Fixx、ヤマダデンキのカーライフサービス網への参画を表明


クルマの出張整備を担うFixx( 本社:東京都新宿区、代表取締役:大塚 裕斗 )は4月24日、ヤマダデンキ( 本社:群馬県高崎市、代表取締役社長:上野 善紀 )の「ヤマダ・モビリティ・ビジネス・プラットフォーム」(YMBP)に参画する。

ちなみに上記「YMBP」とは、来るべきクルマの電動化時代の到来を前提に、ヤマダデンキの全国約1,000店舗に跨がるデジタル連携網を活用し、車両購入からメンテナンス、保険、レンタカー、ロードサービスまで、カーライフをワンストップでサポートする新たなサービス提供を指すもの。

それはヤマダデンキによると、専用アプリ「ヤマダマイくる」を通じて、予約・決済・情報管理が簡単に行え、より便利で快適なカーライフの提供を意味する。

これにより自社独自の安心と信頼のサービス体制を構築、顧客の自動車生活を微に入り細に入り、サポートしていくものだと述べている。

対してFixxは、自動車整備を含む20兆円( 自動車整備領域は約6兆円市場 )のアフターマーケット市場を睨み、全国47都道府県での自動車に関わる『出張整備サービス』の提供を介して、自動車整備士の地位向上を標榜するスタートアップ企業。

先の2025年2月には、独自の自動車整備工場を新規拠点として沖縄県宮古島市でオープンさせ、海外の整備士人材の活用にもチャレンジしている。

一方で、日本国内の自動車整備業界は「整備工場の減少」「整備士不足」「後継者不足」などの深刻化し、複数の課題に直面している。

またそんな自動車整備事業の俯瞰範囲を更に広域へと押し広げると、同分野も100年に一度の大変革期を迎え、〝EV化による安全保全〟〝自動運転化による安全性の亜の向上〟〝通信機能を利用した車両性能の改善(OTA=Over-The-Air)〟などで、整備士の役割にも大きな変化が求められている。

そこでFixxは、今回のYMBPへの参画によりヤマダデンキの顧客基盤に対し、Fixxが抱えるプロ整備士約600名の整備士が顧客の指定場所で自動車整備を提供することで、サービス領域に貢献したい考えだ。

より具体的には、YMBPの顧客に対して待ち時間・移動時間のないメンテナンスを提供しながら、自動車整備士の副業・フリーランス化により所得向上・待遇改善に寄与できると考えているという。

加えて2025年6月からは”出張整備”に関する規制緩和により作業領域の拡大が見込まれており、事業分野の領域拡大も見据えているようだ。

会社概要
企業名:株式会社Fixx
所在地:東京都新宿区東京都新宿区西新宿2丁目6−1新宿住友ビル18F グロース新宿
代表取締役社長:大塚 裕斗
設立:2022年9月
資本金:100,000,000円
HP:https://fixbox.jp/