国土交通省が公益財団法人交通事故総合分析センター( ITARDA / イタルダ )を事務局として設置している「事業用自動車事故調査委員会」は、調査報告書を分かり易く纏めた啓発コンテンツを作成し、今年1月と3月に運送事業者関係団体等に配布した。
加えて7月に公表した「事業用自動車事故調査委員会10 年総括」にある「再発防止策の浸透策」の一環として、再配布要望など大きな反響があったコンテンツ(啓発マンガや動画)を、上記ITARDAのホームページで公開した。
ちなみに(公財)交通事故総合分析センターは、交通事故と人間、道路交通環境及び車両に関する総合的な調査分析研究並びにその成果の提供等を通じ、交通事故の防止と交通事故による被害の軽減を図り、安全、円滑かつ秩序ある交通社会の実現に寄与することを目的に、平成4年(1992年)3月5日付で、内閣総理大臣・運輸大臣・建設大臣が設立許可者となって設立された。
従って公開中の啓発用コンテンツは、運行管理者講習などに於いて、「事業用自動車事故調査報告書」の内容を紹介・啓発するために使用されている。
より具体的には、事業上の運行管理者が勤務するドライバーへの安全運転教育や事故防止への取り組みに活用することを目的としているものであり、掲示コンテンツの著作権は、国土交通省管轄の(公財)交通事故総合分析センターに帰属するものであることをくれぐれも留意されたい。
最後に国土交通省では、「引き続き、事業者・ドライバーの皆様に、分かり易く活用しやすいコンテンツの提供に努めて参ります」と結んでいる。
【掲載概要】
1. 掲載先
ITARDAホームページ > 事業用自動車事故調査委員会
事業用自動車事故調査委員会(ITARDA/イタルダ)紹介ビデオ
*研究・統計資料の利用は原則として一般会員登録して利用する。
2. 掲載内容
[1]啓発マンガ
THE CASE STUDY その時ドライバーに何が起こったのか
第一弾(令和7年1月発行)
・貸切バスの横転事故(静岡県小山町)令和4年10月発生 他2事案
第二弾(令和7年3月発行)
・中型トラックの追突事故(山形県東根市)令和3年10月発生 他2事案
[2]啓発動画
・大型乗合バスの追突事故(北九州市小倉北区)令和3年8月発生 他2事案