「企業・業界」カテゴリーアーカイブ

ルネサス、人工呼吸器のシステムソリューションを提供

世界各地で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大し続け、多くの地域で患者が病院の収容能力を上回り、同事態を解決するため各国政府並びに医療関係者による努力が続けられている。しかし依然、人工呼吸器が大幅に不足している状況が改善されない環境にある。

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コロナ禍で「第3回TOMODACHIホンダプログラム」が中止に

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は歴年、同社がスポンサーとなって実施。今年も2020年8月15日から29日までの日程を組んでいた「第3回・TOMODACHI Hondaグローバル・リーダーシップ・プログラム」を中止する。

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トヨタ、欧州研究開発拠点の会社名をTGR-Eに

トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は4月20日、欧州研究開発拠点のトヨタモータースポーツ有限会社(TOYOTA Motorsport GmbH、以下、TMG)を「TOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH(以下、TGR−E)」に社名変更すると発表した。

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独フォルクスワーゲン、世界生産の段階的な再開構築へ

世界各国に点在するフォルクスワーゲン(VW)乗用車ブランドの車両工場群は、先のコロナ禍による影響を撥ね除け順次、世界生産体制の再構築へと動き出す。(坂上 賢治)

まず同社は、中国へ車両生産用の部品を供給するべく、4月6日から独ニーダーザクセン州ブラウンシュバイク工場と、ヘッセン州カッセル工場で段階的な部品生産工程に入っており、これに続いてニーダーザクセン州ザルツギッター工場、ザクセン州ケムニッツ、ハノーバーのコンポーネント工場。さらに4月14日からはポーランド工場での工場稼働を再開させてきた。

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アウディ、車体鋼板工場で社会連帯を呼び掛けるコンサートを実施

アウディは、世界がコロナ禍に立ち向かっている中、4月14日(日本時間15日)に独・インゴルシュタットから連帯を呼びかけるメッセージイベントを発信する。その手段はヴァイオリニスト、リサ バティアシュヴィリ氏などの著名ミュージシャンがアウディの車体プレスの工場内でコンサートを開催するというもの。(坂上 賢治)

出演者はジョージア出身でミュンヘン在住のリサ バティアシュヴィリ氏。さらに彼女の夫であり有名なオーボエ奏者のフランソワ ルルー氏と共に4月14日午後8時(中央ヨーロッパ標準時、日本時間4月15日午前3時)からステージに登場する。

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自動車工業4団体、コロナ禍に挑むメッセージを発信

日本自動車工業会を筆頭に、自動車産業関連4団体は4月10月の13時30分から、新型コロナウイルスに係る肺炎感染の拡大並びに日本政府の緊急事態宣言発令を受け、現況さらに未来に向け国内外へ共同メッセージを映像発信した。(坂上 賢治)

共同メッセージに参加したのは「日本自動車部品工業会」「日本自動車車体工業会」「日本自動車機械器具工業会」に「日本自動車工業会」を加えた4団体。

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デンソー、量子コンピュータを使う新型コロナ研究をサポート

カナダの量子コンピュータ開発企業であるディー・ウェイブ・システムズ(D-Wave Systems Inc.:本社:ブリティッシュコロンビア州、CEO:アラン・ブラッツ)は目下、自社開発した量子コンピュータを用いたクラウドサービス「Leap2」を世界に向けて展開している。そんな同社は今回、このソリューションを活用して、新型コロナウイルスの研究を行う企業や団体に対して、クラウドサービスの無償利用を促すプロジェクトを開始した。(坂上 賢治)

またプロジェクト始動に併せて同社は、過去に同社サービス利用の実績を持つ法人に対し、技術・運用面での支援を呼び掛け、これを受けた株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は3月31日、同プロジェクトへの参加を表明した。

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ホンダと広汽集団の合弁会社、当地の生産拠点を吸収合併へ

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は3月29日、ホンダの中国に於ける四輪生産販売合弁会社である広汽本田汽車有限公司(本社:広東省広州市、総経理:佐藤利彦)が、元々同社の100%出資子会社として運営していた本田汽車(中国)有限公司(以下、本田汽車)を2020年4月1日付けで吸収合併すると発表した。(坂上 賢治)

これに伴い、本田汽車(中国)は、広汽本田汽車有限公司の「広州開発区工場」に名称変更される。

ホンダは一昨年の2018年8月、中国での生産体制を見直すため本田汽車を広汽本田に6億元(当時の額面で約102億円)で売却。生産品目を中国向けに切り替える等の施策を推し進めてきた。

これを踏まえた上で今後は、日本のホンダ本社の基本方針として、来る2025年までに中国で20車種を超える電動車両を発売する方針を掲げている。従って世界を見据えた見地から生産拡充を目指すべく、体制の柔軟性をよりに高めていく狙いがあると見られる。

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三菱ふそうの燃料電池トラック、20年代後半までに量産化

三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:ハートムット・シック、以下MFTBC)は3月26日、CO2排出削減を通じた環境への取り組みをさらに加速させる。
具体的には、来る2039年迄に日本国内に投入する全ての新型車両を、走行時にCO2を全く排出しないCO2ニュートラル車にしててく計画を発表した。この取り組みに伴い、燃料電池トラックの量産化を2020年代後半までに開始する。(MOTOR CARS & NEXT MOBILITY編集長、坂上 賢治)

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GLM、自社製EVに800VのSiCインバータ搭載へ

香港ウィ・ソリューション・リミテッド(We Solutions Limited *)傘下のGLM株式会社 (本社:京都市伏見区、代表取締役社長:ジュリアン・アレクサンダー・カー/Julian Alexander Carr)は2月18日、半導体・電子部品メーカーのローム株式会社 (所在地:京都市右京区、代表取締役社長:藤原 忠信)のSiCパワーモジュールを採用して「800Vシステム対応の次世代SiCインバータ」の開発に着手する。(坂上 賢治)

ちなみにこのGLM設立の経緯は、京都大学大学院卒の小間裕康氏が2009年に、同大学の松重和美教授(現・名誉教授)が率いてコムス(トヨタ車体製)などをベースに開発・推進していた「京都電気自動車プロジェクト」に参画したことが切っ掛け。

この時期に前後して登場した 続きを読む GLM、自社製EVに800VのSiCインバータ搭載へ

日産の臨時株主総会、無配による怒号のなか前途多難の船出

日産自動車は2月18日の午前10時、パシフィコ横浜の国立横浜国際会議場(国立大ホール)で臨時株主総会を開いて、内田誠社長兼CEO(最高経営責任者)、アシュワニ・グプタCOO(最高執行責任者)ら4人を新たな取締役に選任した。(坂上 賢治)

これにより西川広人・元社長兼CEO、山内康裕・前COOらが退任。ゴーン事件に関わる役員が一掃されて、今日から新たな船出を迎えることとなった。

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日産自動車、2020年モータースポーツ活動概要

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠 以下、日産)とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、社長:片桐 隆夫 以下、ニスモ)は2月16日、日産グローバル本社ギャラリーでファンイベントを開催し、日産/ニスモの2020年のモータースポーツ活動概要を発表した。

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トヨタ自動車、GRスープラ3ℓの出力を14%アップ

トヨタ自動車は米国東部時間2月13日(日本時間14日未明)、フロリダ州デイトナでエンジンに改良を加えて最高出力を高めたGRスープラ(3.0L)を発表した。日本での発売は2020年秋以降を予定している。

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日産自動車、GT-Rの激走シーンをランデブー撮影

日産が最新「Nissan GT-R NISMO」の激走動画撮影のため、もう一台のGT-Rを高性能カメラーカーに仕立上げる

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は最新2020年モデルの「Nissan GT-R NISMO」のサーキット走行を撮影するため、もう一台のGT-Rを究極のカメラカーに仕立て、そのランデブー走行動画を2月7日に一般に向けて公開した。

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日本交通とディー・エヌ・エー、タクシー配車アプリ事業を統合へ

新体制は10万台規模に、さらなる事業展開を加速

日本交通ホールディングス傘下の日交計算センター(1977年設立)を「JapanTaxi(ジャパンタクシー)」に社名変更して(2015年)以来、新たに立ち上げた〝タクシー配車アプリ事業を率いてきた川鍋 一朗氏(日本交通会長/JapanTaxi社長)は来る4月1日を目処に、インターネット関連企業のディー・エヌ・エー(CEO:守安 功、以下 DeNA)と同事業の統合で合意した。(坂上 賢治)

この取り組みを介して両社は、互いのMaaS(Mobility as a Service)事業を強力に推し進めていく。また日本交通側は〝将来のタクシー産業を安定させていく〟こと。さらには未来の自動運転車時代を踏まえて、〝異業種との仲間づくりを、より一層加速させたい〟意向があるものと見られる。 続きを読む 日本交通とディー・エヌ・エー、タクシー配車アプリ事業を統合へ

東京オートサロン2020、幕張メッセで今年も開幕

2020年は、過去最多の来場者33万6,060人(前回比101.6%)を達成

1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、87年のタイトル変更に伴い現名称となった東京オートサロン2020(TOKYO AUTO SALON2020/主催:東京オートサロン実行委員会/東京都新宿区)が今年も1月10日の金曜日に開幕した。(坂上 賢治)

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トヨタ、東富士のスマートシティ建設をCES2020で宣言

トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は米国時間の1月6日、米国ネバダ州ラスベガスで開催するCES 2020(開催期間、1月7日~10日)に先駆け、あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」のプロジェクト概要を発表した。(坂上 賢治)

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スズキ、軽乗用車ハスラーを刷新。消費志向の変化に迎合

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏)は12月24日、都内に於いて記者発表を行い、軽ワゴンとSUV(スポーツ用多目的車)を融合させ2014年に発売した軽乗用車「ハスラー」を全面改良し、2020年1月20日から発売する。

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いすゞとABボルボ、商用車分野で戦略的提携へ

いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下いすゞ)とスウェーデンに本拠を置くABボルボ(AktieBolaget VOLVO/本社:ヴェストラ・イェータランド県イェーテボリ、CEO:マーティン・ルンドステット)は、商用車事業の戦略的提携に向け両社で覚書を締結した。(坂上 賢治)

この戦略的提携の第一弾として両社は、日本およびアジア地域での事業を強固にしていくことを目的に、ABボルボが保有するUDトラックス株式会社(以下UD、旧・日産ディーゼル工業)と、UDブランドで海外展開している事業を、いすゞ側に譲渡するための手続きを開始する。

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トヨタの〝キント〟早くも刷新、同戦略の本質を憂う

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は12月16日、新車を定額利用できるサービス「KINTO(キント)」の事業戦略を改め、新施策を打ち出した。(坂上 賢治)

その理由は、今年2月にキントがサービスインして以来(全国展開は7月から)、テレビCMなどの大規模なプロモーション展開を図っているのにも関わらず、サービスの利用実績が極めて少数(3月から11月の期間での利用申込みが950件余り)に留まっていることにある。

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