米スバル、航続距離480km超の新型CUV「アンチャーテッド」を公開

スバル・オブ・アメリカは(SOA/ニュージャージー州カムデン発/本社:ニュージャージー州カムデン、CEO:堀洋一)は7 月 17 日(米国ニューヨーク州発)、ニューヨーク市で新型EVの「スバル・アンチャーテッド(Uncharted)」を発表した。

この新型コンパクトクロスオーバーEVは、スバルが北米での市場拡大を目指すためのEVラインナップの最新モデルとなる。

スバル・アンチャーテッドは、最大出力338馬力、時速0~60マイル(約96km/h)加速5秒未満の小型スポーティCUV (クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)で、約30分で10%から80%まで急速充電が可能、

殆どのモデルにシンメトリカルAWDを標準装備、1回の充電で300マイル(約480km/FWDモデルでのメーカー推定値、AWDモデルでは約450km<280マイル>以上)以上の走行が可能。この新型2026年型スバル・アンチャーテッドは、2026年初頭に全米で販売開始予定だという。

スバル初のコンパクト電気クロスオーバーとして登場したアンチャーテッドは、「地図に載っていない、未知の」を意味する車名に倣い、運動性能の高さと運転の楽しさを表現し、ドライバーと、その乗員を新たな冒険の世界へと誘うモデルとなる。車種ラインは、プレミアムFWD、スポーツ、GTの3グレードが用意される。

あらゆる旅に応えられるポテンシャルを備える

2026年モデルのスバル・アンチャーテッドは、ダイナミックで効率的なパフォーマンスを重視し、フロントとリアの車軸に配置されたデュアル電動モーターから最大338馬力を発揮する。

また、レスポンスに優れたハンドリングと、スバル独自にチューニングされたサスペンションが、これらをバランス良く融合させている。

例えばソルテラEVとの比較で新型スバル・アンチャーテッドは、全長が約7インチ短いものの、2列目シートの後ろに25立方フィート以上の荷物スペースを確保している。

街乗りでは、スバル・アンチャーテッドの最小回転半径はクロストレックとほぼ同じで、非常に機動性に富む。

74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載したスバル・アンチャーテッドは、どのような旅のプランにも応えられるだけの航続距離を持つ。

スポーツおよびGTモデルには、X-MODE®を備えた標準のスバル シンメトリカルAWD、最大290マイルの予想航続距離、およびヒョンデ・コナEVやキア・ニロEVを上回る338馬力のパワーユニットが搭載される。

手頃な価格と航続距離を重視する購入者向けに、エントリーレベルのアンチャーテッド プレミアムFWDモデルが限定数で提供される。これは前輪駆動のみで、より低価格で推定300マイル以上の航続距離と221馬力を提供する。

スバルのエンジニアは、広範囲にわたるシャーシ開発を通じて、アンチャーテッドの優れた直進安定性、ハンドリング、および砂利、土、雪などの緩い路面でのグリップ性能を実現させた。

それは軽量で剛性の高い高強度鋼、床下バッテリーの構造の最適化、空力特性の強化、および特別に調整されたサスペンション部品等を駆使することで、オンロードとオフロードでダイナミックなパフォーマンスを発揮する。

シームレスでスマートなテクノロジーを多数搭載

2026年型スバル アンチャーテッドの車内には、ワイヤレスApple CarPlay®とAndroid Auto™に対応したインフォテインメント用14インチタッチスクリーンが標準装備される。

フロントセンターコンソールには、スマートフォン用ワイヤレス充電スロットが2口標準装備され、後部座席の乗員用にはUSB-C充電器が2口装備され、長距離ドライブでも多くのデバイスを充電できるようにしている。

標準のNACS充電ポートは最大150kWの速度に対応しており、全米15,000箇所以上のTesla Superchargerステーションで便利な急速充電オプションの利用が可能。

寒冷地では、オンボードのバッテリープレコンディショニングシステムのおかげで、30分程度あればバッテリーを10%から80%まで充電できる。自宅では、11kWの高速オンボード充電器でレベル1とレベル2の両方の充電互換性に簡単にアクセスできる。

2026年型スバル アンチャーテッドには、プリクラッシュブレーキ、フロントクロストラフィックアラート、ブラインドスポットモニター、車線逸脱警報、緊急停止アシスト、アドバンスドアダプティブクルーズコントロールなど、EyeSight®ドライバーアシストテクノロジーも搭載されている。パノラミックビューモニター、トラフィックジャムアシスト、レーンチェンジアシストも利用可能だ。

アンチャーテッドには、ヒーター付きフロントシート、ヒーター付きドアミラー、ワイパー除氷装置を含むオールウェザーパッケージを装備。最大5人の乗客がアクティブに活動できる効率的なパッケージングを維持しながら、クリーンでスポーティなエクステリア&インテリアデザインを施した。

そのエクステリアは、クリーンでシームレスなフロントフェイス、ハイコントラストで凝縮された塊感のあるボディによって、先進性やスポーティさ、さらにアクティブでタフなイメージを表現。

フロントに2026年型ソルテラおよびトレイルシーカーと共有のスバルの照明システムを搭載。アンチャーテッド GTでは、コントラストの強いツートンルーフ(オプション)も用意される。

リアでは、洗練されたコンビネーションランプ、ブラックのバッジ、高いベルトライン、シームレスなリアデザイン、シルバー塗装のリア下部フェイシアがアンチャーテッドの存在感を高めている。併せて全輪駆動モデルに用意されるロープロファイルルーフレールは荷物の積載量を大きく増やすことができる。また足元は18インチまたは20インチの新デザインを施したホイールを装着した。

インテリアは、インテリアデザインは、インパネまわりの造形をすっきりとした横基調とし、開放的で居心地のよい空間を表現。さらに、アンチャーテッド専用のオレンジ色の加飾を施しました。

より具体的にはシャープな水平ライン、専用のオレンジ色のインテリアアクセント、ソフトタッチ素材、そしてアンチャーテッド GTとスポーツではオプションのスバル スターテックス®インテリアアップホルスターが広々としたキャビンを強調する設えとした。

後部座席の乗員は、スバル クロストレックに匹敵するゆとりあるレッグルームを楽しめ、アンチャーテッド GTにはヒーター付きアウトボードリアシートが標準装備されている。なお気になる価格と詳細等の仕様は、2026年初頭の発売が近づいた時に発表される予定としている。