有機ELテールランプの電極基板、年間20万枚体制へ
有機EL(OLED)関連部品や光学部品などを製造販売する、厚木ミクロ(本社:神奈川県厚木市長谷366、代表取締役:上田康彦)は、本社工場に於いて「自動車用有機ELテールランプの電極基板」の生産能力を増強した。
この厚木ミクロは、ガラスと導膜のフォトファブリレーション技術の研究のため、1960年に東京都世田谷区で創業したミクロ技術研究所
のグループ企業として、世の中にまだないものをつくることを標榜してきた開発者集団。
1987年の設立以来、フォトリソグラフィーとエッチングという基礎技術による薄膜エッチングで、液晶ディスプレー、プラズマパネル、電子ペーパー、スマートフォン、有機ELなど、時代を代表する画期的な製品の開発に技術パートナーとして活動してきた。
そんな同社は近年、「自動車用有機ELテールランプの電極基板」の開発・製造に係る技術力で、国内外からの支持を受けて総投資額数億円を投じ、自動投入装置や自動受取装置を導入。生産効率も従来比で約30%向上させ、有機ELテールランプの需要増に対応した。
2025年度は約7万枚の製品生産を計画しており、数年後には年間20万枚体制の構築を目指す。
同社が、この「自動車用有機ELテールランプの電極基板」を増産した背景には、同社が製造する有機ELテールランプが、従来のLEDと比べ薄型でかつ高精細な表現が可能である点にある。
曲面への対応も容易なため、先進的なデザインを追求する欧州大手自動車メーカーからの需要が急増している。
そもそも昨今では、一部欧州メーカーのなかで、従来は高級車を中心に有機ELテールランプの採用を進めてきた経緯があるが、現在は量産車への展開を加速させている。
そうしたなか同社の電極基板は、有機ELを発光させるための電気回路となる重要部品でありること。また製造にあたってガラス基板上にクロムやアルミの金属膜を積層し、微細な配線パターンを形成できる技術に秀でている。
またそもそも同社は、先の通りミクログループ企業として、液晶やプラズマディスプレー、タッチパネル関連の加工技術で約40年の実績を持つ。
従ってクロムやアルミ、金、銀など多様な金属のエッチング技術やパターニング技術を強みとしており、他社では対応が難しい特殊な加工膜の形成が可能。
ディスプレー市場で培ってきた高精度な微細加工技術は、自動車分野でも高く評価され、納入先の欧州企業からは「代替できない」との評価を得ているという。
そこで今回の増産対応では、自動投入装置と自動受取装置の導入により、作業人員を削減するなど、生産効率の向上と人手不足への対応を両立させていく構えだ。
こうした取り組みについて同社代表取締役の上田康彦氏は、「当社は〝ないモノづくり〟を合言葉に事業活動に取り組んでいます。
有機EL分野では国内外のお客さまから高く評価され、特に欧州メーカーからは文字通り〝代替できない技術〟との声を頂いております。
有機ELテールランプの電極基板は、生産体制増強後も市場からの強い引き合いを頂いており、今後も欧州市場での需要拡大に確実に応えていきたいです」と話している。
株式会社厚木ミクロ
本社所在地神奈川県厚木市長谷366
電話番号046-248-7007
代表者名上田 康彦
資本金5000万円
設立2007年05月
https://www.at-micro.co.jp/![]()



