抜き、抜群の安定感を見せている。
例えばJ.D.パワーによる「2016年日本自動車セールス満足度調査・ラグジュアリーブランドセグメント」で、2位ボルボ(726ポイント)、3位アウディ(697ポイント)、4位メルセデス・ベンツ(681ポイント)、5位BMW(676ポイント)を抑えてレクサス(744ポイント)がトップスコアをマークした。
しかしブランドストーリーの結晶でもある「LEXUS」そのものの価値提供という面に関しては、先の1月、デトロイトで行われた北米モーターショーのプレス向けプレゼンテーションの席上で、豊田章男社長自らが「BORING LEXUS(退屈なレクサス)」からの離脱を宣言した。
レクサス独自のブランドバリューを、ハードウエアという面に於いても「退屈」と云うレッテルを打破し、セールス面と同じく、他車に並ぶことのない独自価値を打ち立てることができるのか。プレミアムブランドとしての確固たる地位を目指すLEXUSの挑戦は、今日も続いている。
CT200h特別仕様車 装備一覧
【装備名】
– LEDヘッドランプ(ロービーム/オートレベリング機能付)/- LEDクリアランスランプ(デイライト機能付)+LEDフロントフォグランプ
– フロント スピンドルグリル(メッキロアモール)
– 215/45R17タイヤ&アルミホイール(専用ハイグロス塗装)
– ファブリック/L texシート(運転席・助手席ヒーター付)
– シートカラーレッド&ブラック(レッドステッチ)、スレートグレー&ブラック(グレーステッチ)
– ブラックルーフオプション
HS、RC、RC F、NX、LSの主な改良内容
【対象車】HS、HS250h
– 外板色は、新設定のグラファイトブラックガラスフレークを含む全10色を設定。
– HS250h(標準)のシート表皮に、ファブリックとL texのコンビシートを新たに採用。
– 車庫入れなどの運転時、障害物の接近を表示とブザーで知らせるクリアランスソナーを標準設定。
– フロントグリルに装着した超広角カメラで、左右の車両や歩行者の確認をサポートするワイドビューフロントモニターを標準設定
– 「LEXUS Apps*2」や「マップオンデマンド*3」等で高速データ通信が可能となるLTE*4通信に対応。
【対象車】RC
RC350 “version L”<オプション装着車>
– 外板色は、新設定のグラファイトブラックガラスフレークを含む全10色を設定。
– 18インチアルミホイールと19インチアルミホイールの本体色を、ダークメタリックへ変更し切削光輝とし、精悍さを高めた
フロントのスピンドルグリルのカラーリングをスターライトブラックガラスフレークに変更(“F SPORT”専用グリルは除く)。
– フロントのパフォーマンスダンパーを、RC200tに加えてRC350にも標準設定。
– 「LEXUS Apps」や「マップオンデマンド」等で高速データ通信が可能となるLTE通信に対応。
【対象車】RC F
RC F<オプション装着車>
– 標準設定のアルミホイールの意匠を7本スポークへ変更
– “F”モデル用に開発したNAVI・AI*5-AVS*6を標準設定。ショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御し、ロール姿勢の最適化とステアリングレスポンスの向上を図ることで、優れた操縦安定性とフラットな乗り心地を両立。また、ナビゲーションのコーナー情報から予め制御を行うことで優れた旋回性能も確保。
– エンジンコンパートメントブレースを取り付けるブラケットをアルミダイカスト製に変更し、フロントのボディ剛性を強化。
– NAVI・AI-AVSの設定とボディ剛性強化に伴い、電動パワーステアリング(EPS*7)およびTVD*8(オプション設定)のチューニングを実施 。
– 「LEXUS Apps」や「マップオンデマンド」等で高速データ通信が可能となるLTE通信に対応。
【対象車】NX
NX200t “F SPORT”
– 外板色に、新設定の“F SPORT”専用色ラヴァオレンジクリスタルシャインとヒートブルーコントラストレイヤリング(オプション設定)を含む全12色を設定。
– 内装色は、ラヴァオレンジクリスタルシャインを選択した場合、オレンジステッチを施した“F SPORT”専用ブラックとなり、ヒートブルーコントラストレイヤリング(オプション設定)を選択した場合、ブルーステッチを施した“F SPORT”専用ブラックとなる。
-「LEXUS Apps」や「マップオンデマンド」等で高速データ通信が可能となるLTE通信に対応。
【対象車】LS
LS600h “version L”
– 外板色に、新設定のグラファイトブラックガラスフレーク、アンバークリスタルシャイン*9、ディープブルーマイカ*9を含む全11色を設定。
– AMラジオが聴きとりにくい地域でも、FM放送でAMラジオの番組が聴けるワイドFM*10対応。
*1 L tex(エルテックス)は本革に近い風合いと手触りを追求した合成皮革。
*2 スマートフォンのようにアプリをナビゲーションシステムにダウンロードし利用できるG-Linkのサービス。
*3 全国の主要道路や、ナビに登録した自宅および設定した目的地周辺の地図更新部分を、ネットワークを通じてナビゲーションシステムに配信するG-Linkのサービス。
*4 LTE Long Term Evolution
*5 AI Artificial Intelligence
*6 AVS Adaptive Variable Suspension system
*7 EPS Electric Power Steering
*8 TVD Torque Vectoring Differential
*9 “F SPORT”以外に設定
*10 ワイドFM(FM補完放送)は、AMラジオの放送対象地域において、「都市型難聴」「外国波混信」「地理的・地形的難聴」「災害対策」を目的に整備されたAMラジオを補完する放送。ワイドFM対応局に限りFM周波数帯(90.1~95MHz)でAMラジオの番組を聴くことが可能。
LS
今回の改良で価格の変更はない
CT車両情報
http://lexus.jp/models/ct/
HS 車両情報
http://lexus.jp/models/hs/
RC 車両情報
http://lexus.jp/models/rc/
RC F 車両情報
http://lexus.jp/models/rcf/
NX 車両情報
http://lexus.jp/models/nx/
LS 車両情報
http://lexus.jp/models/ls/